私が小学校3年生の時に、「少年マガジン」、「少年サンデー」が相次いで発刊された。これまで月刊だった少年雑誌が週刊となった初めである。
それから4年後に「少女フレンド」、「マーガレット」が創刊され、少年少女雑誌は週刊時代に入った。
そのころの「少女フレンド」には、グラビアでアメリカ大統領J.F.ケネディ家の紹介があった。ケネディ家の暮らしをアメリカ中産階級の代表だと考えて、日本の少女たちはアメリカの暮らしぶりにあこがれた。
そのグラビアには娘のキャロラインちゃんが登場した。自分たちより少し年下のキャロラインちゃんに、日本の少女たちは感情移入することができた。
このキャロラインちゃんこそ、次の駐日アメリカ大使に予定されているキャロライン・ケネディさんである。
「少女フレンド」の時代、日本の総理大臣は池田隼人だった。「貧乏人は麦を食え」と言って顰蹙をかったが、「所得倍増」を唱え実現させた総理大臣である。
「少女フレンド」は、アメリカ大統領家を報じても、池田隼人家の私生活に興味を示さなかった。それは日本の少女たちが、日本の総理大臣の私生活に興味がないことを、編集部が承知していたからに他ならない。
それから4年後に「少女フレンド」、「マーガレット」が創刊され、少年少女雑誌は週刊時代に入った。
そのころの「少女フレンド」には、グラビアでアメリカ大統領J.F.ケネディ家の紹介があった。ケネディ家の暮らしをアメリカ中産階級の代表だと考えて、日本の少女たちはアメリカの暮らしぶりにあこがれた。
そのグラビアには娘のキャロラインちゃんが登場した。自分たちより少し年下のキャロラインちゃんに、日本の少女たちは感情移入することができた。
このキャロラインちゃんこそ、次の駐日アメリカ大使に予定されているキャロライン・ケネディさんである。
「少女フレンド」の時代、日本の総理大臣は池田隼人だった。「貧乏人は麦を食え」と言って顰蹙をかったが、「所得倍増」を唱え実現させた総理大臣である。
「少女フレンド」は、アメリカ大統領家を報じても、池田隼人家の私生活に興味を示さなかった。それは日本の少女たちが、日本の総理大臣の私生活に興味がないことを、編集部が承知していたからに他ならない。