かみさんが使っているママチャリだが、後輪のタイヤがペッタンコで、パンクではないかと依頼された。
まず、やってみるのがバルブの虫ゴム交換だ。これで様子をみる。
一応、2日位放置しても抜けていないので、原因は特定出来たが、タイヤがツンツルテンになっており、サイドにも亀裂があちこち入っているので、タイヤの交換は考えなければならない。
後輪のタイヤ交換は、関連する部品を全て外す必要があるので前輪の10倍程大変だ。
そこで、先々を考えて、パンクしないタイヤを試してみることにする。
Amazonで「26インチ自転車用パンクレスタイヤ 26×1 3/8 (37-590) 空気入れ不要 メンテナンスフリー ママチャリ・シティサイクル向け パンクしないタイヤ」を購入。3980円と一般品の4倍程度の価格だ。
簡単に交換出来るだろうと楽観視していたが、一体品なので、リムに入れるのが大変だ。
半周位差し込んでタイラップで外れない様に両端をリムに固定する。ここからがもっと大変で、生き詰まってしまった。
大型の両口スパナを使ってこじりながらなんとか入れたものの、リムの内寸法よりタイヤの外寸法のが大きいため差し込まらない。これは無理の様だ。
Amazonのレビューに書かれている様に、リムに入る部分のゴムをカッターで削り取って再挑戦する。
何とか、交換完了。正味6時間以上かかったろうか。
お勧めは出来ない作業になった。
以前、動作しないのでと、頂戴したネームランドを使う機会があり診てみることした。
内蔵の充電池(Ni-cd×6本組)は液漏れが、配線・コネクタ・基板にまで浸食している。
コネクタを含め配線を一式入れ替えた。
ACアダプターは無いというので、規格と同じ9Vのアダプターをプラグ変換コードで接続。
電源をONにするとディスプレイ表示は正常で文字入力が出来るのだが、印刷ボタンを押すと電源が切れてしまう。
ACアダプタだけだとダメなのかなと、リチウムイオンバッテリー18650を2本直列にしてバッテリーコネクタに接続してやるが同じ現象になる。
分解してみると、モーターケースが何故かかなり腐食している。
配線が6本もあるのでステッピングモーターかもしれない。
モーターを外して、軸受けに入っているピニオンを回してみるが固着している様でプライヤでも回らないので潤滑スプレーを軸受けに塗布しながら徐々に回していくと、回る様になった。
これが原因で電源が落ちたと思われる。
取り付けて、動作確認すると正常にラベルが印字された。
電池は、丁度、秋月から購入してあった3.6V出力のNi-MH組電池が2個有ったので、これを使うことにした。但し、寸法が収納スペースにピッタリなので、専用電池ボックスは使用出来ない。
単四用+電極を4個使って、電池と収納部の間に差し込んで電極とする。
少し充電してやると、電池でも動作が確認が出来た。
あとは、バックアップ用のCR2032が容量抜けしてたので、新品に交換してOKとなった。
昨年9/29に修理したミニバス用タイマーだが、また動作しなくなった(全く表示しない)と連絡があり、送ってもらい見てみることにした。
前回修理したモジュール電源(24V/1A出力)の出力電圧が出ていない。
ざっと確認したが、原因が分からないので手持ちの電源を流用することにした。
24Vずばりは無いので、近い19V出力のNECノートブック用ACアダプタを使うことにした(電流は6.5Aと十分過ぎる)。
可変電源で19V~24Vまで可変してみたが、表示の明るさはほとんど変わらないので問題無いだろう。
かなり大きくなるがスペースは十分に有るのでロックタイで固定する。
ACアダプタの仕様だが、電源ON後1秒ほど遅れて出力が出るので、その旨、依頼者に伝えた。
1ヵ月程前から、自宅トイレの便器本体に水がチョロチョロと常時流れているので、修理することにした。築30年近くなる。
最初はバルブ回りを清浄すれば止まると考えたが解決しない。
そこで、フロートバルブを交換することにした。
TOTOタンク型格から検索するとバルブ仕様が分かる。
Amazonで入手可能なので、2階のと合わせてTHR416Rを2個注文した。
451円と思っていたより安価である。
水道の開閉ねじを閉めて、トイレタンクの上蓋を外す。
内部は30年の水垢で真っ黒になっていた。
バルブはゴム製で、内部パイプに嵌め込まれているだけなので、引っ張って外す。
新品を嵌め込み、数珠状のワイヤーをリングに嵌め込む。ピンと張った状態より4玉くらいたるませる。これで完了となる。
今度は、完全に漏れなくなった。
外したバルブを見ると、漏れるものは、ゴムは塑性変形を起こし凹んでいた。
問題の無い2階のは、変形が無かったが、水垢が周囲にびっしり付いていた。
以前、親子電子工作教室を開催した「「結城市民活動支援センター」の秋山先生から、また「ラミネーター」の修理依頼があった。
今度はラミネートが内部に巻き込まれてしまって、取り出せないというものである。
ある程度まで、分解してみたらしいが、これは無理だと諦めてのヘルプだった。
分解してみるが、巻き付けられている加熱ローラーにたどり着くまで、いろんなねじとローラーを外さなければならない。これは、初心者には難しい。
ローラーは変則?Eリングで固定しているので、これを外すが、折れたり、飛んでしまって見つからないはめになってしまった。
巻き付けられている耐熱ゴムローラーも、加熱ヒーターユニットのアルミ枠と融着(ラミネートが溶けて接着状態)してしまっているので、間にカッターを入れ、傷を付けない様注意深く剥がしていく。
ローラーが剥がれたので、今度はローラーに巻き付いたラミネートを、これも傷を付けない様カッターでラミネート部分のみ切開する。
シール剥がし剤を塗付しながら粘着した樹脂を剥がしていく。
どうやら、綺麗になったので、アルコールで清浄し、組立てていく。
さっきの紛失したEリングはゼムクリップを加工して代用することでうまく行った。
ラミネートが無かったので正式チェックは出来ないがA4用紙をラミネート厚位に重ねて通して見たが、スムーズに通り問題無さそうだ。
ユニックRCを修理してあげてから、付き合いが続いている方から、一風変わった製品の修理依頼があった。
硬貨を選別して、金額までカウントしてくれる「COIN SORTER」というものだ。
ガソリンスタンドの売り上げ計算に使っている様だ。
硬貨を内部テーブルに運んでくれる羽根が途中で止まってしまうという現象の様で、同一品を購入したものの、しばらく使っているとまた同じ現象になったということで2台送って来た。
少ない硬貨では、完全なチェックが出来ないので500円*10枚、100円*50枚、50円*50枚、10円*50枚、5円*50枚、1円*50枚も送ってもらった(合計13,300円)。
分解してみると、硬貨の表面凸凹でプラスチック素材が削られる様で、プラスチックには円周状にスジが入っており、その削られた粉が赤外LEDや赤外トランジスタに付着していた。
これを綺麗に拭き取り、更に内部の回転台も滑らかに仕上げて摺動部にはセラミックグリスを塗布した。
組立直して、カウントさせると、新しい方は問題無くなったが、古い方は100円の中に5円が1個間違って落ちて、金額が+95円となる場合がある。
しかし、何回かやっているうちに、誤カウントも無くなり、途中でエラーストップすることも無くなった。
合計金額以外にも、各硬貨別の金額もスイッチ切り替えで表示出来る様になっている。
どの様な原理なのか、蓋を外した状態で見てみると、硬化の直径で分類するという、意外と簡単なものだった。
小さい方から順に1円/50円/5円/100円/10円/500円で、機械の受けボックスもその順番に並んでいる。
硬貨を入れると送りの羽根が回り、下の傾斜したテーブルにある量の硬貨を落とす。
この羽根は常時回転してるのでは無く、ある程度の硬貨がテーブルに落ちたら停止する様になっている。
傾斜したテーブルは下の固定台と上の回転台が密着していて、回転台に空いている穴に硬貨が、はまって行き、回転するが、固定台に空いているスリット(クマノフ様から指摘が有り、穴では無く、固定側はコイン径に合わせたスリットになっています)スリットの大きさを各硬貨に合わせているので、その大きさにあった穴に来た時に落ちる仕組みだ。
回転台には硬貨が残っているかの検出センサー、回転角度の検出センサー、コイン通過でカウントするセンサーが取り付けられている。
硬貨をカウントした後も羽根が20パルス回り完全に硬貨が無いことを確認してから停止する。
1円 φ20
50円 φ21 差1mm
5円 φ22 差1mm
100円 φ22.6 差0.6mm
10円 Φ23.5 差0.9mm
500円 φ26.5 差3mm
と、やはり5円と100円の違いが少ないので、その様な現象が起こりやすい様だ。
動作確認でOKとなったが、もう1度、カバーを取ってみると、プラスチックにはまた筋が入っていた。
依頼者には、エラーが出る様になったら、エアガンに内部と外部(コイン検出)からエアガンでプラスチック粉を飛ばす様お願いした。
おもちゃ修理にも通じる、仕掛けの面白さを味わえた。
私のトラブルシュートは、おもちゃ・電子機器以外に、身の回りにある物でも、勿体ないと思う時には手が動く。
今回は、作業ズボン用に使っているベルトが対象。5年以上使っているだろうか。
穴式?は、常に同じ所に引っ掛けるので、長い間にその部分の皮が切れてしまう。
最初は片側だけだったので、応急処置としてホチキス止めしてテープを巻いて使っていた。
先日、とうとうこれも外れて完全に切れてしまったので、おもちゃ修理の手法を使って補修することにした。
切断部分で接合しても、切れやすいので、一個先の穴と穴の中間点で皮を切断し、ドリルで3か所穴開けし、ステンレス細線で何ターンか巻き付けて接合する。更に、接合面には接着剤を流し込む。
写真は、ここまでのものだが、これに安全の為、綿テープを巻きつけて完成。
ベルト金具のバンドも切れてしまったのでロックタイで代用。
これで、また数年は使えるだろう。
孫が所属しているバスケ・クラブで使用しているMolten「SHOT CLOCK」(ショットクロック)BBSC BXPだが、リセット・スタートボタンが
時々反応しなくなるというので、修理依頼があった。
動作させてみたが、動作は問題無かった。
念の為、取り敢えずスイッチが交換可能であれば、交換しようということで、分解してみた。
使用していたのが、下の写真で、一般のタクトスイッチに四角いボタンが付いており、基板からの寸法が9.5mm程度有った。
高さが一番近い、手持ちのLTM1-01-フジソク(サトー電気で特価10円)を使うことにするが基板からの高さが9mmと低いので、
基板より浮かして半田付けし、実際にボタンシートを
押しながら、微調整する。
1個だけの交換でも良いのだが、念の為、全てのスイッチ9個を交換した。また、マイコン部電源に、念の為パスコンを最短で入れた。
電源は24V出力のスイッチング電源が使われていた。
これを、基板上の三端子レギュレーターで5Vに安定化し、各回路に供給している。
裏側のDSUBコネクタは外部表示器用で2組有る。
お返ししたところ、従来より押した感じが良くなったとお礼の返事が有った。
先日のブログで、電池クリップを使った仮充電を紹介したが、aitendoのリチウムイオン電池充電キット[AKIT-4057](オリジナルは入出力端子が付いていないので、ジャックと端子を付けている)が見つかったので、ユニバーサル基板に電池クリップと充電ユニットを組み合わせてみた。
ただ、それだけのことなので、工作は短時間で完了。
早速、充電してみる。入力は5V出力のACアダプターを使用する。
専用チップ(TP4057)を2個並列運転させて、最大充電電流1Aまで可能とのことだが、かなりチップが熱くなるので、電流を測定すると0.45A程度である。
データーシートには並列運転の応用回路が無く、そのせいかと1個外してみたが、やはり熱くなる。仕様だろうと、このまま様子を見る。
1時間ほどで、充電LEDが赤から緑に変わったので、充電完了した様だ。電池を取り外す。
【メル友よりアドバイス】
5Vの電源で1Aの充電をしようとすると、電池が3.5Vとすると1.5V?1A=1.5Wとなり、あのパッケージでは耐えられないでしょう。
そこでサーマルプロテクターが動作して電流を減らすようで、充電時間が伸びているようです。
充電電流を見ながら元の電圧を下げていくと、4.4Vぐらいまで動作するようで、私は300mAの充電器を作ったときは1Ωの抵抗を2個挿入し、抵抗に熱を分散するようにしています。
電流が未定の時はダイオードでドロップさせるのも手かと思います。
また1Ωの両端の電圧で電流を直読できます。
表面にある、押しボタンスイッチが、ON/OFFしない様なので、どんな形でも、交換して動作させることが出来ないかとのことだった。
まず操作系5個の押しボタンスイッチを外してみると(内部基板も外さないと、ケースロックのばねが押せないが)、オレンジと緑のスイッチは壊れておらずテスターによるON/OFFも確認出来た。
中央白ボタンスイッチはオルタネイト式で、この動作をさせるスプリング(カム?)が紛失していて動作しない。
右側2個はスイッチ部にマイクロスイッチを使っており、このボタンが本体に潜ってしまっていた。
同じ外形のスイッチアッセンブリーは無いので、スイッチ本体のみ交換することにした。
本体金具にピン2本で固定されているので、ドリルでサラって外す。
オルタネイトは、おもちゃでも良く使う小型のスイッチが有ったので、これを使うことするが、やや幅が小さいので、金具を内側に曲げて挿入。ロックタイト460で接着固定する。
押しボタン式の方も手持ちの松下製マイクロスイッチが有ったのでダボをカットして、同じに接着固定する。これは幅が同じである。
電源スイッチもオルタネイト式で接点部は大型のマイクロスイッチ2個が使われていたが、同じマイクロスイッチが無いのと、オルタネイトの機構部材が同じに紛失していたので、これはロッカースイッチ(MSR8)を使うことにして、表面の各穴を縦方向4mm広げて実装した。
電源を入れて気が付いたが照光式でOFFでも光っている(ACの両切り用)。この装置は2回路を片側DC12V,もう片側をAC100VのON/OFFに使っており、この間にネオン管が入ることになり、問題なので、トグルスイッチに変更し、製品の押しボタンケースにねじ込んで実装した。
DC12Vでも、動作確認したが250mA程度の消費電流だった。
いざ、電源を入れて、うまく行くかと期待したが、LCDが表示しない。
見ると、分解した時に、配線がLCD基板根元で断線しており、接続するが、次々と他の線も断線してしまう。ようやく接続したが、表示がおかしい。
クロックの水晶は、9.8304MHzという特殊な周波数だったが、オシロでみるとちゃんと発振している。内部回路は±12Vと+5Vで動作しており、上側基板がアナログ増幅+電源部で、下側基板がCPU処理部になっている様だ。
キャラクタ表示器で数えると40文字×2行タイプで、ネットで探したところ、全く同じもの(コントローラーがHD44780、LCDドライブがLC7930×と見られる物が「共立エレショップ」でジャンク扱いDMC40218-DJKが有り、早速注文した(1200円/個)。
あとは、乾電池(単一×8本)でも、動作する様に電池ボックスが表面に付いているが、内部は液漏れでかなり腐食しているので、これは車から12Vを接続出来る様に、ターミナルを設ける予定にしている。
【8/1:LCD到着・表示が出た!】
注文していた、共立エレショップからLCDと、接続ケーブルQIケーブルFC20-1Sx20 / 311-376が届いたので、接続してみる。
メイン基板のコントラスト調整用半固定抵抗器(これもマイナスの穴が崩れてしまったので新品と交換)を調整すると、ちゃんと、文字が表示されるではないか、良かった!
2列表示用のLCDだが、何故か上の段しか表示されない。
これが正常なのか否かは不明なところだ。
一応、4輪単独と前後の切り替えは出来ている様だし、各スイッチの操作に対し、それらしい動きはしている。
DC12V入力用のターミナルを電源スイッチ近くに穴開けし取り付ける。
あとは長男が来た時に確認してもらうことにする。
【8/3 2行表示確認】
VCC、OV、CONTの3本だけ接続して、コントラスト調整RVを一番濃くしても上の行しか黒くならない。そこで、事前にPICプログラムに詳しい吉本先生にチェック方法が無いかメールでお願いしてたら、ついでに製作した基板(8文字×2行)があるので、これで確認出来るのではと「電子工作サークル」に持って来てくれた。
早速、コネクタに差し込んで電源ONすると、ちゃんと2行表示されるではないか。この時にコントラスト調整を一番濃くすると、2行全てのセグメントが黒く表示される。聞くと、プログラムで2行表示の設定をしていないと、下の行は表示されないとのこと。納得した。
継続して40文字×2行表示のプログラムを作成してもらうことにした。
とすると、やはり、この機器は1行のみ表示の可能性が高い。
火災受信機からTOCOS製無線モジュールへ電源供給するのに、3.3V用の3端子レギュレータ(TA48M033)を使用したが、受信機からの出力電圧を測定したら30.8Vもある。
24V-NiCdバッテリー充電用に高くなっている様だ。
3.3V用で最大入力電圧が一番高いTA48M033(最大入力電圧:29V)を選択したのだが、これだと過電圧保護が動作して使えないので、その前に電圧をドロップさせなければならない。
手持ちの電源用ICで30.8Vでも使えるとなるとLM317となる。(入出力電圧差:40V)
回路はデーターシートの保護ダイオード付きを参考にした。
(私の経験からLM317はサージに弱いので)
出力電圧の精度は特に必要が無いので12V程度とし、手持ちの抵抗(R1:100Ω、R2:1kΩ)を使った。
実際に出力電圧を測定すると13.7Vで、入力15.5V以上から定電圧動作(規格上は入出力差:3V以上)する。
従弟宅に使わないでいるテスター類が有り、使っていいよと言われ、アナログテスターは電池交換で問題無く動作したが、デジタルテスターは電池(9V)交換しても、液晶表示がまだらになって判読出来ない。
液晶と本体基板の接点は一般的にこの様な用途に使われている導電性の繊維(周囲をゴムでコーティング)が使われており、接触が悪いだろうとテープでぐるぐる巻きにしたり(嵌め込みの周囲爪が劣化し1本を残し折れてしまった)、接点復活剤や接点グリスを塗布したりしていたが、最初のうちは治った様に見えても数時間経過すると、また表示がまだらになってしまう。
今回は徹底的に、繰り返しにはなるが、今までの方法の比較を行った。
その結果、なにも使わないで、基板と導電ゴムをアルコールで良く清浄して、電源を入れながら良く表示される様になる位置でポリイミドテープでぐるぐる巻きを行ったのが良かった。
これで、なんとか問題無く使えそうだ。
FLUKE87とあるから87年製かも知れない。液晶下側にバーグラフでアナログ風にレベル表示されるところが良い。静電容量も測定出来るが1μF以下でないと測れない。
家も建てて25年以上経過し、水道ポンプ小屋の樹脂屋根は劣化して、先ごろの強風で剥がされてしまった。今日・明日と強風が吹く予報なので何とかしなくてはならない。
この程度の屋根だったら、自分で簡単に直せるだろうと材料を買いにホームセンターに出掛けた。
ポリカーボネイト製が長持ちするというが、今後のことを考えると安いのでも良いかと塩ビ製の「ヒシ波エース」を購入。
現在の屋根寸法がD:1200×W:2000なのでD:1210(4尺)×W655を念のため4枚(@399円)と固定用のステンレス波板傘釘(@199)を購入。
帰って合わせて見ると3枚で丁度会うので、これを波釘で固定していく。
梁の角材も一番前側が腐っていたので、家にあった角材を打ち付ける。約1時間で完了。
これで強風が吹いても、しばらくは大丈夫だろう。
大分、以前に自分で交換したリンナイのビルトインコンロRSK-30R2T2だが、夜にグリルが急に使えなくなった。
点火つまみを目一杯回すとガスが出て点火(高圧放電も正常)し、「点火確認ランプ」も点灯するが、つまみから手を離すとガスが止まって消火してしまうというもので、電池を交換したり、立ち消え防止センサー(手前右側面)を歯ブラシで清掃したり、プロパンボンベやメーターを確認したが、やはり点火しない。
ところが翌朝試して見ると何事も無かった様に問題無く点火した。
この様な現象が有るのか
メーカーサービス窓口 0120-054-321(平日9~19時、土日9~17時)に電話で確認してみた。
回答は、立ち消え防止センサー不具合の可能性が有るとのことだった。
従兄弟が火災設備点検の仕事をしており、電池式絶縁抵抗計を使っていたら、煙が出て来て焦げ臭い匂いがして来たので、見てほしいと持って来た。
抵抗計は「横河北辰エンジニアリングサービス株式会社」製(現在は「横河メータ&インスツルメンツ株式会社」に改名)3213-12(修理合格1984.4.19検査のラベル)です。
電池ボックス(単三×8本)のネジ6本を外すと基板も外すことが出来る。
すると、電池マイナスから来ているソリッド抵抗が真っ黒焦げになっていた。抵抗を測定すると5Ωだった。その後、触ったら写真の様に簡単に壊れてしまった。基板も焦げているところから、かなりの高温が続いたと思われる。
駄目元でメーカーサービス部門に問合せて見たが「既に製造中止して経過しており、保守部品、資料は残っていないので、現在製造中の321343への買い替えをお勧めする」との回答だった。ちなみに、定格は500V/100MΩとなっている。
手持ちの同じ大きさの5Ω酸化金属皮膜抵抗があったので、これに交換するが、パターンが剥がれてしまっているので、リード線をそのまま接続先の部品リードに接続した。
組み上げる前に可変電源で様子を見る。
5.5V以上であれば、測定値のずれ(100k、1M,10MΩで測定)も殆ど無い。但し、高圧発生部の発振音が変わる。
定格12Vで消費電流は50mAだった。出力電圧をデジタルテスターで測定したら250Vで、この時の抵抗計の値は10MΩだった。
問題無さそうなので、組み上げるが、電池ボックスが割れているので、繊維入りアルミテープで固定、ポリイミドテープで、その上から絶縁する。
以上で、動作OKとなったが、抵抗焼損の原因はなんだろう?電池電圧が低下してDC/DC-CONV部が異常発振を起こして過電流が流れたことも考えられる。
その後、引き渡す時に聞いたら、使用者が不慣れで、アースとライン端子間にAC100Vを印加した状態で、抵抗測定ボタンを押したのでは無いかとのことでした。