このブログを書いたが、その後の調査で原因は別なところに有りました。ゴムベルトの劣化です。9/3のブログをご覧下さい。
PLAY及びRECが動作しない(ボタンを押してもテープが回らず、自動解除される)時があるというので、以前入手したサービスマニュアルを見てみた。
サービスマニュアル(最低、回路図だけでも)が無いと検討が付かない。「sony_tck222esg_tck850es_service.pdf」をダウンロード
キャプスタンモーターは回っておりローラーもちゃんと移動しているが、リールモーターが回っていない(早送りでは回るのでモーターとドライブ回路は動作していると考えられる)様なので、その部分を探って見た。
CPU出力から「FWD TORQUE」調整の半固定抵抗を通り、リールモータードライブ回路の制御トランジスタに信号が入っているので、この部分の電圧を見てみた。当初は+5Vが掛かりっぱなしだったが、そのうちに測定のショックからか動作する様になり、その時の電圧は1~4V程度に変化する。
マニュアルに「FWD TORQUE」調整の方法が載っていたのでオシロを測定端子に接続して見てみる。直流の矩形波形が観測され、Hi側≧4.0V、Low側≦1.0Vの規格に対しHi:4.56V、Low:0.6Vと規格は満足している。周波数は1.786Hzだった。動作してしまうと「FWD TORQUE」を回してみても波形/電圧はそれほど変化しない。しかし、一旦、停止状態(十分停止時間を取る)からPLAY/RECにした場合、正常動作する点はクリチカルで、何故か、その都度変化するので、他にも原因が有るかも知れない。取り敢えず、一番安定動作すると思われる点に調整する。
TR808電圧の電圧を測定してみました。
(B) (E)
STOP時 6.6V 0.14V
PLEY時(RV803-MAX) 3.6V 4.26V
PLEY時(RV803-MIN) 0.6V 1.21V
早回し 3.35V 4.02V
巻き戻し 3.45V 4.04V
PLAY時RV803がMAXだとBA6219Bが発熱大、MINで小となる。
発熱も動作に影響が有るのかも知れません。