昨日も睡魔に勝てず、また朝書いてます。
昨日は午前中はTH17/Tregのセッションに出ました。会場は満杯、立ち見も、床に直すわりの人も出るほどで、さすがに今一番ホットな領域だなと思いました。一番おもしろかったのは、本筋とちょっと違うかも知れませんが、マウスのブリーダーによって腸内細菌叢がことなり(これは常識ですが)、そのせいでTh17の数も違うって話でした。
ランチョンセミナーはDr. Williamsの消化管免疫。
M細胞の話で、大変おもしろかったです。RANKLという分子がないとM細胞が分化してこないという話で、実験の組み立て方も参考になりました。
午後はまずTh17に出て、それからアレルギーのセッション→ポスターへ。やっとRMITのDr. Lopataに会えました。また、ほかにも知人・後輩などにばったり会って再開を喜び合うという場面もあり、楽しかったです。
Th17の午後のセッションで一つ発見があったのは、うちの学部でもよく扱うキノコの成分で免疫系を賦活させるという物質、これまで良い面ばかり聞かされてきましたが、それが補体系を活性化してTh17を誘導するという報告です。つまり、炎症性の疾患を誘導しやすいといえるわけで、やはり「補体活性をあげる」というような指標で食品の機能性を論じるのは危険だと感じました。免疫系というのはすべてバランスが重要で、活性が高ければいいというものではない、と普段から言ってるんですが、ツールとして「顆粒球の増加」とか「補体活性をあげる」とか「IFNgの産生をあげる」とかいうのを指標にする方もままあるのです。もちろんそういう指標で免疫系への影響を調べるというのはわかります、でもその一点だけ、ピンポイントで見るのではちょっと危険だということです。
さて今日はSさんのポスター発表があります。
楽しみです。
昨日は午前中はTH17/Tregのセッションに出ました。会場は満杯、立ち見も、床に直すわりの人も出るほどで、さすがに今一番ホットな領域だなと思いました。一番おもしろかったのは、本筋とちょっと違うかも知れませんが、マウスのブリーダーによって腸内細菌叢がことなり(これは常識ですが)、そのせいでTh17の数も違うって話でした。
ランチョンセミナーはDr. Williamsの消化管免疫。
M細胞の話で、大変おもしろかったです。RANKLという分子がないとM細胞が分化してこないという話で、実験の組み立て方も参考になりました。
午後はまずTh17に出て、それからアレルギーのセッション→ポスターへ。やっとRMITのDr. Lopataに会えました。また、ほかにも知人・後輩などにばったり会って再開を喜び合うという場面もあり、楽しかったです。
Th17の午後のセッションで一つ発見があったのは、うちの学部でもよく扱うキノコの成分で免疫系を賦活させるという物質、これまで良い面ばかり聞かされてきましたが、それが補体系を活性化してTh17を誘導するという報告です。つまり、炎症性の疾患を誘導しやすいといえるわけで、やはり「補体活性をあげる」というような指標で食品の機能性を論じるのは危険だと感じました。免疫系というのはすべてバランスが重要で、活性が高ければいいというものではない、と普段から言ってるんですが、ツールとして「顆粒球の増加」とか「補体活性をあげる」とか「IFNgの産生をあげる」とかいうのを指標にする方もままあるのです。もちろんそういう指標で免疫系への影響を調べるというのはわかります、でもその一点だけ、ピンポイントで見るのではちょっと危険だということです。
さて今日はSさんのポスター発表があります。
楽しみです。