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こわいもの知らずの病理学講義

2018年01月17日 | レビュー
こわいもの知らずの病理学講義
仲野徹
晶文社


今年最初の本は「こわいもの知らずの病理学講義」。仲野徹先生の本です。
わたしの大学では病理学の講義はないですが、病気やその診断の勉強はするし、病理組織を扱う実習もあるので、この本は授業改善のために大変参考になりました。まず概念をしっかり理解し、根幹を身につけてから枝葉について覚えていくというやり方をもっと意識してやっていこうと思います。概念の叩き込みが足りないことが「個別の事象を次々覚えて試験は何とかやり過ごせるけど、1か月たったら全部忘れている」という、典型的な学生を生み出すことにつながってるかもな~と思いました。最近はかなり諦めが入ってたんですが、新学期に向けてしっかり準備していきたいと思います。今年はカリキュラムが変わったので、新しい組み立てを考えてみます。

さてこの本ですが、一般向けらしいんですけど、たしかに一般の方がこれを読んだらかなり病気になった時に役に立つなと思いますけど、すんなり読むのは難しいかも?口調は軽いんですけど、中身はかなり骨太です。うちの学生、読めるかな??今度2年生の講義で紹介してみましょう。

コメント
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