院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

「仮面ライダー」が始まったころ

2013-08-09 05:56:49 | 漫画
 「仮面ライダー」の漫画が少年マガジンで始まったのは、私の大学生活が始まったころと同時期である。(実はそれ以前に小学生向けの「こどもマガジン」に掲載が始まり、「こども・・」が少年マガジンに吸収されたらしい。)高校生のころから漫画好きだった私は「仮面ライダー」に対して2つの感想をもった。

 1つは、これまで「○○仮面」というタイトルはあったが、「仮面○○」というのは初めてだなぁというものである。

 もう1つは、仮面ライダーの顔のデザインが特異だということである。仮面ライダーはいかにも正義の味方といった顔ではない。むろん悪人ヅラではなく、中立的なのだが、それが珍しいと感じた。

 仮面ライダーの顔のデザインは石森章太郎が何種類かを作って、当時まだ幼かった息子さんに見せたらしい。息子さんが一番カッコいいと指摘したのが、現在の仮面ライダーの顔のデザインである。石森章太郎自身がそう述べていた。

 漫画にすぐ引き続いて実写のテレビ版が始まった。(漫画とテレビのコラボは予定されていた。)そのころ私の名古屋の下宿にはテレビがなく、私は当時のテレビ版仮面ライダーを見ていない。(テレビだけではなく、扇風機も洗濯機も下宿にはなかった。)

 仮面ライダーは40年たった現在でも人気がある。こんなに長持ちするとは思わなかった。当時「黄金バット」のアニメがあった。「黄金バット」は父親が子供時代からあると聞いて驚いた。仮面ライダーは黄金バットに匹敵するくらい長命なのだ。

 仮面ライダーのテレビ版を見ることもなく、私の興味は手塚治虫作品の復刻版へと移っていった。