東日本大震災の影響を考慮して大手企業を中心に、2013年春に就職予定の学生を対象とした採用活動の開始時期を遅らせる申し合わせにより、通常の10月から12月に解禁となった。
当の学生にとっちゃ、この2か月の短縮は大きい。
朝の情報番組でも取り上げていたが、今時の就活学生はスマートホンを持っていて
フルに活用しているということだった。
一瞬、携帯電話会社とテレビ局の陰謀で、販促のための情報操作ではないかと疑った。
なんでもスマホの利用者へのインタビューによると、
「希望している企業の担当者や社員のブログなどで情報を収集している」 とか
「説明会情報を得てエントリーをしている」など。
そのエントリーも情報が流れてから3時間以内には【満席締切】になってしまうのだそうだ。
結局は大手企業に希望者が殺到しているのが現状・原因で、三流以下の企業は見向きもされていないところもあり、コチラの方もマスメディアの犠牲になっているところもありそうだ。
もっとも中小・零細企業は募集できない状況もあるのかも知れません。
大手に努めていても会社のトップクラスの手腕一つで関連企業はもとより、下請け孫請けにまで大打撃を与えてしまうことは、他にも製紙業メーカーの元会長の豪遊に起因する大損失などの事件もあったりして、宮仕えが必ずしも安泰でないことに世間誰もが危惧を感じたこの一年でした。 大手や有名企業に群がる学生の気持ちもよくわかります。
話は少し変わりますが、毎年11月(23日頃)に開催されていた大学時代の関西在住の仲の良かった者たち8人が夫婦揃って集う「八人会」が、年内に開催できなくなりました。
順番に持ち回りで幹事をしていた今年の幹事役が、「損失隠し疑惑」で問題になった光学機器メーカーの中堅で、幹事どころではない状況だったからでした。
もちろん震災に因る津波で一瞬にしてすべての物を失ったのを目の当たりにもしました。
自分に本当に合っていて、一生を注ぎ込んでもやりたい仕事をさせてもらえる会社かどうか?
大変な時期に在って藁をも縋る思いの中だとは思いますが、「とにかく入ったらなんとかなる」なんてことではなく考えて欲しいなと思いました。