先日の電子工作サークルでは、教材の「デジタル温度計」について回路図のCAD化(といっても機械系CADで書いている)が間に合わず手書きをスキャナして配布した。
そしたら、おもちゃ病院のメル友である、「ボンかぎ」さんから回路図作成エディタ「水魚堂」の紹介が有ったので、それと類似の、P板.comが無料で配布している回路設計CAD「CADLUS Circuit(キャドラス・サーキット)」をダウンロードして、始めて見た。
尚、「CADLUS Circuit」は「水魚堂」の古いバージョンを利用したものなので、使い勝手は、ほぼ同じである。
大分前に1回だけ、作成したことはあったが、このときは簡単な回路で、完全にマスターしないまま、それっきりになっていた。
始まると、意外と簡単に出来る様になってきた。この回路図で、述べ5時間位かな。CAD設計経験があれば、違和感無く覚えられます。
覚えて来ると、登録されていない部品ライブラリも欲しくなる。試行錯誤(保存方法を間違えると、登録されているライブラリが置き換わってしまって部品が消えた)しながら、何とか温度センサー(LM60)を書いてみた。ただ、新たに作成したライブラリは回路図に反映(埋め込み)される訳では無いので、他のパソコンで作業するのは、ライブラリもコピーする必要が有る。
あと、印刷の設定であるが、印刷オプションで「印刷解像度の自動設定」がONになっていると、はみ出して、何ページも印刷されてしまう。この場合は、OFFにして、解像度を151dpiに設定するとぴったり収まった。ちなみにONの場合は150dpiになっている様だ。
ちなみに「水魚堂」はデフォルトで問題有りませんでした。
今まで、苦労して設計していた(とにかく接続が楽です)のが嘘の様で、慣れると簡単に出来るのでお試しあれ。
ちゃんとルール通り設計されていれば、この回路データから、PT基板設計も、同社の無料ソフトを使って容易に出来る様である。