リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

皆さんのお陰です。(4)

2025年02月04日 15時34分39秒 | 日々のこと

高校生になって英語と国語の勉強に関して得がたい体験がありました。

同級生の I 君は小学校からよく遊んだ友達でしたが高校も一緒でした。高校二年生になったあるとき I 君が相談したいことがあるとおっしゃる。何事かと聞いて見ると、実は I 君の親戚で県内の国立大学で教授をしている人がいる。周りがその人に英語を教えてもらったらどうかと言ってくるが、自分ひとりで行くのは不安であるので一緒に行ってくれないか、ということでした。

まぁ一種の家庭教師みたいだし一緒に行って勉強すれば多少なりとも役に立つだろうと思い、その先生のご自宅がある桑名市の隣町まで毎週バスで出かけることになりました。ちなみに私の分の家庭教師代はタダでした。

先生のご自宅に着くと痩身のいかにも学者といった風情の方が出てこられて、応接室に通していただきました。そして私たち二人に英語で書かれた本を一冊ずつ渡してくれました。薄っぺらな本でしたが、いわゆる原書でこんな難しいそうな本で勉強するの!?って感じでした。本の著者はKenneth Galbrais, 本のタイトルはっきりとは憶えていませんが、Perspectiveとmongoliaという言葉があったような記憶があります。ちなみに大学に入って経済学部の学生にKenneth Galbrais の本を読んだことがあると言ったらものすごく驚いていました。実はその本の内容はあまり頭に入ってはいませんでしたが。

 


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