今、縄文が注目を集めていますが、友人がこれは
縄文の還れってことよ。争いのなかった縄文に…と
言ってました。
1万年続いた縄文時代
私たちは今、縄文人から何を学だらいいの
でしょうか
宇梶静江さんの詩集の後書きに、
このようなことが書いてあります。
『大地震とか原発事故は、人間を大きく変える力を
持ってるんじゃないか。その力を自分のものに
していく人がこの世の中を正していける人々だと
思うんです。
そういう人たちはアイヌのことから学ぶ
必要があるし、また理解できる人たちだと思う。
いまは、必要なことが豊かに表現されていない
時代です。
アイヌの叙事詩にはそれが表現されて
いるんですから。
アイヌ民族だけではないですね。
どんな民族もいにしえにさかのぼる記憶って
いうものを持っている。
その記憶を蘇らせることが力になっていく。
そういう力をみんなで作りだしたいですね。
そして、このいまの大変な時代を生き延びる知恵を
創り出したい。
私はアイヌだけれど、アイヌにこだわって
いるんじゃないの
普遍的な人間という存在が本来持っている力を
もう一度よみがえらせたいんです。
宇梶 静江』