数年前に中古で入手したMDR-CD900STだが、ドライバーユニットが断線してしまった。
マニアの中では一般的なヘッドホンなので、保守部品が入手可能だ。
今回は、利用実績のある「SOUNDHOUSE」に注文し、翌日には届いた。
価格は送料無料で2,780円/個である。
2個共に断線しているので、2個の注文であるが、箱の表示からロットは同じ様である。
ユニットはリング状の押さえが爪4箇所で止まっているので、内側から押して着脱する(かなりきついので破損させない様に)。
試聴してみたが、特に問題無さそうだ。
実はもう1台、同一品を所有しているので、聴き比べて差が無かった。
試聴に使ったCDプレーヤーだが、DENON製DCD-1290というもので、ヤフオク・ジャンク扱いで安価に入手したもの。
再生エラーだったり、振動による音飛びが凄いので、色々やってみたところ、CDを上から抑えている板の中に入っているリング磁石が弱くなっているのが原因の一つで、強力なリングマグネットを入手して交換してもあまり改善されない。一番良かったのは上にネオジムマグネットを3個くっつけたものだ。
あとは、読み取りエラーはレンズの汚れが大きく関係しており、湿式のCDクリーナーで何度もクリーニングしたところ正常に読み取り出来る様になった。
これでもエラーになるのはディスクそのものの傷が影響している様だ。
その後、サービスマニュアルを調べて分かったのだが、内部に調整用の半固定抵抗が有り
VR102:F-GAIN(フォーカス)
VR104:T-GAIN(トラッキング)
でVR104を調整したら、オリジナルのままで音飛びが皆無になった。
VR102も調整して見たが、これを回すと、あるところで読み取りが出来なくなるので安定な所に合わせる。