夕方の海を見ていた。
曇っている、空には雲があるだけ
何も変わらない風景
雲が切れた。
すると突如月が現れた。
月はのぼったのでなく、そこにあったのだ。
辺りが暗くなると、海が月の光に照らされ
月の道ができた。
もう、そこは海ではなく宇宙なのだ。
私は宇宙の中にいる
遥か彼方にあると思っていた宇宙が
私の目の前にあった。
何という安らぎ
母の胎内にいたときの記憶か…
この静けさを、この安らぎを
私のいのちは知っていた
月の光は、私の目の前に一筋の道を
示していた。
信じて歩いていけばいい
あゝ宇宙に愛されていたんだ…
月の道(私の撮影ではありません~)