院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

安物買いの銭失い

2012-03-13 05:31:19 | 囲碁将棋
 私が大学生になったころ、麻雀が大流行していた。学生たちは学生運動で授業をボイコットしたりしては、雀荘で麻雀にふけっていた。(学生のストライキが本物ではなかった証拠である。)

 私は麻雀のやり方を知らなかった。父親が競馬競輪はもちろん、麻雀さえやらない人だったので、覚える機会がなかったのだ。

 しかし、麻雀のルールや遊び方を知らなくては、人並みの学生生活ができないと思い、麻雀の本を買いに行った。

 でも、お金がなかったし、大枚をはたいて立派な本を買う必要もないと思ったので、デパートでやっていた古本市に行った。そうしたら、麻雀の解説書の新本が一冊10円で売っていた。それを買った。

 一生懸命読んで、いざ実践に望んだら、ルールが買った本と全然違うのだ。本には「大満貫」なんていうヤクが載っていたのだが、実際の麻雀にはない。

 結局、実践を積んで学んだが、あの本は何の役にも立たなかったばかりか、初心者の私をかえって混乱させた。

 現在い使われていないルールの本だから、新本で10円という安さだったのだ。変な本を買ってしまって、本当に損をした。