リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

歩く

2005年03月10日 00時16分48秒 | 日記
経費節約と健康増進のために、スコラやホピーの家に行くときトラムには乗らず歩いています。ただ日によっては0度を切っているときもあり、頭が冷えるのでフードは必需品です。でもしばらく歩いていると結構体が温まってくるもんです。去年はこの時期歩く気がしませんでしたけど、去年より寒い今年普通に歩いているということは寒さに強くなったんですね。でもひとつだけ困ったことがあります。それは楽器です。人間は歩くと温かくなるんですが、楽器は持って歩いていても暖かくならないんですね。(笑)
家の中は20度を超えますが、外は0度前後。20分から30分あるくと、さすがのラソオマケースに入れてあっても楽器は相当冷えます。で、スコラとかホピーの家に着くとまた20度以上の部屋に入るわけです。短い時間にこれだけ温度の上下があるのは楽器にはよくないでしょうね。もちろん調弦は狂いまくり。家であわせたので、道を歩いているときは狂っていても、部屋に入ったら元にもどるはずですが、それはたぶん30分くらい放っておいたらそうなるかもしれません。でも実際はすぐレッスンや練習をするわけですから、結局調弦しなおしとなるわけです。でもそういうときは楽器や弦の温度が上がってくるとまた狂ってくるので、困ります。やはり、30分くらい前に行って、カフェでコーヒーでも飲みながら楽器が暖まるのを待つというのが最もいいんですね。よし今日からそうするか。