リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

ほかぼかぽか

2024年03月21日 19時51分36秒 | 日々のこと

開催中の大阪場所もあと3日を残すのみになりました。今場所でもっとも注目されるのは新入幕の尊富士。今日は土がつきましたが、昨日まで全勝、あの大鵬の新入幕連勝記録にならびました。あともうひとり大の里も注目です。この二人は出世が早すぎて大銀杏をまだ結うことができません。大の里に至ってはいわゆりざん切り頭です。

一昨日でしたか、この二人が対戦しましたが、なんか横綱と大関の対戦みたいな風格を感じました。そんな中、テレビをみていましたら、金峰山という力士が気になりました。カザフスタン共和国アルマトイ州出身で、木瀬部屋のお相撲さんですが気になったのはそのしこ名の読み方です。本当は「きんぼうざん」なんですが、テレビ中継の解説の親方は「きんぽうざん」と言っていました。山も「さん」と「ざん」の二通りが考えられます。山梨県には金峰山という山がありこちらは「きんぷさん」「きんぼうざん」と二通りの読み方があります。

有名な政治家の蓮舫さんなら「きんほうさん」と読んでしまうかもしれません。蓮舫さんも某政治家が「レンポウさん」って読んでいたこともありましたね。

峰は「ほう、ぼう、ぽう、ぷ」で四通り、山が「さん」「ざん」で二通り、全て組み合わせると八通りの読み方が考えられます。角田「つのだ」「かどた」「かくた」「すみだ」「すみた」に匹敵する難読名です。


昭和レトロ喫茶店

2024年03月20日 20時50分45秒 | 音楽系

勝浦からの帰路は三重県熊野市の鬼ヶ城から少し手前にあるレトロな喫茶店に立ち寄ることにしました。鬼ヶ城は地震による隆起や風化と波の浸食によって造り出された大岩壁群でまさに奇景ともいうべき観光スポットです。国道42号線沿いなのでとても分かりやすいところに位置します。

その鬼ヶ城の少し手前には獅子岩という口を開けたライオンの頭部のような形をした岩がありこれもとても有名です。

その獅子岩がすぐ近くに望める所に件の喫茶店があります。

ここは熊野灘がすぐ眼下に開け、夏の熊野大花火大会を見るには最高のスポットになります。ここには以前2,3回立ち寄ったことがありましたが、お店の中は昭和レトロそのもので、もちろんトイレも和式。メニューも昭和の喫茶店が出していたようなばかり。定食は今から見ると量は少し少なめですがとても丁寧にいろんな種類の食材が盛り付けられていて懐かしい感じがします。

何か店内が暗いのでもしやと思いながら入り口に向かいますと、何やら張り紙が。

「近日リニューアル」ということで本日はお休み。残念賞です。どうリニューアルされるかが少し気になります。外観や内装は令和になってもいいですが、メニューだけは昭和のままでいてほしいところです。


串本儀平

2024年03月19日 20時27分53秒 | 日々のこと

今日は串本に行ってきました。勝浦から車で30分くらいで行くことができます。ロケット発射基地がある串本です。ロケット発射にちなんでロケット饅頭「そらのかけはし」が売り出されましたが、それを買いに行くのです。お店は串本儀平という屋号の和菓子屋で創業130年の老舗です。お店はあの有名な橋杭岩のすぐ近くです。

ここは3年くらい前に行ったことがありますが、実に奇景です。なんでも昔弘法大師が天邪鬼と橋を架ける賭けをしたが天邪鬼に騙されて作りかけの杭だけ残しその場をさりその結果杭だけが残ったのがこの橋杭岩だという伝説があります。弘法大師はいろんなところに現れる人です。その橋杭岩の駐車場の真向かいにその和菓子屋があります。

意気揚々お店にはいりロケット饅頭をくださいと申しましたら、店売り品はなくすべて予約販売だそうで残念ながら購入できませんでした。お話を伺うとロケット発射がアナウンスされたころから急激に売り上げが増え、店の前に列ができたこともあったとか。

テレビで大々的に取り上げられたので大体そんなところだろうとは思っていました。替わりに以前からのお店の名物うすかわ饅頭を買ってきました。甘さを抑えたこし餡の酒蒸し饅頭で、桑名のとらや饅頭ととてもよく似た味でした。とらや饅頭はその日のうちに食べないと固くなってしまいますが、串本儀平のうすかわ饅頭は3日もつそうです


紀伊勝浦

2024年03月18日 23時17分46秒 | 音楽系

今日は紀伊勝浦のホテル浦島に来ています。昨日までリサイタルで忙殺されていましたのでしばらく骨休みです。ウチを出るときは風が強く気温も一昨日や昨日と比べてものすごく寒く冬に逆戻りした感じでしたが、さすが紀州は温暖です。風もほとんどなく一昨日の桑名と変わらない陽気です。

ここホテル浦島は太平洋に突き出した岩の半島に作られた温泉施設です。温泉へは勝浦漁港から船で行きます。写真の右上奥が勝浦漁港です。

もちろん車でもいけないと不便ですが観光客は漁港から車で5分くらい離れた専用駐車場に車をあずけ、そこからシャトルバスでホテルに向かいます。バスは途中勝浦港に停車し、そこで降りて船に乗りホテルにいくわけです。バスは岩の半島をくりぬいた専用トンネルを通りホテルの玄関にも行きますので、船酔いする人はそのままバスでホテル直行です。船は数分でホテル玄関に直行しますので船酔いしている暇はないとは思いますが。

自前でトンネルをくりぬいたり半島に複数の建物があったりと施設としてはとてつもなく巨大です。洞窟から温泉が湧き出ているのを温泉施設にしたのが始まりだそうですが、岩の半島の突端にどうやって建物を作ったんでしょう?

このような巨大な温泉施設では、温泉自体は源泉かけ流しではなく塩素殺菌の循環風呂が湯場合が多いのですがここはすべて源泉かけ流しで泉質は白濁の湯、透明の湯と多彩で極上です。ホテル内の忘帰洞と名付けられた洞窟温泉は帰るのを忘れるくらい素晴らしい温泉だということで名づけらたそうです。人工的に作られた洞窟ではなく本物の洞窟です。一番先端の湯船には太平洋の波しぶきが直接当たります。


リサイタル終了!

2024年03月17日 20時46分04秒 | 音楽系

HITOMIホール(名古屋市中区葵)でのリサイタルが終わりました。お天気はややぐずつき気味でしたが沢山の方にご来場いただき大変ありがとうございました。お陰様で会場はほぼ満席になりました。

開演直前の会場の様子。

プログラムは以下の通りです。

1.アントン・ロジー(ca. 1650-1721)
  アルマンド イ短調

2.ディートリヒ・ブクステフーデ(1637-1707)
    アルマンドとジグ ニ短調(組曲ニ短調Buxwv236より)
  
3.シルヴィウス・レオポルド・ヴァイス(1687-1750 )
    ソナタ第32番ヘ長調
  (アルマンド、クーラント、ブレ、サラバンド、メヌエット、ジグ)


      ------------休憩------------
  

4.ヨハン・ゲオルク・ヴァイヒェンベルガー(1676-1740 )
      プレリュード ニ短調
      
5.ヨハン・セバスティアン・バッハ(1685-1750)
      ソナタ第2番イ短調BWV1003
      (グラーヴェ、フーガ、アンダンテ、アレグロ)

自分で言うのもナンですが、何という重量級のプログラムでしょう!25分前後の曲が2つもあるので、それぞれ途中で一度MCを入れることにしました。始めは一気に通そうかなとも思いましたが、ロジー伯の曲のあと、簡単なMCを入れてみなさんの反応を伺ったらどうもバロック音楽やリュートの音楽は初めてという方が多いみたいに感じましたので、方針を変えました。

実は今回一番懸念していたことは・・・フットペダルの操作でした。フットペダル必須なのはバッハのソナタ第2番のフーガです。なにしろ5ページにわたる楽譜ですので、iPad2枚でも2回フットペダル踏まなければなりません。私、実はこれが大の苦手なんです。暗記してある当該ページ最後1小節を弾きながらフットペダルの位置を確認してペダルを踏む、ということなんですが、やることが多すぎて演奏に集中できなくなりおっこってしまうのです。今回は無事ページめくりのときは落ちませんでしたが、2回目はその少し先で少しとちってしまいました。どなたか舞台袖で楽譜を見ながらBlutetooth接続のフットペダルの操作をお願いできないものでしょうかねぇ。

ともあれ無事リサイタルが終了致しました。お越し頂いた方には重ねて御礼申し上げます。


明日の準備

2024年03月16日 23時15分39秒 | 音楽系

明日はリサイタルですので、練習はもちろんしましたが、忘れ物をしないように注意しないといけません。

まずiPad。ページターナーも忘れてはいけません。予備の電池も。紙の楽譜だと簡単ですが、電子化すると持ち物が増えました。そしてもしものときのために紙の楽譜の出力も欠かせません。

楽器を忘れてはいけません(笑)が、予備の弦、予備のフレット、半田ごては必需品です。これらはどんな小さなコンサートでも必ず持っていきます。必要がないといえばないのですが、でもいままでに実際にお世話になったことがあることはあるので持っていかないわけには行きません。まぁ一種の保険みたいなものです。あと足台と譜面台も。譜面台は会場備え付けのものでいけなくはないですが、重いiPad2枚を乗せるのでしっかりした物でないといけません。あと販売用の品も欠かせません。これで稼ぐんです!なんちゃって。

音楽事務所から連絡がきまして、予約の状況を聞きましたが、8割近い席が埋まっているとのことでした。今回はプレイガイド、ネット販売などいつもより出足はよかったので期待が持てます。定員は110名なので入れない人が出て来たらどうしましょう。ってそんなことはないか。(笑)


来ましたが・・・

2024年03月15日 12時48分27秒 | 音楽系

昨日attiorbatoの通関書類を郵送しましたが、手続きや税金の支払い方法がわからないので確認のために中部国際郵便局郵便部通関担当さんに電話をしました。

経費に関しては郵便局がやっているペイジーで支払ってくださいとのことでした。郵便局の端末でペイジー支払いができるそうです。また郵便局に出向くのは面倒ですが致し方ありません。

いろいろ話を伺っていくうちに、通関書類はスキャンしてメール添付していただければ今日中(=昨日)に手続きができるということをおっしゃるので、早速送付しました。実は保管用にコピーを取ってあったのでそれをスキャンして送付しました。

では書類の郵送は不要だったんですね?と尋ねましたら、それはそれで送ってほしいとのこと。なんかよく分からない話ですが。(笑)それとペイジーによる支払いはオンラインバンキングでも可能ということでした。5時までに入金確認ができれば明日(つまり今日です)届けますとのことでした。最初にそれ言って欲しかったですね。ということでオンラインバンキングですぐ送金しました。要するに手続きと送金はオンラインで即終わるということでした。

というわけで予想よりずっと早く本日の朝楽器が到着しました。ただ開梱してみると楽器に少しダメージが!楽器としては大したことじゃないので国内の製作家に任せられなくはないですが、やはり送り返してなおしてもらうことにしました。早速Larsにメールをしておきました。今度はこういうトラブルを避けるためにスウェーデンまで取りに行こうかと考えています。季節もちょうどいい頃になるでしょうし。


早く来てはほしいですが・・・

2024年03月14日 12時47分05秒 | 音楽系

メンドクサイ書類に目を通して、輸入申告手続きを日本郵便様に委任する旨の書類を書き、速達でおくりました。同封の返信用封筒が速達になっていましたので。

しかし到着がリサイタル当日になるとちょっと困りものですねぇ。前日でも困りますし。リサイタル終了後到着も実はその翌日から紀州へ行って骨休みをする予定なので、これも困ります。

書類に連絡先の電話番号がありましたので、そこに来週の後半に配達する旨を伝えるべく電話をかけましたら、ちょうど昼時らしく繋がりません。改めて少しあとに電話をかけてその旨伝えました。

楽器自体は今年の初めには完成していましたが、いろいろあって結果的に微妙な時期と到着が重なってしまいました。今は気温が低いのでしばらく空港に置いてもらいのもそんなに問題はないでしょう。早く来てほしいのはやまやまですがいたしかたありません。

 


きてます

2024年03月13日 17時16分47秒 | 音楽系

きてます、きてます、と言うのは某手品師のお得意フレーズですが、ラースのアッティオルバートの輸送状況をPostnordのHPで見てみましたらもう中部空港に「きてます」。

あとは通関手続きだけで、税関から電話がかかってくることが多いのですが今のところかかってきません。と書いていましたら郵便が届いていました。

「輸入申告を必要とする可能性がある国際郵便物のお知らせ」でした。中の書類に必要事項を書いて投函しなくてはなりません。自分で通関手続きをすると安上がりなのですが、しばらくは中部空港には行けませんので手続きを日本郵便株式会社にお願いすることにしました。そのための委任状も書かなくてはいけません。なんかメンドクサイなぁ。

Postnordはデンマークの元郵便局との合弁会社らしいので、日本郵便のところに到着したんでしょうけど、なんか手続きが妙に形式ばっていて、官営の会社みたい。元が三公社五現業のひとつですから、その「文化」をひきずっているのでしょう。

最初から民間の会社で輸送した場合は、先に書きましたように税関から電話がかかってきてナントカという業者が手続きをしますがよろしいですか、という問合せがあります。その返事をするだけでよかったのですが、細かい字の書類に目を通してさらに委任状も書き印鑑も押さなければなりません。アレッ?印鑑ってもう使われることがなくなったんじゃなかったっけ?

楽器の到着は結構微妙な頃になりますね。練習で忙しいのに・・・

 


1コースの弦を交換→確定申告

2024年03月12日 18時38分50秒 | 音楽系

2月の22日に交換した1コースの弦の音程が下がり気味になってきました。もともと少しフラット気味だったのですが、リサイタルまでは保つだろうと思っていました・・・

かなり下がり気味でしたので、ひょっとしてと思って楽器の弦長を測って見ましたら6コースが71cm、これはスペック通りなんですが、1コースでは71.3mmありました。12フレットもド真ん中から気持ちずれていました。フラット気味なのは弦のへたりに加えてこの位置のずれも原因なんでしょう。フレットの位置も少し見直さないといけません。

替えてみたGamut Nylonの0.44mmは音の揺れもなく音程もバッチリでした。替えてよかったです。替えてすぐは短い曲でも音が下がりすぎていけません。これがガットならそれほど下がらないのですが。合成樹脂弦の問題点でもありますが、かといってガット弦でリサイタルなんて怖くてできません。

弦が落ち着くまで確定申告をすることにしました。昨年からスマホとマイナカードを使ってe-Tax申請をしています。特別なカードリーダーが不要ですから大変便利です。今回はなぜかスマホでマイナカードの読み取りがスムーズにいかず3度目のトライでやっと読み取ってくれました。ここから先は国税庁のHPに従って数字を入れていくだけで完了です。

税務署に出かけていた頃に比べると圧倒的に便利になりましたね。あまりに早くできてしまったので、まだ1コースの弦が落ち着いていませんでしたが。