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国際免疫学会三日目

2010年08月26日 | 仕事・研究
昨日の朝は、まず会場前のスタバのスタンドでラテを買ってから、Mucosal Immunityのシンポジウムへ。ビタミンAとretinoic acid(RA)の話は門外漢の私にも興味深く、RAがRARαを介してナイーブTcellを活性化する、、、というしくみについては今後もう少し勉強したいと思いました。

昼は昨日までと路線変更でカンパニー(ベリタス)のランチョンセミナーへ。新技術の紹介という趣向です。何気なく出席しましたが、聞いたら自分でもやってみたくなり、夕方ベリタスのブースへ行くことに。

その前に午後はまずMucosal immunity→Macophagesという流れでワークショップへ。ここでもまたRAの話がありました。また、Mregというのでしょうね、CD11b+F4/80+Foxp3+のregulatory macrophageの話は非常におもしろかったです。

それからようやくポスター会場へ。昨日は、ワークショップも聞きたい分野がいくつも重なってしまい、ポスターでフォローしようと思ったので、見たいものがいっぱい。でもまずはベリタスに行って話を聞きました。とても参考になり、やってみようと思いましたが、サンプリングにちょっと問題が。以前からやってみたいと思いながらサンプリングのスキルがなくてできないと思っていたので、プロトコルをまずゲットし、できればやってる人に話を聞かなければと思いました。

その後アトピー性皮膚炎モデルのポスターへ。ここではとても興味深い発表があり、演者の方にもいろいろお話を伺い、また、publicationが出たら知らせてもらうことにして、次はcolitisのポスターへ。ここで最後の最後に先ほどのサンプリングの知恵を授けてもらうことができました。アトピーの方もcolitisの方もいずれも若い女性の研究者で、現在はアメリカで研究をされている日本人の先生方です。頼もしいですね。こういう場で知り合いになれたことはまた別の機会にも生かされると思うので、今後も楽しみです。

本当はマクロファージのポスターに行く予定でしたし、ある先生にごあいさつにとも思っていましたが(ポスター前でもないと確実に会えない!)、ここで時間切れ。ポスターセッション1時間は短すぎ!!!

それにしても、今回の会場は、便利とはいえ国際会議場とポートピアホテルの移動で、そこそこ時間がかかるのに、セッションごとの休憩時間は10分。ちょっと超過したらもう次が始まっていて、参りました。せめて20分、間があればなあ。

あと、今回つくづく思いましたが、学会に限らず、セミナーや講演はぜひ前の席で聞くべきですね。集中度が違います。一度会場がいっぱいで後ろの方の席に座ったら、全然入り込み方が違って、やっぱり前だと思いました。学生の皆さんも、講義やセミナーはぜひ前列で。一度座ってみたらその違いにびっくりすると思います。演者と自分の間にほとんどなにも邪魔するものがないと、非常に理解しやすいです。後ろだと雑音や出入りする人につい集中が切れてしまうんですね。

書き忘れてたことがあったので追加。
昨日はポスターの後、まだセミナーに参加したんでした。インフルエンザと口蹄疫のセッションです。インフルエンザの方は非常に有益な情報をいただけましたが、口蹄疫はちょっと。ほんとは疫学的な話を期待していったんですが、直球のウイルス学でした。口蹄疫に関しては、9月の獣医学会でも特別のセッションが予定されているので、そちらに期待することにします。
コメント
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