悲しいニュースが飛び込んできました。
女優の竹内結子さんが亡くなったそうです。
自死のようです。
三浦春馬さんのことが、まだ昨日のことの
ように感じられるのに…
幼いお子さんを残してなぜ…
8月の自殺者は1849人で、去年の同じ月に比べ
246人増だそうです。
なぜ、私たちの国はこんなに自殺者が多いの
でしょう。
内山興正老師は「我々が一生を生きて行く上で
一番大切なことは、まず何より生きることだ。
生命だ。」と書いています。
岡本太郎氏は「人間の目的は悟ることでは
ありません。
生きるんです。人間は動物だから」と言って
います。
詩人の谷川俊太郎さんは
「僕は若いころから「生きる」ことと
「生活する」ことを区別していました。
人間にとっては生活よりも
生きることの方が大事です。
生活するということは、
どうしても社会との関係で、
給料をもらったりとか、
人とつきあったりすることが必要でしょう?
生きるというのは、人間も哺乳類の
一つとして、命をもった存在として、
宇宙の中で生きるということ。
自分が宇宙の中の存在であると同時に、
人間社会の中の存在であるという
二重性がある…」
と、語っています。
自死する人は、死にたくて死ぬのではない
生きるのが苦しくて死ぬのだと言いますが
底なし沼にいるような苦しみも辛さも
延々と続くわけではなく、その中にあっても
必ず光は、どこかに射しています。
今は気が付ていなくても、
確かに射しているのです。