リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

盗っ人猛々しい

2020年01月09日 12時17分31秒 | ウソゆうたらアカンやろ!他【毒入注意反論無用】
昨夜の東京テレビWBSで、キャスターが声を少し荒げて、「ことばは悪いが、盗っ人猛々しい」と言っていましたが、全くその通りです。はい、カルロス・ゴーン被告の記者会見です。

彼は無罪の主張をしていましたが、それならそれを日本の裁判でするべきです。日本の司法のこともボロクソに言っていました。これって、法を犯して逃亡した人が言えることでしょうかねぇ。日本はどこそこの国と違って、逮捕、即死刑とか銃殺という国ではありません。なんかそこいらの国と同じように見られてしまうようで、ちょっと危機感を覚えます。

彼には日本語で言う「恥」という概念がないようです。日本人なら「お天道様が見ているからダメ」というのは誰でも通じると思うのですが。

ケチな詐欺犯人が国外逃亡したのとは訳が違います。それも仮釈放中の身です。こんなのがまかり通っていたのでは、子供の教育にも悪いです。まぁ反面教師にはなりますが・・・

日本の司法関係の方や法務大臣もすぐに会見をしましたが、これ、英語じゃないとダメです。ゴーン被告がやったように、海外メディアを即集めて英語で身振り手振りをまじえて感情的に威圧的に時に懐柔的にやらないと。またCNN単独インタビューなんかにも出て積極的に海外メディアで訴える必要があると思います。これは別にできない相談ではなく、やるといったらCNNのなんとかというインタビュアーが飛んで来ますよ。

一種の情報戦ですが、この分野は日本がとても弱いところです。対韓国の諸問題でもメディア戦略で立ち後れていました。日本には全く非がないのに(油断と手抜かりはありましたが)、このまま放って置いたら、ゴーン被告の主張が通ってしまいます。日本のお役所、司法関係の方には優秀な人が一杯いるでしょうから、語学が堪能で表現力のある方を抜擢して頑張ってほしいと思います。