リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

BWV1006a(28)

2024年10月24日 15時30分24秒 | 音楽系

ルーレの8-16小節です。

前半の終り4小節と、後半の4小節になります。

ヴァイオリン版の1006と異なり1006aには沢山の装飾音や装飾記号がつけられていますが、全てリュート式の装飾記号に書き直しています。ただリュートの装飾記号 ) はとても自由度が高く多義的です。(詳細はゴーティエなどの曲集中の解題を参照)リュートの流儀に従って自由にやってもいいのですが、バッハがトリルを指定している箇所には tr. と書いておきました。

この曲はスローテンポで一見易しそうに見えますが左手のエクステンションや確実なグリップが要求されるなど結構な難物です。


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