BWV995はバッハが間違いなくリュートのために書いた作品です。彼自身の手でリュートのために無伴奏チェロの曲を編曲したと言った方が多分正確でしょう。とういうようなことはこの前の投稿で書きました。
リュートのために書かれているのは間違いないんですが、問題はどうやって弾くかなんです。どうしてこんなことがおこるのかリュートの事情をご存じない方にはちょっとわかりにくいかも知れませんが、どの音をどの弦で弾くのかと言うことがきちんと明示(または暗示)されてないと演奏可能かどうかは判断できません。
リュートのソロ曲はタブラチュアという文字譜で書かれています。これは音の高さや長さは表さず、どこを押さえるかをリズムサインとともに書かれています。五線譜に書き表された、例えばミの音はリュートではいくつかの弦で音を出すことができます。ですから五線譜で書かれている音はどの弦で弾くのかはいくつかの可能性が出てきます。タブラチュア表記ではこのようなことはないのです。
ヴァイスのソロ作品は全てタブラチュアで書かれていて、彼が演奏していた弦の使い方が全て指定されています。従ってそれを守って演奏するというのが彼の意図に忠実に演奏するということになりますし、必ず効果的に演奏が可能です。もし弾けないということがある場合は、奏者の力不足ということですね。
もっともタブラチュアで書かれていたら全て演奏可能かというと必ずしもそうではありません。演奏不可能な机上の空論タブラチュアももちろん存在しえます。ずっと前にあるお方から出版したのでということでバッハのタブを送られてきましたが、これがまさしくそれでした。(笑)
リュートのために書かれているのは間違いないんですが、問題はどうやって弾くかなんです。どうしてこんなことがおこるのかリュートの事情をご存じない方にはちょっとわかりにくいかも知れませんが、どの音をどの弦で弾くのかと言うことがきちんと明示(または暗示)されてないと演奏可能かどうかは判断できません。
リュートのソロ曲はタブラチュアという文字譜で書かれています。これは音の高さや長さは表さず、どこを押さえるかをリズムサインとともに書かれています。五線譜に書き表された、例えばミの音はリュートではいくつかの弦で音を出すことができます。ですから五線譜で書かれている音はどの弦で弾くのかはいくつかの可能性が出てきます。タブラチュア表記ではこのようなことはないのです。
ヴァイスのソロ作品は全てタブラチュアで書かれていて、彼が演奏していた弦の使い方が全て指定されています。従ってそれを守って演奏するというのが彼の意図に忠実に演奏するということになりますし、必ず効果的に演奏が可能です。もし弾けないということがある場合は、奏者の力不足ということですね。
もっともタブラチュアで書かれていたら全て演奏可能かというと必ずしもそうではありません。演奏不可能な机上の空論タブラチュアももちろん存在しえます。ずっと前にあるお方から出版したのでということでバッハのタブを送られてきましたが、これがまさしくそれでした。(笑)