院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

生物の毒

2007-02-06 13:26:48 | Weblog
 蜂や毒蛇が毒をもっている理由は分かる。蜂は外敵から巣を守るためであり、毒蛇は獲物を殺すためである。

 だが、毒きのこ、毒草、ふぐなどに毒があるのはなぜだろうか?

 身を守るためというのは理由にならない。なぜなら、毒きのこなり毒草を食べた生物は死んでしまうからであり、学習できないからである。

 生態系の中で毒はどのような役割を果たしているのだろうか?何億年も続いてきた生態系だもの、必ず理由があるはずである。

 ひとつ思いつくのは、毒きのこや毒草が、捕食者の個体数を調節しているという機能である。ほかに毒のもっともらしい存在理由は思いつかない。