初女さんは、「先を考えるから不安になるの
先のことは、誰もわからないものです。
今より確かなことはないの。
今を生きてください」と、言われてました。
このコロナ禍、不安を抱いている人が多いと
思います。
コロナがなかったら、今頃オリンピック特需に
沸いていたかもしれません。
本当に先のことはわかりません。
そのことを哲学者の池田晶子さんが書いていて
成程な~と思いました。
「先が見えないのは当たり前
「先が見えない不安」とは、
]人々の口癖である。
しかし、人生の先がみえないのは、
当たり前のことである。
そんなのは今に始まったことではない。
人生の価値は、生活の安定や生命の保証に
あると思っていると、そのこと自体で、
人は萎えてくるように思う。
倒産から脳梗塞まで、人生には色々あるのが
当たり前だからである。
むろん、それはそれで本当に
大変なことである。
けれども、そんな大変なことどもを、
どれだけ萎えずに生き抜くことができたか、
それこそが人生の価値なのだ。
そう思っていた方が、逆に生き易いような
気がする。
池田 晶子