今月の初めに発注した、ミゲルのバロックリュート教則本、届きました。1週間とちょっとで届きましたので、イタリアの本屋にしては早い?
お値段が70ユーロもするだけに、349ページもあるなかなかの大作です。内容をざっと見てみましたが、歴史や楽器のメンテなども含む、バロックリュートに関するほとんど全てを網羅する内容です。ごく入門期の課題が若干不足しているかな、という感じがする以外は、非常に充実した内容で、バロックリュートをこれから始める人、初級段階の人、中級以上の人全てに役に立つ内容です。超おすすめ本ですよ。
圧巻なのは、本書の半分以上のページをしめる曲集。初級、中級、上級と3段階に分別され、曲数はなんと200曲にせまります。途中から急に難しくなったり、有名曲が終わりに飾られているだけというようなありがちな構成ではなく、難易度をきちんと考えて無理なく配列されています。ミゲルもよくこれだけ集めたもんです。
現代楽器の場合ですと、このくらい大がかりなメソッドはすでにいくつかありますが、リュートに関してはこの本が初めてではないでしょうか。時代は変わりつつあるのですねぇ。なお、本書におけるタブセッティングプログラムは、Djangoを使用しています。使用言語は英語です。
Miguel Serdoura
Method for the Baroque Lute
A practical guide for beginning and advanced lutenists
(Translated by Daniel Ungar)
http://www.utorpheus.com で購入可能。
お値段が70ユーロもするだけに、349ページもあるなかなかの大作です。内容をざっと見てみましたが、歴史や楽器のメンテなども含む、バロックリュートに関するほとんど全てを網羅する内容です。ごく入門期の課題が若干不足しているかな、という感じがする以外は、非常に充実した内容で、バロックリュートをこれから始める人、初級段階の人、中級以上の人全てに役に立つ内容です。超おすすめ本ですよ。
圧巻なのは、本書の半分以上のページをしめる曲集。初級、中級、上級と3段階に分別され、曲数はなんと200曲にせまります。途中から急に難しくなったり、有名曲が終わりに飾られているだけというようなありがちな構成ではなく、難易度をきちんと考えて無理なく配列されています。ミゲルもよくこれだけ集めたもんです。
現代楽器の場合ですと、このくらい大がかりなメソッドはすでにいくつかありますが、リュートに関してはこの本が初めてではないでしょうか。時代は変わりつつあるのですねぇ。なお、本書におけるタブセッティングプログラムは、Djangoを使用しています。使用言語は英語です。
Miguel Serdoura
Method for the Baroque Lute
A practical guide for beginning and advanced lutenists
(Translated by Daniel Ungar)
http://www.utorpheus.com で購入可能。