「いのち」って何だと思いますか?」と
聞かれたら何と答えるでしょう…
日野原先生は「命の授業」で子どもたちに
『命というのは君達の使える時間の中に
あるんだよ」と伝え、
子どものうちは与えれている時間を全部
自分の為に使いなさい。でも大きくなったら
その時間を他の人の為、社会の為に
使わないといけない。
生きてきた時間のうち、人の為に使った時間が
多い人が天国へいけるんだよ。』と話していた
そうです。
和田重正先生は、『「自分」はすなわち
”いのち”なんだ…
いのちが一番大切だということは
自分にとって自分が一番大切だということに
なります…
いのちが働くとはどういうことかを
知らないといけない。
いのちというものは、自分を拡大する方向へ
活動する性質を持っています。
そしてその活動が我々に感ずるのには
欲望という形をとります…
欲望には、クダラナイのとクダラナクナイのが
あり、いのち(自分)を大切にするというのは
クダラナクナイ欲望の為に自分を働かせること
だということになります。
自分を大事にするということは、
自分の持っているものー物でも労力でも
知恵でもなんでも出し惜しみしないで、
ひとの為に使うことだというわけです。』と
書かれています。
(一部省略しているので、分り難かったら
ごめんなさい)
佐藤初女さんは
『いのちとは生きること。
人は、誰かに仕えるために生まれてきた、と
言われますので、人のお役に立ちように
生きることです』と、言われています。
3人の方々の表現はそれぞれ違いますが
同じ方向を示しているように思います。
”いのち”とは…
ずいぶん生きてきたのに、この問いに
スパっと答えられない自分がいました。
先生方の言葉を
じっくり味わって見たいと思います。