和田重正先生の「らしく生きる」の中に
中高生に「ウソは悪いにきまっているのに
なぜ悪いかを聞くと、誰も反応を示さない。
だから君たちはその時の都合で平気でウソを
つけるんだ。
何故わるいかという理由をよく知ったら
ウソはなかなか言えなくなるものだよ」と
書いてありました。
和田先生は
ウソには悪いウソと悪くないウソがあり
相手を思って言ったり、その場限りの楽しい
ウソを言うのは悪くないけれど、自分の
都合がいいようなことの為に人を騙すウソは
悪いウソです。
では、自分の利益の為に言うウソはどうして
悪いのかというと、大抵の人はウソは道徳的に
いけないと思っていますが、切羽詰まると
案外平気でウソを言います。
ワイロをやったり取ったりするのは悪いと
知っていてもちょっと良心に蓋をして、
得になると思う方を選び、バレそうになると
どうゴマかそうかと苦心惨たんするのです。
その場その時には得をしたことになるが
一生という長い時間と広い場所の中で考えると
ケチな根性から出たウソは絶対に損になる。
自分の利益、自分の立場、自分の見栄などを
守る為に人を騙そうとして言うウソは
自分と相手をきずつける、
その運命を悪くする。不幸にする。
だから、本当に幸せなりたい人は、ウソは
言わない方が得です。
そしてウソを言わなくていいような生活を
平常から心掛けるとよいと思いますと、
書いてありました。
得になるからと、良心に蓋をして
ついたウソが、結果不幸になると
言うことです。
この文章を打ち込みながら、何人もの
政治家の顔が浮かんできました。
みんな幸せそうな顔をしてないな~
小さい頃「ウソは泥棒の始まり」と
教わりました。
不幸な人生にならないようにという
親の知恵だっのかもしれない…