最近、行き帰りの電車では本を読むようにしています。
眠くなるまでに20ページ弱くらいは読めるので、毎日続けていると結構な量が読めてしまうものです。
音楽を聴いて寝てしまうだけではもったいないので(笑)
今は岩波文庫の「史記を語る」というのを読んでいます。
史記は司馬遷が著した中国最初の正史です。
史記が書かれた時代背景や、司馬遷の「歴史家」としての立場などが詳しく書かれていて、
非常に面白いです。
これによると、歴史は事実を正確に記述するべきである一方、
善い事を褒め、悪い事を貶めるという褒貶の意を加えて書かねばならぬ、
というのが司馬遷の基本的な立場だそうです。
単に事実をずらずら書くだけなら誰でもできるわけで、
そこに公正な批評を加えていくのが歴史家の手腕だということでしょうか。
しかしこれは結構勇気のいることで、権力者の怒りに触れることもしばしば起こりうるわけです。
司馬遷自身は友人を弁護したために宮刑という悲惨な目にあった気骨の人ですから、
まさに歴史家にはぴったりだったのではないでしょうか。
こういう本を読むとますます歴史が面白くなってきますね。
単に昔起こった出来事を知識として得るだけではなく、
その中に秘められた歴史家の意図を理解し、
さらに自分なりに批評を下せるようになれば理想的なんでしょうね。
早く続きが読みたいです。
それでは。
眠くなるまでに20ページ弱くらいは読めるので、毎日続けていると結構な量が読めてしまうものです。
音楽を聴いて寝てしまうだけではもったいないので(笑)
今は岩波文庫の「史記を語る」というのを読んでいます。
史記は司馬遷が著した中国最初の正史です。
史記が書かれた時代背景や、司馬遷の「歴史家」としての立場などが詳しく書かれていて、
非常に面白いです。
これによると、歴史は事実を正確に記述するべきである一方、
善い事を褒め、悪い事を貶めるという褒貶の意を加えて書かねばならぬ、
というのが司馬遷の基本的な立場だそうです。
単に事実をずらずら書くだけなら誰でもできるわけで、
そこに公正な批評を加えていくのが歴史家の手腕だということでしょうか。
しかしこれは結構勇気のいることで、権力者の怒りに触れることもしばしば起こりうるわけです。
司馬遷自身は友人を弁護したために宮刑という悲惨な目にあった気骨の人ですから、
まさに歴史家にはぴったりだったのではないでしょうか。
こういう本を読むとますます歴史が面白くなってきますね。
単に昔起こった出来事を知識として得るだけではなく、
その中に秘められた歴史家の意図を理解し、
さらに自分なりに批評を下せるようになれば理想的なんでしょうね。
早く続きが読みたいです。
それでは。