イワヤ製ウルトラワンちゃんブラウンの修理を諦め切れずに、更にドクターに問い合わせてみた。ヒントをいただいたので、再挑戦。実際の故障原因がこれかは判らないが、別なギアが割れていた(割れていても次のギアにはちゃんと駆動出来ていた)。交換不能なので、取り敢えず動作する前回のブログで書いた、カムのところのシャフトを押す状態にするため、このシャフトを押した状態で反対側に固定用のピニオンをシャフト径に合わせて穴を広げ、圧入した。動作を確認しながら位置決めして、瞬間接着剤で固定。ふいごの破れもドクターのアイデアで手術用ゴム?手袋のいらなくなったもの(上さんが病院に勤めているので入手可能)を巻いて接着(結局単体では泣き声が出たが、くみ上げると駄目なので諦めた)。電池ボックスの蓋もヒンジ部分が切れていたのでビニールテープを使って瞬間接着剤で固定。くみ上げてスイッチを入れてみる。100%成功とは行かないが、ちゃんと宙返りした!実際、正常に動作した物を見ていないので、これでいいのか判らないが(実際、取り付け方のわからない引っ張りばねが残った)ドクターのコメントで思い出したが、多分、ふいごの部分をクランクに押し付けているばねかも知れない。組立し直しも大変なので、修理はここまでとし、お客さんには了解をもらうことにする。修理詳細の写真を添付します。
今回のアイデア:シャフト押さえにはピニオンが使える。ふいご等、可動部分の補修には医療用ゴム?手袋が使える。
教訓:最後まで諦めないこと。