院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

囲碁の武宮九段、コンピュータに負ける

2012-03-18 06:18:00 | 囲碁将棋
 いくらハンディ戦とはいえ、囲碁でプロ棋士がコンピュータに負けるとは思わなかった。

 昨日の武宮正樹九段とコンピュータの戦いは、コンピュータがあらかじめ石を4個置く戦いで、コンピュータが20目も勝ってしまった。すごいプログラムだとしか言いようがない。

 アマチュアで地域の強豪と言われる人でも、プロに3子置いて勝てない。ということは、アマチュアは互い戦ではもうコンピュータに勝てないということに等しい。

 互い戦とはハンディを付けずに、対等に行う棋戦のことである。

 武宮九段は人柄は良いし、棋風は「宇宙流」と呼ばれる、中央へ中央へと石が向かう独特の打ち方で、人気がある。私も武宮さんが好きだ。その武宮さんがコンピュータに負けたとなると、これは一大事である。

 将棋の米長邦雄永世棋聖がコンピュータに負けたのは記憶に新しいが、プロの囲碁棋士がコンピュータに負けるのは、まだずっと先の話だと思っていた。

 運抜きの対戦型ゲームでプロがコンピュータに負けると、プロの存在価値はなくなる。そして人気棋士というのも、むろんいなくなる。世はコンピュータの天下になるか?

 そのうちに、医者の代わりをするコンピュータも出てくるのではないか?

 (参考動画・ニコニコ動画より)