トラブルシューター

私の修理・製作体験記(茨城・県西おもちゃ病院・JA7FJP/1)

回路図設計CADをマスターする

2008-10-29 10:34:33 | PIC

Digiondokeikairo先日の電子工作サークルでは、教材の「デジタル温度計」について回路図のCAD化(といっても機械系CADで書いている)が間に合わず手書きをスキャナして配布した。
そしたら、おもちゃ病院のメル友である、「ボンかぎ」さんから回路図作成エディタ「水魚堂」の紹介が有ったので、それと類似の、P板.comが無料で配布している回路設計CAD「CADLUS Circuit(キャドラス・サーキット)」をダウンロードして、始めて見た。

尚、「CADLUS Circuit」は「水魚堂」の古いバージョンを利用したものなので、使い勝手は、ほぼ同じである。
大分前に1回だけ、作成したことはあったが、このときは簡単な回路で、完全にマスターしないまま、それっきりになっていた。
始まると、意外と簡単に出来る様になってきた。この回路図で、述べ5時間位かな。CAD設計経験があれば、違和感無く覚えられます。
覚えて来ると、登録されていない部品ライブラリも欲しくなる。試行錯誤(保存方法を間違えると、登録されているライブラリが置き換わってしまって部品が消えた)しながら、何とか温度センサー(LM60)を書いてみた。ただ、新たに作成したライブラリは回路図に反映(埋め込み)される訳では無いので、他のパソコンで作業するのは、ライブラリもコピーする必要が有る。
あと、印刷の設定であるが、印刷オプションで「印刷解像度の自動設定」がONになっていると、はみ出して、何ページも印刷されてしまう。この場合は、OFFにして、解像度を151dpiに設定するとぴったり収まった。ちなみにONの場合は150dpiになっている様だ。

ちなみに「水魚堂」はデフォルトで問題有りませんでした。
今まで、苦労して設計していた(とにかく接続が楽です)のが嘘の様で、慣れると簡単に出来るのでお試しあれ。

ちゃんとルール通り設計されていれば、この回路データから、PT基板設計も、同社の無料ソフトを使って容易に出来る様である。

「DIGI-ONDOKEI-KAIRO.pdf」をダウンロード

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VCCとVDDの使い分け

2008-10-27 19:10:41 | 電子工作

先日の電子工作サークルで電源+ピンの表示にVDDとVCCがあるけど違いがあるんですか?と素朴な質問が有った。

確かにICのデータシートにVDDと書いてあるものと、VCCと書いているのが有り、何でだろうと思ってネット検索してみた。

調べて見ると、どちらも正電源を表すが

VCC:TTL-IC(バイポーラ)の正電源

VDD:CMOS-ICの正電源

だそうだ。

一方、負電源もVSSとGNDがあるので調べて見たら

GND:接地された電位

VSS:電位差が負であるもの

オペアンプの様に、負電圧の電源ピン基準電位がGNDとは限らない用途のICに使う

だから、VSS=VSSとは限らない

これからは、以上を参考に、ちゃんと回路図を書かなければ、そしてサークルメンバーにも教えなくちゃ。素朴な質問、有難う!

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電子工作サークル(2008/10-2)

2008-10-26 20:59:43 | 電子工作

Img_5091_r今日から、予定していた「デジタル温度計」の製作に取り掛かった。前日に吉本先生が、部品配膳(ピッキング)をしてくれたので、スムーズに進められる。その節約した時間を活用して、今まで十分行われていなかった回路動作の説明を今回の教材(回路図)をもとに行った。

Kc280279まず、センサーの電圧変換をしているアナログ部分(オペアンプの動作等)を私が説明、次にPICの処理動作について吉本先生から説明した。

私たちは判っているつもりで話していたので、皆さんから素朴(基本的)な質問が有り、反省させられた。これがサークルの本来の意義だと改めて感じた。今後の活動に生かして行きたいと思う。

プリント板の実装配線図はCADで作成したが、回路図は手書きで対応した。製作される方は下記ファイルを参考にしてください。

ボンかぎさんから回路図エディタ「水魚堂」の紹介が有り、早くマスターしたいと思う。

「DIGI-ONDO-KAIRO.pdf」をダウンロード

「DIGI-ONDOKEI-L1.pdf」をダウンロード

「DIGI-ONDOKEI-L2.pdf」をダウンロード

「DIGI-ONDOKEI-LIST.pdf」をダウンロード

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高周波増幅ICでFMトランスミッター

2008-10-26 09:50:35 | アマチュア無線

Img_5088 Img_5087_r FM/AM標準信号発生器(VP-8174A)の高周波出力レベルは最大+99dB(0dB=1μV、開放時)なので、電波として飛ばすには弱い。換算すると89.1mV

以前ソフトウェアラジオの高周波増幅用として購入してあったIC(μPC1658)を使うことにした。共立エレショップでDIP:420円、SOP:252円。

「UPC1658G-E1.pdf」をダウンロード

ちょっと高いが、殆ど外付け部品が不要で1GHz位まで増幅してくれる。6~9Vを接続し、信号出力に接続。出力にはFMの室内T字アンテナを接続(ICの出力インピーダンスは50Ωなのでアンマッチだが)。消費電流は4mA程度だった。増幅度は20dB位か?

トランジスタラジオを持って、家の周囲を歩いて受信状況を確認。30m程度までは明瞭に届いており、スプリアスも無かった。

AM変調も出来るので、中波帯で確認したら、アンテナがFM室内用ながらも数メーターでの受信は確認出来た。AMの場合、μPC1658の入力レベルが+99dBでは歪みが発生するので70dB位に下げる必要がある。

今後、電波法に触れない様(500μV/m以下)にレベル確認しなければならないが。(アンテナ出力10mW以下)電波利用ホームページ

ちなみにBA1404のRF出力は600mVrmsとなっているので、同じ位のレベルにはなっている。50Ωで700mVrms以下で有れば良い計算になる。

RF用オペアンプ(UPC1677C)イーエレで@300も購入したので、時間が出来れば比較してみたいと思う。

「uPC1677C.pdf」をダウンロード

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パソコン相談室(2008/10)

2008-10-25 20:19:48 | デジタル・インターネット

今日は3件の依頼があった。

1.DELLのノートブックで、DVDマルチドライブが時々読めないというので、先に対応したのだがやはり駄目で、メーカーに問い合わてもらって、その回答が来たが、内容が素人にはちんぷんかんぷんなので、対応して欲しいということで、再度持って来た。たしかに、この内容はパソコンに精通していないと対応出来ないだろうと思った。指定のセーフモードとかやって見たが、問題無く動作。正常起動にしても問題無い。読めないCDはやはり他のパソコンでも読めないが正常なCD,DVDは読めるので様子を見てもらうことにする。ただ、アンチウィルスソフトが期限切れで、これが影響しているかも知れないので、アンインストールした。無料(ポップアップ広告が入るが)ソフトのダウンロードリンクで、自宅でインストールしてもらい、様子を見てもらうことにした(センターではダウンロード出来ない様セキュリティがかかっている)。

また、マウス(機械式)カーソルが最初、左右に動かなかったので、裏側のボールを外してボールとシャフトを清掃して見たが駄目で分解、ロータリーエンコーダー部分の埃が原因だった様で、吹き飛ばしたら正常に動作した。機械式は、大体この方法で正常動作する様になる。

結構、無料のソフトをご存知無い方が多い様だ。

2.Yahooグループログを利用しているが、写真の投稿が出来ないという。

私は、使ったことが無いので、センターのパソコンで呼び出して見てみた。確かに投稿する様な部分が無い。しかしメールで投稿されているものには、写真を開くボタンが有り、確かに写真が見れる。多分メールで添付ファイルを付ければ投稿出来るのだろうということで、試してもらうことにした。先程、出来たというお礼のメールが有った。

3.ノートブックで数字キーを押しても、違う文字が表示されるという。これは「NumLock」がONになっていない(ONになっている時はNumのLEDが点灯する)と、起きる現象なので、あっさり解決。

さて、NumLockのNumは何の略か。
私も知らなかったのでネット検索。下記がその引用です。
一般にNumber(数字)とされていることもあるけど、Numeric(ニューメリック=数の、数値の)の略が正しい。英語では、テンキーのことをニューメリック・キーともいう。

おもちゃの引き取りも有り、お礼にと、みかんを頂いた。

相談室後、明日の電子工作サークルで製作する「デジタル温度計」の回路再確認と部品揃いを行い、マイナス温度表示も出来る様(-10~+40℃)になって、なんとか間に合った。

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簡易ステレオ信号発生器改良

2008-10-25 19:55:35 | オーディオ

Img_5083_r Img_5084_r 先に紹介した、FMステレオトランスミッター用IC(BA1404)をつかった信号発生器だが、出力が小さく、変調が浅かったので、出力アンプ部分を改良してみた。ICは同じパワーアンプ(TDA3822M)だが、シングル駆動からBTL接続にしてみた。一応、変調は100%かかる様になった(SSGの入力レベルインジケーターLEDのHI側が点灯)。だが、音質が悪い。

単3×2本(3V)では、ちょっとつらい様なので、4本(6V)にしてみた。但し、BA1404は電源電圧2.5V以下なので、この部分の電源はLEDの定電圧特性を利用して、この電圧を供給、今度はまともな音が出た。ついでに、電源にも電解コンデンサ追加。

次はSSG側の出力増幅として、高周波用アンプIC(μPC1658G)を使ってアンプを作ることにする。

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デュアルレンジパネルメーター

2008-10-23 20:50:06 | おもちゃ病院

Img_5079 Img_5080 Img_5081 Img_5082 秋月製3-1/2LEDデジタルパネルメーター(PM-129E)は、裏面ランドを半田によりショートすることによりレンジを切り替えられるが、今回のデジタル温度計の調整に使用するには2レンジ(DC±2V ・DC±20V)を簡単に切り替えられないと不便である(手持ちのデジタルテスターだと小数点以下2桁までしか測定出来ないので)。そこで、2回路スライドスイッチを使って、切り替えることにした。電圧レンジの他に、小数点位置も切り替える為に2回路が必要な訳である。

簡単に改造完了、正常に動作した。

電源には、余っている携帯電話充電用ACアダプタ(出力:DC5.3V)を使用した。

次は温度センサー部分に接続して、OP-AMPの調整が簡単に出来る様な基準電圧(このパネルメーターで調整)切り替え器の製作に取り掛かる。

●パネルメーターの測定電圧範囲()内は最小分解能
 ・DC±200mV(0.1mV)
 ・DC±2V(1mV)
 ・DC±20V(10mV)
 ・DC±200V(100mV)
 ・DC±500V(1V)
 ・AC±200V(100mV)
 ・AC±500V(1V)
 ・DC±200mA(0.1mA)

なので、ロータリースイッチにすれば、デジタルテスターにもなる。

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ラジオ体操の効用は

2008-10-23 08:48:13 | うんちく・小ネタ

 私は会社で毎日、始業前に流れて来る「ラジオ体操第一」に合わせて体操をしている。強制ではないので、やっている人は20%位でしょうか(殆どが私より年配の方です)。
やっていて、基礎体力の向上にはなっていないなとは感じているのですが、同じ全身運動を毎日行っていると、その日の体の調子が把握出来るので、続けている。
先日の「NHKためしてガッテン」★シリーズ運動で若返り①生死を分ける!健康体操ホントの効用 でそのラジオ体操を取り上げていた。
冒頭で、ラジオ体操指導者でおなじみの多胡肇(たご・はじめ)さんによる衝撃の告白。「(ラジオ)体操は体力的な効果はほとんど望めず、体作りにもならない!」発言が。でも、こうも言っています「ラジオ体操の真の狙いは別にあり、とても奥の深いものです」と。
ラジオ体操愛好家の皆さんに「体力測定」をしてもらったが、平均とほぼ同じ。
運動の計画、組立を行う脳の部分を「運動領野」といい、アテネの団体金メダリストの中野大輔さんに、目を瞑ってもらい、体の動きを聞いてイメージしてもらい、聞き終わったら、その形を作ってもらうというテストで、15段階の難問でも難なくクリヤーした。このとき頭の中でイメージしている状態をMRIで測定すると「運動領野」が活発に働いていることが確認された。

年を取って来ると、ちょっとした段差や石ころで、転んでしまうということが起きてくる。

「運動領野」は体を動かすのに先立って動きの計画、組立を行っており、その際に必要となるのが「運動領野」に蓄積されている「体の動きプログラム」の「動きのカード」です。

ラジオ体操は「日常生活ではほとんど行われない体の動き」を多く含むので「動きのカード」のレパートリーが増えて行きます。

その結果として、不意の事態でも体をとっさにコントロール出来ることにつながるので、転びにくい体になります。

そのほかに「姿勢変換能力」が向上するとか、筋肉をのばすことで、筋肉細胞のもととなる「筋芽細胞」の「霜降り化」を防ぐことが出来るとのことです。

詳しくは、ホームページをご覧下さい。

ラジオ体操をやってて良かったとあらためて感じました。

簡単に長く続けられますので、特にお年よりの方はとっさの怪我予防などに、お勧めします。

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安全確認は人の指?で

2008-10-22 12:53:08 | うんちく・小ネタ

Set50tc3_3 板金加工でプレス型の精度・調整・磨耗等によってバリが発生する。これが大きいと、指で触った際に切れて怪我をする。安全かどうかの判断をするのに、人間の指を使う。と言っても、実際の指を使うわけにはいかないので、指の柔らかさの感覚に近づけるよう、テープ三層構造となっているシャープエッジテスターというのを使う。規格はUL,CSAに準拠しており、決められた圧力を加え、規定の距離を移動したときにテープが切れていないかで判定する。詳しく知りたい方は説明書を覗くといい。Testfingers

もう1つ、充電部(規格ではこういうが、判り易く説明すると誤って触れると感電する様な部分)に触れない構造になっているか試験指(テストフィンガー)を使って確認する方法がある。これもIEC,ULで規定。用途によって、関節付きと関節無しがある。
また、先頃問題になったシュレッダーに指が巻き込まれる事故に対する、確認用のクサビ形プローブというのもある。
ということで、やはり確実に定量的に確認するには、擬似的な指が必要であるというお話です。
おもちゃ修理も、この辺のことに注意して、やらねば!

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単一電源用オペアンプ出力スイングの違い

2008-10-20 23:41:27 | 電子工作

Img_5077_2 Img_5078 酔っ払うと、直ぐスイングしてしまう!

いや失礼!そんなことでは無い。

先日紹介したデジタル温度計では、温度センサーの出力電圧をオペアンプで増幅してPICのA/D変換を利用して表示している関係で、そのままではマイナス電圧は取り込めない。使用しているセンサー(LM35DZ)も測定温度範囲0~100℃(温度係数+10mV/℃)と、マイナス温度には対応していない。

サークル員からの要望は-10~+40℃である。

そこで、LM60(測定温度範囲:-25~+125℃ 温度係数+6.25mV/℃ )の登場になるのだが、-10~+40℃をLM35DZと同じ条件の0~+5Vに変換しなければならない。-10℃を0Vにするのにオフセットする必要が有る(非反転増幅なので反転入力にオフセット電圧361.5mVを印加)。増幅度も温度係数が異なるので16倍とする。

最初、安価なLM358(秋月で40円/個)を使っていたのだが、電源電圧が5Vだと出力が+4.2V位までしかスイングしない。電源電圧を6Vに上げれば問題無いのだが実用的で無い。そこで同じ単一電源用のLMC662CN(秋月で150円/個)に変更、そしたら+5Vまでフルスイングする。

改めてデータシートを眺めて見るとLMC662は電源電圧-GND間フルスイングがセールスポイントになっている。これに対し、LM358はGNDレベルまでスイングと有るが、電源電圧フルスイングは記載無し、記載のデータを見ると、反転増幅回路ではフルスイングする様だが、非反転増幅回路ではフルスイングしない様なグラフになっている。

今回の様にオフセットして使っているせいかも知れないが、LMC662は、それに関係なくフルスイングしている。ICによって違うと言うことが実感出来た。

と言う事で、LMC662を使用するところだが、ちょっと高い(150円)ので、フルスイング出来そうな安価なICを探して見た。NJU7032D(秋月で100円/個)がデータ上、出力フルスイングと記載されているので、使えるかも知れない。購入して確認しよう。使えれば50円安く済む。

10/22 NJU7032Dが届いたので、早速交換して確認してみた。結果、データ通りフルスイング出来た。但し、消費電流が30%位増加する。

増加しても最大0.7mA程度で、スリープで使う場合、問題にならないので、採用することにする。

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デジタル温度計の消費電流が減らない

2008-10-19 21:44:03 | 電子工作

Img_5075 Img_5076

お詫び、先日書いたこのブログですが、タイトルおよび文章が「デジタルクロック」となっておりました。「デジタル温度計」の間違いです。ここに訂正します。

今度、電子工作サークルで製作する、PICを使った「デジタル温度計」だが、電池駆動としたいので、出来るだけ消費電流を少なくしようと、吉本先生に色々と実験していただいた。

PICにスリープモード機能を追加、動作時12mA、スリープ時1.6mA(入力のOP-AMPもスリープ時OFFさせている)とのこと。

後は液晶のOFFであるが、どうも液晶のON/OFFが出来ないという。そんなことは無いと思い自分でも、今日実験を始めた。

そしたら、いろんな方法を試して見たが、思い通りにON/OFF出来ない。

単純なトランジスタによる方法を試みたが、ONになっても液晶表示されない。トランジスタも他にFETなど試して見たが変わらない。直に電源に接続しないと表示しない。理屈が理解出来ない。どうやら、液晶ドライブの原理に遡って、勉強し直さなくてはならないようだ。

残る手段で、少しでも消費電流を減らす手段として輝度調整電圧調整用RV(30kΩ)の電源供給をOFFすることに。でも、改善されたのは0.3mA程度である。

ちなみに、液晶でどれだけ消費されているのか外して見たのだが、0.1mAと、あまり効果が無いことが判る。

やはり、PIC自身が消費しているのか。これ以上は減らすのが難しいと判断、次回工作に間に合わなくなるので、前回サークルで作った「30分タイマー」の方法を試して見た。

PNPとNPNトランジスタを使って、原理は、押しボタンスイッチでNPNのベースをGNDに落とし、コレクタに接続されたPNPのベースを制御、このトランジスタのコレクタ-エミッタ間をONさせ、電流が流れる。NPN制御TRのベースはPICのスリープ信号出力(動作時+5V、スリープ時0V)に接続されており、電源ON時+5Vで自己保持、ONが継続される。スリープ時間になるとOVになり、電源を切断する様に働く。

以上でスリープモード(と言うよりデッドモードかな?)時の消費電流は0になる。こうなると、スリープになるまでの時間可変設定が欲しくなる。PIIの空きポートを利用して、設定スイッチ(デジタルスイッチ等)で時間設定出来ないか、また、お願いした。

その後、液晶表示をOFFにする方法をHPで検索してみたのだが、命令により出来るかも知れない。吉本先生に、また調査を御願いした。

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贅沢?なFMトランスミッター

2008-10-19 14:17:56 | オーディオ

Img_5072 Img_5073 Img_5074 先日紹介したFM/AM信号発生器(VP-8174A)だが、この信号発生器の内蔵している機能だけだと、ステレオ信号は送れるが、左右同じ信号になってしまう。そこで、CDなどの外部信号入力に接続して、音源をステレオで送れる様、簡易ステレオ信号発生器を作ってみた。

使用したのはローム製FMトランスミッターIC(BA1404)で、MPXの回路ブロックのみ使用して、このコンポジット信号を先程の信号発生器の外部信号入力に接続する。イーエレから180円で入手可能。38kHzの水晶(イーエレで70円)も必要なので忘れずに。

ここで、大変お恥ずかしいミスを犯してしまった。英語版データシートに有る参照回路(ICの形で書いてある)を見て作ったのだが動作しない。確認するとなんと配線面から見た絵になっていた(端子が右回り)。ちなみに日本語版データシートは、ちゃんと左回りになっていた。

国によりデータシート表現の文化が異なるのだろうか?

今更、やり直す気力も無いので、IC端子を反対方向に曲げ実装(いつも、製作にはICソケットを使っているので、簡単に出来ることだが)、見事動作した。

YAMAHA CT-1000で受信してみる。ところが、信号が弱すぎて、ステレオにもならないし、当然、変調も浅い。

と言う事で、単電源・低電圧動作のパワーアンプNJM2073D/TDA2822Mを使ってアンプを追加する。これも、そのままではゲインが高すぎて歪みが発生するので、間に半固定抵抗を入れて、ステレオ信号入力の2連ボリュームと交互に調整し、一番歪みの少なくなるところに設定。

これでも、まだ変調は浅いが、遊びなので、これで良しとしよう。

IC単体の性能としては、データシート上、チャンネルセパレーションがMin:25dB,Typ:45dB有る。実際、入力のバランスを可変して、聴感上確認してみると、一応、セパレーション出来ている様だ。

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ホームページ入門講座(第2回)

2008-10-18 21:33:36 | デジタル・インターネット

今日の講座は、定期活動とブッキングしていなかったので、アシスタントをフル対応。

Yahooブログ(無料)を使っての講座だが、私が今使っている、「ブログ人」のブログとは全然使い勝手が異なるので慣れるまで大変だ。

と言う事で、始めようとするブログによって、全然異なるので、逆に、自分のイメージに合う色んなブログを無料で試してから本格的に取り込むのも良いかも知れない。

終わる頃は、お互いアドレスを交換し合い、コメントのやり取りまで行い、ブログの醍醐味を味わって無事終了。

終了後、前回質問を受けた、ブログ縦書きの方法について、依頼者に画面コピーで説明した。

講座名がホームページ入門になっているが、実際はブログの作成である。生徒さんからもホームページとブログの違いは何?と言う質問が結構有った。確かにインターネットを利用して情報公開することには変わり無いが、私の中では別物だと解釈している。誰でもブログは簡単に始められるが、ホームページは、まだ作成するのに敷居が高いし、月額利用料も一桁高い(これも無料のは有るが)。難しいと思う方は有料で作ってくれるコースも有るが。

おもちゃ病院仲間では、双方の利点を使い分けている方が結構いる。私のブログも、あれもこれもやりたいと考えて来ると、ホームページもいいなと思えてくる。今のコースだと、更にブログを2つ作成出来るので、使い分けると言うことも出来る。まずは、暇が出来たら、挑戦して見よう。

OCNブログ人コースと料金のご案内

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FM/AMシグナルジェネレータ入手

2008-10-16 00:26:36 | アマチュア無線

Img_5070_r Img_5071_r 70年代のチューナーを物色していて、性能が今一とか、先日の様に、動作不良ジャンク品チューナーのIC交換とかで、本当にステレオ調整が合っているのか心配になって来たので、測定器が欲しくなって、私にとっては、ちょっと高かった(25000円)けど、オークションで落札しました。

単機能の測定器としてみれば、割高だと思いますが、100kHz~110MHzデジタル設定の正弦波発信器としてみれば、たとえばソフトウェアラジオのクロックHFトランシーバー(FT-101S)のVFO代わりにと用途が広がります。変調器がついているわけだから、アンプを付ければ、そのままAM/FMの送信機にも使えそうです。

以上、考えて見ると、これは安い買い物かも知れません。

PANASONICのFM/AM SIGNAL GENERATOR 型番『VP-8174A』というもので、今日届いたので、付いてなかった足をジャンクCDプレーヤーから取り外して取り付け、やはり添付されていない3P-ACコードを接続して早速動作確認、出力にリード線を接続し、YAMAHA CT-1000で受信して見た。FM・AM共、正常に動作している様だ。

外部入力(モノラルなので、ステレオ出力にしても左右から同じ音が聞こえるだけ)もあるので、CDプレーヤーの出力を接続、ちゃんと音楽が聞こえて来た。

コンポジット信号を入力すればステレオで再生されるので、FMトランスミッターIC(BA1404等)のコンポジット信号発生部+パイロット信号で今度実験してみよう。

取説は無いので、いじくってみて、メモリーの使い方(ちょっとやってみましたが入力は意外と簡単です)やその他の機能をマスターして、本格的に調整に入りたいと思います。

⇒その後、仲間からのご好意で取説を送っていただき、操作方法がマスター出来ました。感謝!

類似品VP-8175Aの紹介記事です。

VP-8174A/VP-8175Aカタログ

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『メルちゃんのバスタブ』回収・交換に

2008-10-15 08:22:20 | おもちゃ病院

0120030000262 おもちゃ病院を開院しているので、少しでも情報が行き渡ればと思い、今回の不具合回収について掲載します。ご使用の方は再発防止のため、速やかな対応を御願いします。

また、おもちゃの場合、プレゼントとか買ってあげるケースも多く有ります。お心当たりの方は知らせてあげて下さい。

修理したおもちゃも、修理方法によっては、この様な怪我に結びつくかも知れません。おもちゃドクターも、これを教科書に、事故が起こらない様な配慮が必要です。

また、我々ドクターも、修理を受けたおもちゃの中に、怪我に結びつく様な構造が見つかれば、メーカーに提案していくことも必要と思います(今までの経験では、なかなか受け付けてもらえませんが、「消費生活センター」とか「おもちゃ病院協会」とかに相談に乗ってもらうとかの手段も有ると思います)。

以下、メーカー発表の抜粋です(詳しくは下記リンクをクリック下さい)。
パイロットインキ製「メルちゃんシリーズの『メルちゃんのバスタブ』」において、お風呂場で転倒されたお子様が『メルちゃんのバスタブ』の上に倒れこみ、シャワーヘッドがはずれたシャワーホルダーにより怪我をする事故が発生いたしました。弊社といたしましては、同様の事故の再発防止のため、この度、下記に掲げる商品の『メルちゃんのバスタブ』部分を無償にて回収・交換させていただくことといたしました。
「メルちゃんのバスタブ」自主回収・交換のお知らせ

今回に関する新聞記事

経済産業省は14日、パイロットインキ(名古屋市)製のお風呂用玩具「メルちゃんシリーズの『メルちゃんのバスタブ』」で、昨年から今年にかけ、入浴中の女児がけがをする事故が2件相次いだと発表した。

 1人は重傷で、同社は2000年から発売している同シリーズのバスタブ7種類約29万7600個の回収を始めた。

 同省によると、今年9月、東京都内の女児(4)が浴室で滑って尻もちをついた際、この玩具のシャワーヘッドが外れて、むき出しになった支柱が下腹部に突き刺さり、重傷を負った。昨年7月にも同じく宮城県内の女児(3)が負傷した。支柱の先端は直径約2センチで、硬い樹脂製だった。同社は、材質を軟らかくしたうえで、先端を直径3センチ以上に広げる改良を施し、無償交換することも決めた。問い合わせは同社(0120・498・633)。

(2008年10月15日02時52分  読売新聞)

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