くじびき はずれ の 見た世界

シニア初級者というのに世間知らず。
少年のようなつぶらな瞳?
そろそろ大人の記事を書きたい毎日です。

え~い、もう一丁 紀北(和歌山県北部)でい!

2011年12月01日 21時53分04秒 | ちょっとお出かけ

近畿2府4県と岐阜県に点在する西国三十三ヶ所巡拝は
1番;那智山 青岸渡寺 2番;紀三井山 金剛宝寺 (紀三井寺)と始まり
3番が
風猛山 粉河寺と続く。

昨日の根来寺はその中には入っていないが、観光で行く場合はこの粉河寺とセットで行く人が多いほど近くにある。

大門を潜って駐車場から石畳を歩くと右に長屋川、左に御池坊(本坊)や
小さなお堂が並び中門へと向かう。
     
             

クルッと左向きになって右手に丈六堂六角堂を見て進むと本堂
             
西国三十三ヶ所最大の本堂に収められたご本尊は 千手千眼観世音菩薩

鎌倉時代には七堂伽藍、五百五十ヶ坊、東西南北各々四キロ余の広大な境内地と寺領四万余石を有していたと言うから、その勢力は絶大だったようだ。
しかしここも天正十三年(1585)豊臣秀吉の兵乱に遭遇し、偉容を誇った堂塔伽藍と多くの寺宝を焼失している。
ムチャしぃなや太閤ハン! と言いたくなる。

その後、紀州徳川家の庇護と信徒の寄進によって、江戸時代中期から後期に現存の諸堂が完成したという。

こちらの庭も有名なのだが桜の頃がとても良くてはあまり綺麗ではなかったので1枚だけ。
   

お参りを済ませて戻りながら大門中門本堂と並んで重要文化財に指定されている千手堂と、御本尊:千手観音の化身が出現したと謂れのある出現池などを眺めて周る。
            

ゆったりとした時間を過ごして紀ノ川を後に大和国への岐路に付いた。

数年前までなら2時間以上かかっていたはずなのに、京奈和自動車道のできたお蔭で半分ほどで帰って来れるようになっていた。