リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

ジョスカン(続き)

2005年02月26日 01時55分42秒 | 日記
ボブの部屋に行ったら、めずらしく彼の方が先に来ていました。いつもは私の方が少し早く部屋に入っていることが多いんですけどね。休み明け最初のレッスンですので、しばらくは四方山話。話しついでに、マクロフィルムをプリントしてくれるところを場所を聞いておきました。こういうのって、みんなあまりしないみたいで、情報を知っている人は少ないです。彼によると専門の店もあるらしいけど、値段が高く、大学の図書館がいいということでその場所を教えてもらいました。でも自分でやって、1枚1フラン、うーんこれでも充分高いけどなぁ。
で、例のジョスカンですけど、例の編曲困難箇所は、彼自身は結構まともに取り組んだらしく、まったくごまかしなしのガチンコ編曲をやっていました。やっぱりそうか・・・オクターブあげて弾けるようにする可能性なども議論しましたが、結局また別の調に移調(ボブは原調でやってました)し直すことにしました。途中からアグニエスツカ(ポーランド人の歌手)に入ってもらって、ドイツの15世紀の作品の演奏を見てもらいました。この頃の声楽作品のリュート伴奏を作るのもボブのレッスンの課題の一つです。彼女にはいつも無理を言って来てもらってます。

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