院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

死に関する教育

2007-02-20 13:23:17 | Weblog
 学校で死に関する教育を受けたことがない。

 死について学ぶことはタブーになっているのだろうか?

 仕方がないから、身内の死をただ嘆き、喪に服して自己流で死の悲しみを乗り越えてきた。

 中学くらいで死について教えたらどうか。小学校でも早いとは思わない。

 忘れもしない、私は必ず死ぬのだと気づいたのは、小学校2年生のとき、風呂に入っている時だった。幼い私は慄然とした。

 もし、死についての教育が行き届いていれば、子供の私が一人で悩まずにすんだだろう。

 子供にとって、祖父母が死ぬのは貴重な体験である。いまや、病院で死ぬ人が多いために、子供は死に直接かかわる機会が少なくなってしまった。

 死に関する教育は、今後もっと必要になるだろう。