リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

2004年秋レオンハルト教会(2)

2004年12月02日 14時21分56秒 | 随想
 今日はこの教会で毎週行われるオルガンコンサートを久しぶりに聴きに来た。この前聴きに来たのはいつ頃だっただろうか。確か夏頃だったと思うが,そのあと日本に2回一時帰国したりしたこともあって,しばらくご無沙汰していた。この定例金曜コンサートは毎週一回,休みなしで1年を通じて行われる。いつ頃から行われているかは知らないが,毎週金曜日の6時15分になると,近所から老若男女が聴きに来る。もちろん教会に人があふれるといった人数ではないが,毎週一定数の人は必ず集まる。日本式に言えば,地域に密着した行事として定着している,といったところか。
 教会の入り口には簡単なプログラムを配る人がいて,いつものようにそれをもらう。プログラムを見ると今日の演奏者はバーゼルの学生のようだ。曲目はスベーリンク,パッヘルベル,シャイデマンそしてバッハの作品。とりわけバッハのBWV538のトッカータとフーガ(ドリア調)は好きな作品なので,楽しみだ。オルガンと演奏者がよく見えるよう2階正面の席に陣取り待つ。

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