院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

続・戦国時代に関する疑問

2006-07-29 14:03:06 | Weblog
 「一万の軍勢を率いて徳川方に寝返った」なぞと一口に言うけれども、そんなに急に一万人もが敵を取り替えることができたのだろうか。

 兵卒は大将に対してそんなに忠実だったのだろうか。大将の号令ひとつで一万人が一斉に寝返るほど統制が取れていたのだろうか。戦国時代に関する第2の疑問がこれである。

 聞くところによると兵卒は8割が農民で、当時はみな飢えていたから、にぎり飯さえくれるのだったら殺し合い(合戦)にさえ参加したという。

 つまり、兵卒は食い物で釣られたわけで、主君に対する忠誠からではなかったようである。そんな兵卒たちが一糸乱れず寝返りなんてできるのだろうか。

 食い物で釣られているだけなので、かえって平気で寝返りができたという考え方もあろうけれども・・・。

 NHKの大河ドラマ「巧妙が辻」を見て思った次第。