寄り道 まわり道 遠くへ行く道

新しいことを見つけるって楽しい!

ひと山越えました

2017年02月11日 | レビュー
ものすごく大変だった山を一つ越えました。

忙しい合間にいくつか本を読みました。

ちょっと今から仕事やめてくる (メディアワークス文庫)
北川恵海
KADOKAWA/アスキー・メディアワークス


映画の予告編を見て気になっていたところ、大学の図書館にあったので借りました。
就職活動中の学生も読んだらいいな。
または卒業して働く中で自分を失いつつある卒業生や、社会に出て苦しむ子どもを見てどう受け止めたらいいか悩む親御さんも読んだらいいかもしれない。いろんなケースがあるから丸くまとめて何かを言うことはできないけど、この主人公に重なる人は大勢いると思う。


僕らが毎日やっている最強の読み方;新聞・雑誌・ネット・書籍から「知識と教養」を身につける70の極意
池上彰、佐藤優
東洋経済新報社


話題になっていたので買いました。
これはすでにある程度の教養がある人向けですよねえ。
うちの大学生にはちょっとハードルが高すぎる。
しかしなるほどと思うことがたくさんありました。
本を読むための時間が削られるからネットしないというのは私もその通りと思っています。

上の本を読んだところで図書館でこの本を見て、ちょっと古いんですが借りました。
ぼくらの頭脳の鍛え方 (文春新書)
立花隆、佐藤優
文藝春秋


この本の方がいいな、わたしには。
これはブックガイドですが、「もっと本を読みたい!」という意欲をかき立てられる。
さすがにこのお二人のレベルには到達しえませんが。
ところでこの本の中に「細胞の分子生物学」はアメリカでは大学生は教養として文系理系にかかわらずみな読んでいるというくだりがあり、3年生にもなって研究室ゼミでヒーヒー読んでるうちの学生にその部分だけでも見せてやろうとおもいました。




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マニャーナの法則

2016年11月17日 | レビュー
この間、キンドルの話を書きましたが、そのキンドルで最初に購入して読んでるのがこれ。

仕事に追われない仕事術 マニャーナの法則・完全版
マーク・フォースター
ディスカヴァー・トゥエンティワン


まだ全部読んでませんが、ちょっと感想。

*キンドルについて
iPadで使うのに特に問題はないけど、ページを繰るときに作動しないことがある。
移動中でも読みやすく、ちょっとした空き時間にさっと読めるのはgood.
すでに書いたけど、線を引いたりが気楽でvery good.

*マニャーナの法則について
いやはや、まったくその通り!ってことがいっぱい書いてあります。
私の仕事に当てはめて言えば、「朝出勤したらまず書きかけの論文のファイルをあけろ」さもなくば「その日は決して論文の続きを書けないだろう」ってことになるんですが、まさにその通り!だから今日は朝きたら最初に論文の続きをやりたかったんですが、1限から講義だった→そのままゼミ→そのまま移動して学外で会議、でしたのでやはりまったく手が付けられませんでした。もっと朝早く来たらいいんですが、今日はこれませんでした。だいたい私は8時前に来るようにしているんですが、昨日は帰りが遅かったので、、、、っていうのが悪循環のもとなんですね。朝きちんと早く来て、まだ誰も訪ねてこないうちに論文を書く。そのようにしないといけないんです。わかってます。ええ。あとは実行するだけ。

あとは、「忙しいだけの仕事」に逃避して「本当の仕事」をしない言い訳にしてしまう、というのが本当に注意しなければならないことだと肝に銘じました。

今はこの本以外に紙の本も同時並行で読んでます。これ。

広島大学は世界トップ100に入れるのか (PHP新書)
クリエーター情報なし
PHP研究所


これもおもしろいです!
ちょっと普遍的な大学論に流れてる部分が多すぎるとは思うけど、非常に参考になります。
小さな地方大学はこれからどのような方角をめざしていけばいいのか?
私は日々考えてます。

それから、これらが読めたら読もうと思って図書館で借りてきてまだ手を付けられていないのがこれ。

聖の青春 (講談社文庫)
大崎善生
講談社


映画の予告編を見て、見に行きたい!と思いましたがまだ公開していなくて、図書館に本があったので。でも今調べたらもうこの土曜日から映画も始まりますね。主題歌は秦君ではないですか、こりゃやっぱり映画も見に行かなきゃな~。



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身体で考える。

2016年09月26日 | レビュー
いや~、恐ろしい本を読みました。

身体で考える。
内田樹・成瀬雅春
マキノ出版


よくよく読むと「もっと自分の体に敏感になれ。自分の体の声を聴け。命の感覚をぼけさせるな。」って話で、本当に納得なのですが、修行をすれば「空中浮揚できる」とか「危険を察知して避けられる」とかいろいろと出てきます。ウチダ先生は頭が柔軟なんだなあ。わたしだったら話を聞く前にすでにダメかも。

で、私としてはそのへんの怖いところはざっくり流して、「自分の感覚を大事にしよう」というところを取りたいと思いました。常識に縛られずに柔軟に感じ、考える。自分の感覚がヒトと違うときに、違うと感じたところを大事にしてみる。

そんな感想だと対談しているお二人に怒られそうなんですけどね、、、。



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仙台まち歩き

2016年09月22日 | レビュー
寄り道・道草仙台まち歩き
西大立目祥子
河北新報出版センター


仙台の街を車で走っていて、「あの古い建物は何だ?」と思うことが時々ありました。
また、歩いていて町中に取り残されたような古い家屋をみたりもしていました。
なので、この本を読んで「ああ、あそこなんだ!」という発見がいろいろありました。
昔から代々仙台に住んでいるよという人なら、たぶん相当楽しい本であると思います。
戦争で焼けた仙台にも、明治や江戸からの建物が残っているんですね。

まち歩きっていろいろわかって歩けばかなり楽しそう。
サクラの季節、新寺界隈にぜひ行きたいと思いましたし、以前から行こうと思っている北山も大変楽しみになりました。
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なぜ、あなたの仕事は終わらないのか

2016年09月15日 | レビュー
今日は午前の会議が1時間15分。午後は5時間の長丁場。
というわけで軽めに組んだTo Doが全然終わらず。
もうちょっと頑張って少しは減らしてから帰るつもりなんですが、すでに8時過ぎてる、、、。
明日はもう金曜日、今週はあっという間でした。
週末、ドリカムライブ(土)と卒業生が遊びに来る(日)が楽しみ。
あっそれに、カレンダーをよく見たら、月曜日は祝日なんだな~。

さて、この間、東京からの帰りにこの本を買いました。
JRでやたら広告していてつい。

なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である
中島聡
文響社


読んでる最中に、昔からの友人のブログにも紹介してあったから、気が合う♪と思ったり。
またこんな本を読んで!いったいどんだけ仕事効率化に頭つかってんの?と言われそう、と思ったり。

で、今週はこの本に習って、というか、集中して仕事をするにはどうしたらいいかという根本的なところに取り組みました。
この本でも言ってますが、やはり午前中が勝負。
そこで、これまで一日の仕事がだいたい片付いた夕方から論文を書いていたのを、朝来たらとにかく一番にやるということにしてみました。
これはけっこう精神的にはしんどいです。
一番重い仕事にいきなり入るということですので。
それと、朝目を覚ますために起き抜けにメールチェックしていたのをやめました。
代わりに、本を読むことにしました。

今週はそのおかげで、実は本当によく仕事が進んだんです。
これまでは重い仕事に取り掛かる前に、軽い用事をちょっとやってエンジンをかける、ということが多かったんですが、軽い用事というのがまたエンドレスにありますので、うっかりすると午前中いっぱいかかってしまうこともあり、一番頭が動く午前中を無駄にしたなと思うことがしばしばありました。そのために結局夜遅くまで仕事することになるわけです。まあ今日もそうですが、ToDoが終わってないのに帰れませんし。

しかも、最近の私は子どものお弁当作りなどから解放されたためにやや気が緩んでおり、以前より起床が1時間遅くなったりしていたのですが、今週はリズムが出たのか、またきちんと起きられるようになってきたんですよね。

あと、この本に習って、To Doは15分単位で考えるようにもしてみたんです。
それもよかったですね。
確実に「消せる」ので(笑)。
たとえば「机の上の書類の整理、15分」って書いておいて、会議まで15分あるからやっちゃおか、ていう感じ。
で、最初から15分て決めてたので、それ以上はやらないというわけ。

ただ、朝いきなりの重い仕事はやっぱりきつくて、しんどいです。
そこは精神力がいりますね。
その分、後で満足感が高いですが。

【昨日、ワクチンを打ちました】






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心がほどける小さな旅

2016年08月08日 | レビュー
週末、大阪に帰っていました。
うっかり本を研究室から持ちかえるのを忘れたので、空港で買いました。

心がほどける小さな旅 (幻冬舎文庫)
益田ミリ
幻冬舎


実はこういう本をずうっと探していました。
でも見つけられなかった。
偶然空港で出会えてよかったです。
ひとぞれぞれ旅のスタイルは違うと思いますが、わたしはこういう旅はいいなあと思いました。
わたしは仕事が大好きで、休むのは苦手。でも自分に与えられた残り時間を考えるにつけ、仕事にメリハリをつけて、休みはきちんと休んでどこかに出かけたり、自分のことに時間を使えるようになりたいと思っていて、この本はまさに探していた本、でした。まずは東北のあちこちに小さく出かけていこう、と思います。

ところで自宅に帰って玄関のドアをあけたら、ネコのソラと目が合いました。飛んで逃げました。そしてまた飛んできました。たぶん急にドアがあいてびっくりしたのでしょう。だけど私の方がびっくり。これまでリビングのドアは開けられなかったのに、とうとう会得したようです。その後、「ちょっとあけてみ?あけてみせて?どうやってあけたん?」と散々ドアの前に連れていきましたが、あけてみせてはくれず。夜、リビングにネコをおいて寝室に行ったら夜中にすごい音がしてドアが開いたようだったのですが、寝室のドアは開けられないみたいで、ドアの外で自分はなにもしていないトラが「にゃごにゃご」と言い続けドアをひっかいて「あけてあけて」とやってましたが、わたしも寝なきゃいけないので朝まで放置。朝見たらなるほどうまいことリビングのドアはあいていました。成長だなあ。しかし困ったもんだ。(ちなみに私はネコと一緒じゃ安眠できず、アレルギーも悪化するので一緒に寝ないことにしております。)



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動物は何を見ているか

2016年07月06日 | レビュー
しばらく書く時間がなかったのですが、いろいろ出来事がありました。
もはや順を追うことは不可能ですから思いついた順に書いていきたいと思います。
今日は本の話。

動物は何を見ているか
日高敏隆
青土社


文字通り動物から見た世界という話かと思って読み始めましたが、ちょっと違いました。
動物行動学者の日高先生の著書で、いろーんなことが書かれていました。
もちろん生き物の生態についても書かれていますが、それよりも先生の研究人生についてのエッセイと考えた方がいいのかな。
私の印象に特に強く残った部分は以下です。1959年に東京農工大に職を得られたときの話。

p44
当時の農工大は専門学校の雰囲気を引きずった粗末きわまる大学だった。都内の一流大学の人たちからは一様に気の毒がられ、ばかにもされた。でもふしぎなことに、ぼくは元気いっぱいだった。専門学校的雰囲気はとても暖かいものだったし、何よりもぼくは、ここで何かできなければ、どこへ行っても何もできない、と信じていたからである。


強く共感しました。
私もどんな環境であってもあきらめず、頭を使い、工夫をし、周りの人を巻き込んで、頑張っていかなければと思っています。

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スミスの本棚

2016年06月09日 | レビュー
図書館で借りた本。
わたしは割と書評や本の紹介みたいなの好きなんです。
特に、何かを成し遂げている人がこれまで感銘を受けた本を紹介しているようなのは、自分の本選びの参考になりますので。

スミスの本棚 私の人生を変えたこの一冊
テレビ東京報道局
日経BP社


【メモ】

小山薫堂氏 
「小僧の神様」 志賀直哉
人を喜ばせるとはどういうことか。
神さまにフェイントをかける=やってみたことないこと、自分は普通やらないことをやってみる。
 ↓
自分の目を覚ますきっかけになる。
新しいことがおこる。

似鳥昭雄氏
不況になるのを待っている。
不況の時に一気に投資する。いい人材も確保できる。

さて、実はこういう本の中で私が非常に気に入っているのは以下の2冊です。(これまでにも紹介しています。)


ぼくはこんな本を読んできた―立花式読書論、読書術、書斎論 (文春文庫)
立花隆
文藝春秋


街場の読書論
内田樹
太田出版


まあ今回取り上げたスミスの本棚という本とはかなり毛色が違いますけどもね。

ところで今日は1年生の農場実習、動物系の実習の初回でした。
写真のっけておきます。






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やり始めるまでのハードル

2016年04月21日 | レビュー
書き仕事がいいいっぱあああいあって、げんなりしてたんですね、、、。
ほとんどが報告書の類ですけど、あと、論文もですけど。
で、数日前、かなり逃避していて、別のことばっかりやって、いい加減書き始めなきゃならないと思って、景気づけにこの本をしばらくぶりに手に取りました。

1秒もムダに生きない 時間の上手な使い方 (光文社新書 525)
岩田健太郎
光文社


この本はあんまり好きじゃないんですが、自分にカツを入れるには有効です。
我慢して取り掛かれ!そして早く終わらせてすっきりしよう!という気になり、頑張ることができました。
我慢して書き続けていたら、それなりに進み、けっこう達成感があり、気分よく帰宅できました。後回しにしていると「あ~やらなきゃ」とずうっと頭の片隅にあって精神的によくないので、やっちゃった方がいいに決まってるんですよ。だけど、いやなもんはいやなんで。重い文章ほどなかなか取り掛かれないんですよねえ。でもそういうのは時間がかかるし、早く始めるにこしたことはないんです。

今日は科研費の報告書にもやっと着手。
明日も引き続きがんばります。

あっそうそう。明日はネコ切手発売日だから忘れずに郵便局も行かなきゃ。




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花の名前

2016年03月31日 | レビュー
植物図鑑 (幻冬舎文庫)
有川浩
幻冬舎


私は大学受験の時、獣医学科を受けましたが、第2志望は園芸でした。獣医に落ちたらたぶん浪人したと思いますが(合格発表前に予備校の試験も受けていた)、植物も好きだったんです。だから、今、復興支援活動で土や植物に触るのは本当に楽しいです。

小さい時、道に生えてる草を集めて押し花にし、図鑑で名前を調べてまとめたりしていました。そのころ好きだった花が出てきて、懐かしいなと思いました。野生の動物や植物の名前を知っていると、見つけたときにすごく楽しいんです。でも、うちの学生でもあんまりそんなのに興味ない人も多いので残念ですね~。

この本は植物図鑑じゃありません、恋愛小説ですが、道を歩いて小さい花や生き物に目を留める楽しさを思い出し、楽しく読みました。あ、ちなみにこの本もうちの図書館にありまして、移動中に読む軽めの本、のキーワードで選んだ本です。アマゾンで見たらあんまりよい評点がついてないみたいですが、受け止める人によって評価は違うでしょうね。なんだ、雑草のレシピ本か?と思う人もいるというか、野草を食べることにフォーカスしすぎ、という感想も多いようでしたが、自分で採って料理して食べる、というのは野草じゃなくて園芸品種であってもすごーく楽しいことなんです。いっぺんやってみ。と、思います。
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