トラブルシューター

私の修理・製作体験記(茨城・県西おもちゃ病院・JA7FJP/1)

SONYヘッドホンのドライバーユニット交換

2023-04-06 16:30:43 | オーディオ

 数年前に中古で入手したMDR-CD900STだが、ドライバーユニットが断線してしまった。
マニアの中では一般的なヘッドホンなので、保守部品が入手可能だ。
今回は、利用実績のある「SOUNDHOUSE」に注文し、翌日には届いた。
価格は送料無料で2,780円/個である。
2個共に断線しているので、2個の注文であるが、箱の表示からロットは同じ様である。
ユニットはリング状の押さえが爪4箇所で止まっているので、内側から押して着脱する(かなりきついので破損させない様に)。
試聴してみたが、特に問題無さそうだ。
実はもう1台、同一品を所有しているので、聴き比べて差が無かった。
試聴に使ったCDプレーヤーだが、DENON製DCD-1290というもので、ヤフオク・ジャンク扱いで安価に入手したもの。
再生エラーだったり、振動による音飛びが凄いので、色々やってみたところ、CDを上から抑えている板の中に入っているリング磁石が弱くなっているのが原因の一つで、強力なリングマグネットを入手して交換してもあまり改善されない。一番良かったのは上にネオジムマグネットを3個くっつけたものだ。
あとは、読み取りエラーはレンズの汚れが大きく関係しており、湿式のCDクリーナーで何度もクリーニングしたところ正常に読み取り出来る様になった。
これでもエラーになるのはディスクそのものの傷が影響している様だ。

その後、サービスマニュアルを調べて分かったのだが、内部に調整用の半固定抵抗が有り

VR102:F-GAIN(フォーカス)

VR104:T-GAIN(トラッキング)

でVR104を調整したら、オリジナルのままで音飛びが皆無になった。

VR102も調整して見たが、これを回すと、あるところで読み取りが出来なくなるので安定な所に合わせる。

 

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サーボテスターを利用してレコードプレーヤーのストロボライトに

2020-07-29 10:17:56 | オーディオ

 PIONEER製の古いレコードプレーヤーPL-1200(Technics製でも同じ型番があり、これも所有しているが)で、ターンテーブルにはストロボ用のドット?がついているが、ストロボライトは付いていない。昔、蛍光灯の時代では、これで確認出来たので用が足りたのだが。

当初はタイマーIC(LMC555)を使って50Hzを発生させ、LEDを点滅させようかと考えていたのだが、以前Amazonから購入してあった「Hiwonder デジタルサーボテスターサーボコントローラ 電圧表示付き」が使えそうだと実験してみた。
というのは、サーボモーターのクロックは20ms(50Hz)だからである。

LEDにはチップタイプが光が均一なので、これを6個ユニバーサル基板に実装して、NPNトランジスタで電流増幅してやった。
コントローラーは電圧範囲:5〜8.4V なので、5Vで動作させてみた。
サーボL/Rのボリュームを調整すると明るさも変化(パルス幅の変化)するので、ストロボの一番見えやすいところに出来る。

結果的には、単三×4本の電池ボックスに組み合わせて、持ち運べる様にした。

問題といえば、使用しているMCUのSTC15W402ASが内部クロックで動いているので、周波数カウンターで周波数を測定すると49.54~49.59Hzで1%弱の誤差が生じている。

ちなみに、商用周波の変動は東京電力の場合0.2%以内であり、これのが正確である。

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TDA7293パワーアンプの電源検証

2020-07-03 12:57:17 | オーディオ

 先日のブログでMC2505の修理用で使ったTDA7293Aモノラルパワーアンプをまた使ってパワーアンプを作ってみることにした。
これも前回の試作で確認した仮想+-電源をアレンジすることにした。
大元の電源は+12V/15A出力のスイッチング電源を使用。
これを2個の昇圧型DC/DC-CONVを使って作り出す。
1個は出力を+30Vに調整する。もう1個は+60Vに調整。
0Vをアンプの-側、+30Vを0V(中点)側、+60Vを+側に接続する。
Max+60V出力のを2個使えば簡単だが、スペースがギリギリで、コストを少しでも下げるため、片方はMax+35Vのを使用した。
ケースは市販のアルミ製を加工。
電源のスペースがギリギリなので、各部品の干渉を確認しながら取り付け位置を決める。
電源の放熱フィンは温度上昇が少ないので密閉空間でも使えそうだ。
但し、フィンの絶縁について、たまたま今回使用したものに伝熱絶縁シートのネジ部絶縁不良が見つかり交換した。製造工程のチェック漏れと思われる。中国製は品質が心配なので要確認のこと。
アンプのフィンはMC2505で外したのを活用した。不格好ですが、いいサウンドが聴こえてきた。スピーカーに耳を近づけてみてもノイズは皆無だった。電源ON/OFF時のショックノイズも殆ど目立たない。

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ステレオ 真空管プリアンプ Phonoを試聴

2020-06-30 10:26:24 | オーディオ

 必要最低限の機器でレコード鑑賞出来ないかと、Amazonを検索して真空管式のを購入。Douk Audio T3 PRO MM フォノ ステージ プリアンプ Mini ステレオ 真空管プリアンプ Phono

早速、付属のACアダプターを接続。真空管は6J2-Mが入っていた。
出力ゲインは表面のスイッチで切り替え可能。
レコードのRIAAイコライザーの他にフラットアンプとしての機能もある。
プレーヤーSL-1301とMMカートリッジ270Cを入力として、出力はMacintoshC22のAUX2に接続した。
出てきた音は、値段では考えられないくらいクリヤーでダイナミックなのに驚いた。
真空管の電圧を測定すると±12Vと低電圧で動作させているので、YAHAアンプ回路形式の様だ。
そのうちにピン互換の JAN 5654W(6AK5互換)に交換して、比較してみたいと思います。
7/8ヤフオク落札新品が届いたので、比較してみたが、試聴上の大きな差はなかった。
時間が出来たら、測定器によるハード比較をしてみたいと思います。



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Technics SL-1200プレーヤー・右CH出ない

2020-06-28 15:54:37 | オーディオ

 サブ機となってしまったSL-1200レコードプレーヤーだが、生涯学習センターで試聴してもらおうと持ち込んだら、時々、右CHが無音となる。
RCAプラグのT/R間の抵抗を測定するとMMカートリッジの場合、500Ω程度だが、これが断線となる場合があり、コードを折り曲げて導通する部分を探していくと、プレーヤー本体の引き出し部分(チューブで保護してある先)が確実なので、分解して、その部分まで切断して接続し直す。コードは特殊で、芯線が細く浮遊容量が少ない様だ。
45年も愛用しているプレーヤーで、まだまだ使えそうだ。

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TDA2030Aなのにデジタルアンプ?

2020-06-16 10:32:08 | オーディオ

 以前、安価(5個で840円)なので購入したTDA2030Aモノラルアンプが、意外といい音がしたので、これと同じIC?(写真を見るとICのタイプは、まるで違うしデジタルアンプというので不思議な名称だが)でサブウーファー付きという「DC12V 2.1チャンネルサブウーファーオーディオアンプボード12W * 2 + 22WクラスDデジタルアンプボードSuper TDA2030A」を購入してみた。
届いて鳴らしてみる。ICは放熱フィンが接着されていて仕様が見られないのでネットを調べると、ICはYAMAHA製YDA138で、このICを使ったアンプは以前購入して、いい音がすると感じていたものである。
2個使っていて、1個は2CHモードで、もう1個はモノラルモードで動作させ、サブウーファーを駆動している。
簡単にサブウーファーを楽しむ方には良いかと。
ボリュームは左から、低音・高音・音量となっている。
YDA138の特徴(不具合)だが、過大入出力があった場合、内部保護回路が動作して、一旦、電源をOFFにしないと復帰しない。

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TDA2030Aアナログモノラルアンプの出力コンデンサがパンク

2020-06-11 11:15:35 | オーディオ

 友人がTDA2030Aのkitを作ったが、鳴らないというので診てみた。
電源がAC入力の仕様で、これをACアダプターの直流を接続していたことが原因だった。
簡単な方法として、同一電源のACアダプタを2個用意して、kitのブリッジダイオードはバイパスさせて印可することをアドバイスした。実際、動作確認もしてOKだった。
アダプターを2個使うのも面倒なので、何か違う方法を考えてみた。
例えば16V出力のACアダプターを使って、これを昇圧型DC/DC-CONVで倍のDC32Vを出力。
ACアダプターの0Vはアンプの-電源に、16Vは0Vに、DC/DCの32Vは+電源に接続することで問題なく動作した。

このICは+-電源の他に単一電源でも回路により動作可能なので、単一電源の安価品「HiLetgo 5pcs TDA2030AオーディオアンプモジュールTDA2030パワーアンプボードをAmazonで購入。

動作電圧:6〜12V とあるが、ICの動作範囲は±22Vなので、単一では44Vとなる。
そこで24V出力のACアダプタで動作させていたら、何日かして、突如として出力カップリングコンデンサがパンク(アルミケースが吹っ飛び、電解液のシートが飛び散った)した。
使用していた電解コンデンサは470uF/16Vで、印可電圧は1/2電源電圧の12Vなので、普通音量だと耐圧をオーバーしないと思ったのだが。
電解コンデンサの品質によるところもあるかもしれないが、説明通り12V以上は掛けられない様だ。
取り敢えず耐圧25Vの国産性に交換して使っている。

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Technics SL-1301プレーヤー回転ムラ改善

2020-05-25 16:37:24 | オーディオ

 4月に親戚から古いレコードプレーヤーの修理を3台依頼されて対応したが、これが元でフルオートプレーヤーの楽さに惹かれて、ヤフオクを物色してみた。
(現役は20代で購入したSL-1200のマニュアル機で50年選手)
商品説明では
Technics SL-1301 クォーツロックフルオートレコードプレーヤー 電源確認済みです。カードリッジの針が外れています。アームも自動で動きました。ターンテーブルも回転済みです。その他細かい動作確認していません。
とあったので、6000円で落札。
届いて、レコードで再生確認してみると、息継ぎをする。
何回転かするとロックが外れて、回転スピードが遅くなり、これを繰り返す。
原因の想像がつかないので、ネット検索すると、ずばりの解決策が書かれていたので、試したら、あっさり解決して、回転が超安定した。
調整は、ターンテーブルを外してカバーを開けると基板があり、この中の「VS」という半固定抵抗を少しだけ右回転させたらOKとなった。
出展者にはお礼をコメントしたら、役にたってよかったとの返事がありました。
今は楽してレコードを聴いている。

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SONYカセットデッキTC-K555ESG不動作改善

2020-05-13 17:05:49 | オーディオ

 暫く使わず保管していたデッキを使おうとしたら、どの動作でも直ぐに停止となる。
たまに、しばらく早送りや早戻しボタンを押しっぱなしにしていると動作継続することはあるのだが安定しない。
現象から想像するに、リールの回転を検出しているフォトリフレクタの出力がおかしいのではと考えて、その出力が行ってる基板の波形を見ると、片側は2.4V、もう片方は2.7Vになっている。
波形成型しているロジックICはMC14069UBPが使われており、この出力をみるとやはりHレベルに達しない関係か、綺麗な方形波は出ない。
ICの不良も考えられるので、取り外してICソケットに付け替えていろんなINV(NOT)ICに付け替えても変わらないても変わらず。何故か、ICを入れないと正常動作する。
フォトリフレクタを交換するのはメカの全分解となり、二次不良間違い無し・調整ズレが発生するので、電気的に対処することにした。
そこで、別基板にOP-AMPによるコンパレータ回路をフォトリフレクタ回路に2個使用して、その他は74HCU04APを通すことにして、ソケットに差し込んだところ、これでも正常動作する様になった。波形も綺麗な方形波になっている。

これが改善したところで、いろんなTYPEのテープを入れ替えてみると、TYPEが切り替わらない。テープ穴の組み合わせで検出するのだが、これの特殊スイッチがうまくON/OFFしていない様なので、取り外して調整の上、付け直したら正常に動作した。

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MacintoshパワーアンプMC2505を壊してしまった

2020-05-13 10:38:49 | オーディオ

 以前から分かっていたことだが、電源はAC117V仕様なので、一時オートトランスを使っていたのだが、実家近くの方から修理依頼されたアンプも117V仕様なので、返却した際に一緒に差し上げた。
一応100Vでも、最大出力が落ちるものの正常に使えているのだが、またトランスが欲しくなり、Amazonでよく確認しないまま安価なトランスが有ったので購入。
しかし、これは117Vに昇圧するものではなく、100Vを100Vと200Vに変換するもので、間違えてMC2505のACプラグを200V側に知らず差し込んで電源を入れたら、一瞬で壊れてハム音が聞こえてきた。これで初めてトランスの素性が理解出来たが手遅れだった。
しょうがないので、使用実績の有る、同じパワーの出るTA7293を使用したモノラルユニットを2個使って置き換えることにした。
放熱フィンに付いているトランジスタを外して、代わりにこのユニットを付ける。
プリアンプ部分を生かそうと考えたが、音出しすると、これも壊れた様なので、TA7293の入力に接続することにした。
Macintoshアンプの特徴である出力トランスだけは使うことにしたが、どうしても入力のボリューム位置によって急激に発振(Min/Max共にハム音が出る)するので、一番ノイズの少ないところに固定して使うことにした。出力トランスの影響で位相ずれが起きるのかもしれない。
それでも、ハム音が消えないのでアースポイントを探したところ、ボリュームのGND側を近くのシャーシーに落とすことでほぼ無くなった。
ついでに、電源平滑の電解コンデンサも追加した。当時と違って、同じ容量でもかなり小型になっているので、シャーシー内部に並列接続した。

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帰省ついでに修理完了の真空管アンプを届ける

2020-01-01 12:42:33 | オーディオ

  2018/10に実家の能代で田村様に修理を依頼された、audio researchのコントロールアンプとパワーアンプをようやく届けることが出来た。
自慢のホーンスピーカーから、真空管サウンド?が聞こえた様で、まずは良かった。

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スマホの音声出力をDACで

2019-08-17 23:26:54 | オーディオ

 私の使用しているスマホ(Galaxy-S8)は、私の不手際でイヤホン出力のRが出なくなってしまってしまった。
その後、USB経由でのいろんな方法を試みたが、安価で最適な再生方法が見つからないでいた。
(Bluetoothでは使えるが)
今回、DACによりUSBコネクタから再生出来るのではないかと、Amazonから購入してみた。
MELODAY タイプC イヤホン 変換ケーブル Type C 変換 3.5mm イヤホンジャック イヤホン変換アダプター DAC ハイレゾ 音楽再生/音声通話/音量調節
今度は問題なくL/Rの音声が再生出来た。
最高384 KHz/32bitに対応しているが、再生には有料(ONKYO HF Player有料版)になる様で、通常音質の無料ONKYO HF Playerでは問題なく聞こえてきた。

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安価なMp3デコーダ モジュール を試す

2019-08-03 12:17:46 | オーディオ

 従弟がやっている消防設備点検で、非常放送設備確認用の音源に何か良いものが無いかと依頼があり、今回のモジュールが安価なので購入した。従来はスマホから入力していた。
非常放送設備は火災受信機に内蔵されたものや、単独の非常報設備があり、入力はRCAジャックやマイクジャックなどがあるので、接続ケーブルや変換コネクタを用意していく。
マイクロUSBポートを使用すると、携帯電話のデータラインからも充電する3.7Vリチウム電池またはUSB 5V電源を使用することができ、MP3のバッテリーを充電するために、モバイル電源またはUSBケーブルを使用することができます。
出力は3.5mm-ステレオ3ピンジャックとスピーカー(モノラル)用のねじ端子がある。
音源はUSBメモリーやMicro-SDカードにMP3等で書き込むと再生出来る。
■基板上のボタンについて
Prev/V-- :短押で前の曲 / 長押でVolume Down
Next/V++ :短押で次の曲 / 長押でVolume Up
P/P/Mode:短押でPlay/Pause切替 , 長押で音源をUSBメモリとMicroSDに相互切替
Repeat:短押で1曲 / 全曲リピート切替

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YAMAHAパワーアンプPC1002ガリオーム改良

2018-09-02 11:09:34 | オーディオ

 6年前にヤフオクで入手したもので、長男に使ってもらっていたものだが、最近ガリオーム気味となってきたというので、預かり分解してみた。
ディティントタイプでALPS製33.3K特×2と捺印されている。
基板から取り外し、分解しようとしたのだが、後ろ側の抵抗体までしか分解が難しいので、この部分は接点復活液を塗布、中間にある抵抗体は少し広げて接点スプレーで対応した。
これで、組み直してみると、ガリは解消されたみたいである。

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KENWOODレコードプレーヤーKP-9010修理

2018-08-22 15:56:52 | オーディオ

 電子工作仲間の吉本OMが使用しているレコードプレーヤーKP-9010(KP-1100が類似品でKP-990は姉妹機)で、33-1/3回転が少し早い様に感じるというので、お宅に伺った。14.5kgと重量級である。

裏蓋を外してみると、回路部品がいっぱいの基板がある。
半固定抵抗が2個あり、近くのチェックピンの波形を見てみたが、回転数には関係無い様な感じである。

基板下側にフィンについたパワートランジスタが6個並んでおり、これらの波形を見てたら、電源が入らなくなり、フィンが高温(電源OFFでも過熱)になったので、コンセントから抜き、自宅で調査することにした。
トランジスタは左から2SB94P/2SD1266P/2SD882P/2SB772Q/2SB772Q/2SD882Pになっている。

2SB94P/2SD1266Pは電源回路用の様でOFF時でも動作している。手持ちのコンプリメンタリ品に交換。
これで電源が入る様になったが、左から3番目の2SD882Pから煙が出てパンクした。
モータードライブ用の様で手持ちの2SC3422/2SA1359/2SA1359/2SC3422に交換した。
これで電源は入る様になったが、ターンテーブルが回らない。手で回してやると廻り出す。
クオーツロックインジケーターも45回転では点灯に変わるが33-1/3回転では点滅になる。
トランジスタの波形を見ると左側2SC3422/2SA1359は疑似正弦波がでているものの、右側2SA1359/2SC3422は+VCCに固定されたままである。

基板をたどっていくと、OP-AMPに接続されている様だ。
2回路入りだが、片側が壊れて(入力波形はあるが、出力は+VCC)いる様だ。
怪しい2個のOP-AMP(NJM4558P)を外し丸ピンのソケットに付け替える。

最初NJM4580DDにしたら、テーブルは回り出した。クオーツロックインジケーターもすぐに点灯に変わるので正常に戻った様だ。だがトランジスタ出力波形に寄生発振が見られるのでNJM5532に交換すると波形は綺麗だ。結局はオリジナルのNJM4558Dが見つかったので、これにした。
周波数は回転数の5倍になっている。5極なのか?この波形の5サイクルのうねりが見られる。

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