トラブルシューター

私の修理・製作体験記(茨城・県西おもちゃ病院・JA7FJP/1)

マイクロ波レーダーセンサーを試してみる

2019-06-28 15:25:17 | 電子工作

 Amazonを何気なく検索していると、安価なセンサーが目についた。
マイクロ波レーダーセンサーRCWL-0516というもので、158円、動作は人感センサーに似ている様だ。
検出距離5 – 7 M、ボードの検出の角度広く、電源供給4.0 – 28.0 Vの範囲とあるので6Vで動作させることにした。
小型のブレッドボードで組んでみる。

どの様な方向で検出するのか説明が見つからなかったので現物で確認してみると、基板裏面が感度良さそうだ。
10畳位の部屋では確実に検出するのだが、生涯学習センターの円形玄関ホールでやってみると、意外と検出距離が短くなる。レーダーである関係か?不明
人感センサーと同じICが使われているので、動作は一緒だ。但し時間や感度調整は無い。cdsをつけるランドが有り、これを付けると暗くなった時だけ動作させることが出来る。動作でHiとなる。
aitendo製の十二支の各動物メロディキット [K-ZK12HLD]を鳴らしてみるのだが、マトリクス回路になっているので、押し釦の代わりに制御するには工夫がいる。

フォトプラで動作出来るのではないかと試してみたら問題なく動作した。下が回路

LEDライトもトランジスタで電流増幅し点灯させてみた。

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出張電子工作教室でFMラジオ作り

2019-06-23 12:27:35 | 電子工作

 下妻市で活動されている「つくるん♪」の谷島さんから、子供達に何か電子工作を作ってもらいたいという要望が有り、6/23「FMラジオ」を作ることにした。

以前、aitendoから入手してあった特価品のDSPタイプのFMラジオユニットでオプションの液晶を付けると周波数表示が出る。
ブレッドボードが初心者には良いのだが、持ち帰ったりする際に部品や配線が外れてしまって動作しなくなる可能性が高いので、ブレッドボードタイプの片面プリント基板を使用し、半田付け接続とする。これは先生たちが行う。
コネクタや部品は予め半田付けしておいて、子供達には配線接続を行ってもらい、接続出来たら先生たちが半田付けすることにした。

やはり、細かいので、初心者には少し難しく、私の書いた辺田なメモの絵のせいもあり、接続穴のずれが多く、一発動作とはいかず所定の時間を大幅にオーバーしてしまった。
それでも、自分の作ったラジオから放送が聞こえてくると、喜んでいた。
今回は予算の関係でイヤホン出力となったが、当日はアンプとステレオスピーカーを用意してモニターしてもらった。スピーカーからだと結構いい音がする。
谷島さんが早速ブログにアップしてくれました。
「はじめての電子工作」

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トイピアノ修理(モーメンタリのON/OFF逆)

2019-06-22 16:18:21 | おもちゃ病院

 ON/OFFボタンを押しても電源が入らないという症状。
原因は簡単で、モーメンタリスイッチの不良だった。
面白かったのは、飛び出した位置でON、押し込まれた位置でOFFという逆の使い方をしていたので、しばらく別の個所の不良かと、大分寄り道してしまった。裏面のスイッチも使い方が不明。

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ユニックRC-500FA送信機修理

2019-06-22 10:09:12 | ラジコン

 以前修理した方から、また動作しなくなったので診てもらいたいと連絡があった。
どのボタン、レバーを操作しても動作しない(LEDが点灯しない)という症状。
上部カバーを外してみると、FFCケーブルがコネクタから外れていた。
このコネクタはロックレバーを垂直に上げてFFCケーブルを差し込み、レバーを戻すとロックし、外れなくなるという構造だが、何回も操作しているとロックが甘くなる傾向が見られる。
今回は、今後振動等で外れない様にシリコン接着剤で固定した。

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トイラジコンカーの電源スイッチ改良

2019-06-19 12:37:58 | おもちゃ病院

 おもちゃ病院に持ち込まれるラジコンカーでの故障が多いのは、電源(スライド)スイッチの接触不良である。

同じスイッチが有れば交換し、無ければ取り付けを180°を回転しON/OFFの配線を入れ替えたりして対応している。
しかしながら、同一スイッチを使っている限りには、数年後にまた接触不良を起こす恐れがある。
そこで、接触不良になりにくい密閉型のトグルスイッチを使ってみることにした。
そのままでは、底面からスイッチレバーがはみ出してしまうので、何かアダプターが必要だ。
過去に不良で取り外したスライドスイッチの金具を使うのがミソ。
これのスライド穴に、トグルスイッチのナットで高さ調整しながら固定する。

ラジコンによっては、スイッチがOFFの時に電池カバーが開ける様になっているのがあるので、この機能が生かせる様にトグルスイッチは中心からずらして微調整する。

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ユニックR170送信機修理

2019-06-16 16:28:40 | ラジコン

 送信機の電源が入らないという症状。
分解してみると、ON/OFFレバースイッチのシャフト部が破損しており回らないため、基板のスライドスイッチが動作していなかった。
ねじとボスを交換して、確実に動作する様にした。

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第12回ふれあいアジサイ祭り「筑西ペアー合唱団」で開会

2019-06-15 15:00:36 | 日記・エッセイ・コラム

 あいにくの雨となりましたが、沢山の方が訪れました。
開会式は「筑西ペアー合唱団」の唱とダンスで始まり、梅雨を吹き飛ばしてくれました。

外での行事が出来ず、各団体がホールに集まり、ごった返していましたが。このせいか大変盛り上がっていたと思います。
おもちゃ病院も、約20件の受付があり、全Dr5名が対応しましたが、修理が追い付かず半分程度が入院となりました。

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県西おもちゃ病院(2019/06)

2019-06-08 15:15:03 | おもちゃ病院

 梅雨入りして、雨模様でしたが20件の受付があった。
仁平、深谷、八田、吉本、田中のDr5名フルメンバーで対応した。
私の対応した入院おもちゃを紹介しておく。
1.アンパンマンどこでもシャワー
シャワーヘッドの先端を回すことで水流のON/OFFする仕組みだが、この可動部ボスが折れて外れてしまったという症状。
折れたボスを外して、接着固定を試みたが、強度的に弱く何回か回しているうちに剥がれてしまった。
そこで、プラスチックねじ/ナットと真鍮製六角ボルトを使うことにした。
可動部中央に穴あけし、ねじとボルトでサンドイッチする。これを本体側に差し込み、座金とプラナットで固定する。ゆるみ止めとしてシリコーン系速乾接着剤を塗布する。

2.アンパンマンの知育玩具
六角形で、いろんな機能の付いてるおもちゃで、結構依頼が多いものだ。
動作上は問題無いのだが、アンパンマンの声が甲高くなっているという依頼。
確かに、当日受付のアンパンマンおもちゃの音声と比べると、そんな気はする。
お勧めは出来ないがメロディICのクロック周波数を変えることで変化する。
外部の固定抵抗130kΩがクロック用の様だ。
チップ抵抗を外し、半固定抵抗を仮付けし、この音程かなというときの抵抗値を測定すると約130kΩと、合っているのだが。
依頼者が決めてもらう様に120kΩの固定抵抗と30kΩ半固定抵抗を直列にする。
半固定抵抗はパターン側とは反対にリード線穴3個を開けて固定する。これで丁度良いところを探せると思う。

3.パトカー
全然、音が出ないという症状。
チョロQ風に、地面に押し付けて引くとサウンドが出る。また赤外線リモコンのボタン3個でも3種類のサウンドが出るというもの。
まずはボタン電池(LR44)が各3個劣化しており。交換してみるとリモコンでサウンドが正常に出る様になったが、しばらく置くと反応しなくなる。押し付けた時のサウンドも出ない。
分解してみる。
前輪の部分にサウンドICの基板があり、外してみるとタクトスイッチが有り、これが接触不良になっていたので類似品(ボタンの高さが異なる)交換する。前輪を地面に押した時に丁度動作する様にマーラーシートを2枚重ねてレバー側に接着する。
これが動作する様になると、リセットされる原理か、リモコンでも必ず反応する様になった。

4.おもちゃミシン
モーターは回転している様だが、針が動作しないという症状。
分解してみる。どうやら、モーターのピニオンギアが外側にずれてしまい、ベベルギアに当たらなかった様で、モーター側に引き寄せることで、かみ合う様になり正常動作した。

5.6月15日は「ふれあいアジサイ祭り」で臨時おもちゃ病院を開院します


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安価なFMラジオキットを作ってみる

2019-06-07 15:25:03 | 電子工作

 先日のブログで、FMラジオの製作を紹介したが、Amazon(中華直売では更に安価だが)で、安価なFMラジオキットが見つかったので購入して製作してみた。

詳しくはとりあえずビール!さんの記事が参考になる。
私もインダクタが気になっていた(とりあえずビールさん!の続編にも書いてある)。
使用しているIC(HEX3653?)のデーターシート(ずばりは見つからないがGS1299,RDA7088が同じ様だ
)では参考回路に100nH(0.1μH)となっているが、キットに入っているのは100μHである。

テフロン線を8T位巻くと0.1μHになったので、これをつけてみる。試しに100μHに替えてみるが、感度はそれほど変わらないので、どちらでも良さそうだ。
唯一、初心者に難しいのはSOP-16PタイプICの半田付けだ。
フラックスをフットパターンに塗布して、どれか1ピンを半田付けで仮固定(半田を温めながら位置合わせする)し、位置がピッタリ合ったら全てのピンを半田付けする。
音声出力はaitendo製より大きいが、感度は悪い様だ。鉄筋の室内ではNHK-FM(加波山中継局)と茨城放送(同じく加波山)しか入らない。アンテナはイヤホンコード兼用にピン(2-3間)設定。
aitendo製(オプションの液晶表示を付けた場合だが)とちがって、周波数は当然わからず、seek+及びseek-ボタンで強い局が無いと検出してくれない。
強電界地域でないと実用に欠けると感じた。

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光ワイヤレスマイクを久々に再製作

2019-06-05 16:16:47 | 電子工作

 9年前に電子工作講座で製作したものだが、先日紹介した「電子工作ワークショップ」テーマ予定の「FMラジオ」の他に何かあるかと考え、再製作してみた。
前回はユニバーサル基板で製作したが、今回は対象が小学生で1時間半と時間も短いので、なるべく既存の基板を流用して簡単に出来る様に考えた。
現在は販売終了になっているaitendo製のTDA2822Mステレオアンプの基板が残っていたのでアレンジすることにした。
ステレオ用の片方は送信機(LED出力)に、もう片方は受信機(フォトダイオード受信で、イヤホン出力)に使います。
基板のに実装する部分は、最初では少し難しいし、半田付けもあるので、先生たちが事前に組み立てることとして、部品の少し多い受信フォトダイオード周辺回路を超小型ブレッドボードに組む作業を生徒さんにやってもらおうと考えている。
動作確認してみたが、残留雑音が多い様に感じ、ピン互換のあるNJM2073Dに交換してみたら雑音が少なくなった。
あとは、基板パターン引き回しの関係なのか、送信部から受信部への漏れ込みが少しある。

担当者にお会いする機会があったので、現物を見てもらうと、結果的には、FMラジオの方が実用性があるということで、この光ワイヤレスマイクは保留となったが、ワークショップでは紹介することにした。

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TOMY製Omnibotの修理

2019-06-01 13:04:23 | おもちゃ病院

 数年前に帰省したとき幼馴染から、いつでもいいよと修理依頼されたTOMY製Omnibot(オムニボット)。
ようやく時間が出来たので調べてみた。

不動作原因は恒例?の電池液漏れによる接点腐食と、バッテリー(6V/4Ah鉛蓄電池)の劣化、スイッチ類の接触不良だった。

【送信機】
・送信周波数は特殊な49.86MHzになっている。
・電池液漏れが酷く、電池カバーも紛失になっているので、市販の電池ボックスに交換して接着。
・プッシュスイッチの導電ゴム接点が抵抗大で復旧不可能なので、SMDタイプ超小型タクトスイッチに付け替える。
・ジョイスティックの接触改善のため、接点を半田コーティングする。

【ロボット本体】
・バッテリーは秋月の6V/4Ahに交換し、タブ端子圧着をコードにつける。
・電池(時計部分駆動用)の液漏れは接点を交換。
・カセットデッキ部分はゴム部分をクリーニング。
・時計設定が分からなかったので、友達から説明書を送ってもらって行った。
・電池蓋は固定部が割れて無くなっていたので、リン青銅で固定金具を製作。

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DSP方式FMラジオを作ってみる

2019-06-01 12:23:25 | 電子工作

 センターで行われた講座でたまたま一緒のグループだった方から、電子工作の出張講座(予算1000円程度/2時間)をお願い出来ないかという依頼があり、なにを作ろうかと考えてみた。
候補としては、光通信かラジオ作りを考えている。
だいぶ前に購入してあったaitendo製DSPラジオキットーFM5807(特価品で現在は販売中止になっている)が有ったので組んでみた。
キットはナイロンコネクタ接続となっているので、2.54mmピッチのソケットヘッダをユニバーサル基板に取り付けて接続してみた。別売りの周波数表示の液晶表示器も接続。操作は5個のタクトスイッチによる。

問題無く動作したが、アンテナが必要。20~30cmのビニール線を受信モジュールのランドに半田付け。
カナル型イヤホンで音量Maxで使える程度、出力はそんなに大きくない。
スピーカーで鳴らせる様にPAM8403-D級アンプを接続してみた。

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電子メモパッドが面白い

2019-06-01 11:53:13 | 電子工作

デスカウントショップ「ジェーソン」に行ったら、面白いのが置いてあったので衝動買い。999円でした。
「電子メモパッド」という商品名で、付属のペン(硬いものなら何でも良いので爪でも書ける)でパッド上をなぞると緑色の線が書ける。そして上にある「ゴミ箱」ボタンを押すと一瞬で消える。

類似した機能は古くからある(表面シールを剥がすとか、マグネットペン)のだが、ワンタッチで消せるのは今風である。どんな仕組みなのか不思議だったのでWeb検索してみると、下記のページが見つかった。
ボタン電池が1個使われているが、消すときに消費するだけなので、長持ちはしそうだ。

文具に凝るといふことを化学者もしてみむとてするなり④:「ブギーボード」の巻

ブギーボードの筆記面には、電子ペーパーにも使われているコレステリック液晶が組み込まれています。

これはらせん状の配向状態をとる液晶であり、電力を加えなくても状態を維持できるというバイステイブルな特性を持っています。

成分的な詳細は不明ですが、ブギーボードの場合には、感圧式のコレステリック液晶が使われているようです。つまりペン加圧によって液晶の配向が崩れ、光を散乱して黄緑色に見える(字が書ける)、電圧をかければ分子が再配列を起こし、バックグラウンドの黒色を透過する(字が消える)という仕組みらしい。
chlesteric_LCD.jpg

(画像:http://auo.com/より)

消すときだけ電力が必要な特性ゆえに、超低消費電力・50000回もの繰り返し使用が実現されているというわけなのです。また、こういう仕組みだからこそ、マグネットを貼っても干渉せず、問題なく使えます。

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