(羽田に着いたビートルズ。)
ビートルズが初来日したのは1966年で、NHKの朝ドラ「ひよっこ」の時代だ。私も同時代。
その少し前にジャズコンボ「MJQ」(モダンジャズカルテット)が来日している。このコンサートには出かけて、ナマのジャズはこんなにすごいのかと、ひっくりかえった。
「MJQ」に比べて、ビートルズの日本での人気は凄かった。ファンが羽田まで迎えに出た。ファンの多くが女子だった。だから私は、ビートルズ人気は音楽よりもセックスアピールが重要だと思っていた。
以前にウエスタンカーニバルというロックの催しがあって、平尾正明やミッキーカーチスが身をよじらせて女子たちを興奮させていた。
ビートルズに熱狂した人々は、多くが女子だったので、私はビートルズをウエスタンカーニバルの延長かと思っていた。
ところが違っていた。「ミシェル」とか「イエスタデイ」とか、ビートルズはいくつも名曲を残している。色気抜きで鑑賞に耐える曲がたくさんあるのだ。
※私の俳句(夏)
彼もゐるホウズキ市の暗がりに