皆様、新年明けましておめでとうございます。
今年は寅年で年男です。
好きなトラんじすた回路ですが、もっと好きな真空管も、楽しみたいと思います。
昨年入手しメンテしたCollins-Sラインでお会いしたいと思います。
今回作成したQSLカードの裏面です。
先日ブログ掲載したコリンズ製受信機70S-3Bだが、その後、実運用してたらSメーターが振れたり、振れなかっらり不安定で調整ボリュームの調整でも急激に変化するので調査してみた。
回路図ではIF-AMPの真空管6BA6-2段に関係があるので、真空管を手持ち品と差し替えて見たのだが、変わらない。
前回に経験したことだが、ボリュームの抵抗部分がとろけていた現象が有ったので、Sメーター調整ボリュームの抵抗値を測定したら、500Ωのはずが、切り離さない状態で50kΩ以上を示すので、切り離して取り外してみた。
そこで測定すると無限大だったので、分解してみると写真の様に、やはりとろけていた。
接点復活材の与える影響をネット検索すると「多くの接点復活剤で主成分として使われている特殊合成オリゴマーは化学合成油の一種で、水のようには蒸発しないため、吹き付けた箇所にいつまでも残ります。基板を交換しないかぎり修理できなくなることもあるため、思いつきで吹き付けるのは避けるべきでしょう。」と見つかりました。
今回の原因が接点復活材であるかは、確認出来ていないので、私の想像だけだが。
これを知るまでは、ガリオームニ対して何の疑問も持たずに、一杯吹きかけると、ガリが見事に消えることで、魔法の薬と信じていたのだが、今後は考えを改めなくてはならないかもしれない。
問題のボリュームが製造された時代は、接点復活剤なるものは存在しないし、現在は接点復活剤を考えてボリュームを設計・製造しているかもしれないので、現在の部品に影響があるかはわからない。でも、今後はなるべく使用しないで修理を進めたいと思います。
500Ωの手持ち品は無かったので形状は異なるが1kΩに交換したら、問題無く正常動作した。
発売された当時(1970年前後)は夢のまた夢で、遠い憧れの送受信機(当時では高級車1台ほどの価格)でした。
実家能代市で高校時代、近くのOMが運用していたのを見せてもらった記憶があります。
夢だった、受信機の75S-3Bがヤフオクで手の出せる価格で出品されていたので、落札した。
程度が良くて、そのままでも一通り動作している様だ。
感度が少し低い感じがして、使用されている同じ真空管を挿し替えたりすると、結構変化する。
なので、ヤフオクで、使用している真空管全てを落札して交換してみた。
調整も、SGをアンテナ入力に接続して、最大になる様にした。
また、劣化が目に見えて分かるコンデンサも交換した。
1点だけ、変なところが見つかった。
手動可変のBFOだが、回してもBFOが掛からない。
ボリュームの端子電圧を測定すると、途中から電圧が出てこないので、分解してみると写真の様に、抵抗部分のカーボンが無くなっていたので、同様な手持ち品に交換したらBFOが掛かる様になった、周辺の抵抗値もマニュアルを見ると変更になっている様なので、これに合わせた。
ただ、元々のスイッチ付きが、右回してOFFになるタイプで、現在では入手出来ないので、スイッチだけ別にして、天板を開けて操作出来る様にした。
でも、やはり現状品に合わせる方法が無いものかと考えていたら閃いた。
2連ボリュームの片側を分解して、カーボンの部分に銅板を貼り、スイッチの様にするアイデアである。クリック感は無いものの、表示通りの動作に出来た。
受信機がなんとかなったので、欲が出て、送信機の32S-3が欲しくなってしまった。
ヤフオクで見つかったが、既に入手済みの32S-3Bとのフルセットになっている。それでも格安なので、入札してしまった。
やはり価格なりにジャック類に錆が目立つし、受信機も比較してみると、かなり特性が悪くなっている。
真空管は既に上記の様に入手してあったので、交換し調整し直す。
送信機の32S-3も、局発の発振が弱いなどの現象があり、75S-3Bの信号を接続してやると動作するので、やはり送信機の真空管も全てヤフオクで落札して交換してみる。これで局発は問題無くなったが、電波が出たり出なかったりする。
終段の6146も交換してみたが、グリット電流は流れるが、出力が出ない。スクリーングリッド電圧が掛からないのが原因であることが分かったのだが、回路図を見ても原因が分からないので、リレーで電圧を掛けることを考えてやってみたが、現在使われている高抵抗低電流のリレーが無くて、手持ちの24V用を使って見るとメインのリレーが動作しなくなる。
そこでPHOTO-MOSリレーを使うことにした。現在のリレー回路の巻線に対してシリーズに入れて動作させる。
また、リング変調のダイオードもキャリアリークが多い様なので手持ちのIN60ゲルマダイオードに交換したら良くなった。ネットではショットキーバリアダイオードでも使えそうだが。
これがうまく動作したので、運用開始となった。
シグナルリポートをOMにお願いしたが、特別問題となるのは見つからないが、電源変動があるのではというレポートがあったので電源回路の電解コンデンサ変更を予定している。
連絡用にと以前購入した「ブルーセンチュリー 特定小電力トランシーバー BC-20」だが、電源がOFFの状態でも何故か電池が消耗する様で、置きっぱなしにしておくと、突然電源が入り、変な音声が発せられ、こうなると電源ボタン長押しでもOFFにならないので電池を外す必要がある。
これでは不便なので、メインの電源スイッチ(電池と基板接続間に入れる)を追加することにした。
ギリギリ小型のトグルスイッチが底面に入るので、ここに取り付ける。
固定ねじは特殊?なYねじが使われている。
誤操作防止のキャップも接着する。
このままだと、充電池用充電器にぶつかるので、充電器の底部に穴あけした。
仕事の連絡用にと「BLUE CENTURY ブルーセンチュリー 特定小電力トランシーバー BC-20 2台セット&イヤホンマイク/ベルトクリップ付属」を以前購入したが、通話は外部ハンドセットのが使いやすいのでプラグは異なるが改造して使えるかと、一番安価な「BAOFENG スピーカーマイク 手持ち トランシーバー/アマチュア無線機に対応 UV-5R 」購入したのだが、接続が分からず、結局BC-20用「BlueCentury ブルーセンチュリー 特定小電力トランシーバーBC-20 用スピーカーフォンタイプ VOX対応 1ピンプラグスピーカーマイクロホン(スピーカーマイク)】 オフィシャル商品 Blue century【BCEM006】」を購入して調べることにした。
簡単に言うと、マイク回路にPTTスイッチで2.2kΩを並列接続することでPTT回路が動作する様だ。
2.5mm4極プラグを購入して、接続することで動作した。但しUV-5RのLED表示は使えない。
同時に充電池セット「BlueCentury ブルーセンチュリー 特定小電力トランシーバー BC-20 用チャージャー 2本同時充電可能 充電器 + 充電池 セット オフィシャル商品 Blue century【BCC-01】」を購入して充電池で使える様にした。
八重洲無線の名器FT-101Bトランシーバーについて、近所の無線仲間から修理の依頼があった。
VFOのLEDが点灯せず、受信/送信出来なくなったという症状。
回路図等はCQ出版の「新・FT-101メインテナンスガイド」DVDが参考になる。
FT-101シリーズは各ブロックがプラグインユニットになっているので保守し易い。
どうやらVFOに供給しているREG&CALIB-UNITの+6VREGが出ていない様だ。
MFC6034AというICで安定化しているが、このICはとっくに製造中止になっている。
6V用の三端子レギュレーターの手持ちは無いので、電圧可変レギュレーターのLM317を使用することにした。
MFC6034Aを取り外し、ピン2にVIN,ピン4にVOUT,ピン6にADJを接続する。
ついでに、低電圧用の電解コンデンサは全て交換する。
フィルムコンデンサも外皮のシールが剥がれ落ちているのがあり、容量抜けも有ったので交換する。
出力電圧調整用の1kΩ半固定抵抗も密閉型に交換する。
CALB回路だが、GNDが別になっており、本体への取り付けねじ固定で初めて導通するので、注意のこと。
面倒なので、配線接続した。
出力電圧を+6Vピッタリに調整する。
入力電圧を8V~18Vに変動させてみたが、安定している。
出力波形をオシロで観測したが異常発振やノイズの増加は無い様だ。
SSB受信にしてSGで信号入力してビート音を聞いてみる。
約1時間経過すると安定している。一応、スペースがあるので小型フィンを取り付ける。
+6Vの変動は直接VFO発振周波数変動となる(バリキャップにより周波数を微調している)ので、改めて超安定である必要がある。
1年以上前に購入(現在は在庫切れ)した「Powerseed® 13000mAh パワーシード モバイルバッテリー 大容量 高速充電対応3.1A (MAX) PS-13000 (Black)」 だが、充電ONにすると5m程度離れていても、AMのラジカセが聞こえなくなってしまう。それ以上離せば問題無いので使っていたのだが、どこから電波が出ているのか、素人考えだが、ステンレスの鍋にモバイルバッテリーを入れたり、スマホを入れたり、接続USBケーブルを入れたりしたが変わらなかった。
ところが、バッテリーとスマホを平行に合わせると裏/裏、表/裏、表/表の何れでもぴったり妨害が無くなった。不思議である。
遅ればせながら『君の名は。』が大ヒット上映中というので、面白いかなと思って、近くの「下妻イオンシネマ」に出掛けた。
この劇場は、観客が大抵、私を含めても2~3人とガラガラで、関係者に申し訳ないほどだが、今回は50人以上いただろうか、私のレベルからすると大盛況だった。
私の勝手な想像とは全然違うストーリーだった。
この中で、高校の無線クラブの部室らしいところに、トリオのトランシーバーTS-520と外部VFOが描かれている。
私が観る映画には不思議と知っている無線機が登場する。
ストーリーの中でどの様に使われたかは、映画を見てほしい。
なかなか良いアイデアだが、本来の使い方ではなく、電波法違反になるんではと思う。
TS-520は最初の機種が1974年(昭和49年)発売で、八重洲のFT101(私の愛機)と並んでロングランヒットのトランシーバー名機である。
送信出力管は6146(先日のブログで紹介した私の車の№と同じ)の松下製コストダウン品(という説がある)のS2001Aを使用している。(FT-101は八重洲特注?の6146Bを使用している)
FT-101は2008年に再開局するのに、ヤフオクで安価に落札した、憧れだった機種である。
当時、私にとっては、とても手の届かない高価なもので、高校時代の能代工業電気部(JA7YBR)ではトリオの9R-59(受信機)+TX-88(送信機)を使ってA3(AM)交信を楽しんでいた。
ハム仲間から144MHz用リニアアンプの修理依頼があった。
リレーがバタつくという症状だ。
調べてみると使っていないリモート線の黄色(+電圧で送信)が電波を拾って誤動作している様だ。
(現状品はGNDで動作する緑色線で制御している)
回路図はズバリ、説明書はズバリが無いがシリーズの類似品が参考になり、メーカーのHPからダウンロード出来る。
1uFのセラミックコンデンサをGND間に付けたら止まったので送り返したが、今度は出力が出ないというので、また送り返してもらった。
(前回は学習センターで修理していたので、送信入力を加えての確認をしていなかった)
バイアス用の電圧が出ていないし、その前の8V用三端子レギュレータの出力も1V程度しかない。
バイアス調整用パワートランジスタ2SC1173フィン(コレクタ)がGND間0Ωになっている。
前回、原因調査用に基板を外したが、再組立て時にフィン固定ねじの絶縁ブッシュを入れないままに締め付けたのが原因だ。初歩的なミスである。
ところが、このブッシュの手持ちが見つからないのでフルモールドタイプのトランジスタ2SC4935に2個ともに交換した。
これで、バイアスは掛かる様になったが、異常発振を起こす。
また、電流の大きな電源が無いので、依頼者に30A出力用を持って来てもらった。
先のコンデンサバイパスだけでは回り込みが完全に抑えられない様で(ホイップアンテナをリニアアンプに隣接して置いてある関係もある)ケースに落とすと発振が止まるので、黄色線の末端を接続した。
出力表示のバーLED表示がMaxと3番目が点灯せず。
3番目は半田付けが剥がれていたので付け直してOk。Maxは調整のトリマで出力が出る様になった。
これ以上に入力を入れると保護回路が働く様で電源が切れるので、入力電源を入れ直す必要がある。
DVDで見た一作目の『インデペンデンス・デイ』が面白かったので、7/9より上映が始まった続編の『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』を3D(3Dは吹き替え版しかなく残念なのだが)で見て来た。
前作の20年後、エイリアンが再来したという物語で、前作での主人公たちの子供が大人になり、活躍するもので、ストーリーの流れは似ている。
前作でもそうだったが、情報伝達にアナログの無線通信が使われるというのが無線家としては興味のあるところだった。
前作では電信(CW)だったが、今回は音声会話(受信機が短波ラジオだったので、電波形式はAMだと思う)と変わっていた。これだけで、全世界に電波が届くとは思えないが。
そこで目に付いたのは、私の見間違いで無ければ、八重洲無線のFT-101が使われていたということだ。
私が再開局したときに使ったのが、このリグだった。今は次のバージョンであるFT-101ZSになっているが、まだ大事に保管してある。
アメリカ映画だったらコリンズだろうと思うのだが、なんと日本製のリグを使ってくれてた。
監督は親日家なのだろうか?
まあFT-101は世界的にも名機であり、アメリカにも愛用者が、かなりいたのだろう。
先日のブログで、SSBの受信感度が悪い件を報告したが、それについて調べてみた。
まずは、日本特殊陶業(NTKK)製のセラミックフィルタLF-02Aを外して特性を見てみた。
測定系インピーダンスの違いが有るので、正しいとは限らないが、通過域のロスが16dBほどある。
ちなみに安価な京セラ製AM用455kHzセラフィルでは、ほとんどロスが無かった。
454.1kHzに中心があった。2kHzずれたところでは20dBほどのロスが出る。
ということで、ロスは大きいものの周波数特性的には、問題無さそうだ。
IF回路は3SK73Yが2段で、ゲインはともかく、オシロで入出力信号を観測すると増幅はしている様で、RFゲイン調整や、AGC回路、ダイオードスイッチも問題無さそうだ。
なので、IFアンプを入れてみることにした。
以前使ったことのあるNJM2137というもので、GB=200MHz、fT=40MHz(G=40dB時)と広帯域であり、455kHzでは特性表からG=40dBが確保出来、問題無く使えそうだ。
+-電源用なので単電源を1/2分圧して動作させる。増幅度は40dB(100倍)とし、多回転半固定抵抗で可変出来る様にした。
回路的には、現在のフィルタの代わりに、フィルタ+NJM2137アンプを入れた形だ。
電源は従来IFアンプの電源から引き出す(約7Vになっている)。
(回路図で出力負荷抵抗が漏れているので注意)
バラックで問題無く動作したので、CWフィルタスペースに基板を固定した。
FMよりも、感度が高くなり、現用で使用しているオリジナルのFT-726と、同じ局の交信を聞き比べても感度が上がって(10dB程度)いる。
やはり、サー音雑音が増加するが、交信の受信には、それほど影響なさそうだ。
先日のブログで50MHzユニットの修理記事を書いたが、運用していたら突然、全バンドが送受信不能となった。共通部の故障らしい。
まずは電源電圧をみてみるが正常だ。
次にVFOユニットの出力(約7.8~7.9MHzの100kHz可変)をオシロで見ると出ていない。
FT-726は予備機が有るので、このユニットを交換してみると、出力はちゃんと出ており、送受信も正常になった。
そこで不良のVFOユニット調査開始。いろんな周波数Mixをしており、回路が複雑になっている。
これにも、TC9122が使われており、交換してみたら、出力が低く安定しないものの出る様になった。
次に電解コンデンサをセラミックコンデンサに交換してもダメ。
各ICの半田付けを付け直してもかわらず。
SGの出力を受信してみると、VFOの切り替え部分で急に信号が無くなる。
TC9122をコントロールしているNEC製UPD4094BC(シフトレジスター)2個の何れかが壊れているかもしれないので同等品のTC4094BPを発注した。
そろそろ寿命かもしれないが、これで治ってくれれば良いのだが。
【原因はVCOの発振周波数ずれ】
その後、VCOの発振周波数を調整したところ、発振が停止することなく、受信出来る様になった。
PLLロックが、外れていた様だ。なので、UPD4094BCは問題無さそうだ。
ただ、原因不明な現象が出る。
VFOの可変範囲は100kHzなので、100kHzステップでの切り替えは各ユニット(50/144/430MHz)のPLLが対応している。
その100kHzを境にクリック雑音の様なノイズが発生する。10kHzステップでは発生しない(VFOの可変範囲内のため)。
交換した予備機用のは、この現象が発生しない。
【真の原因は発振コイルのルーコン】
その後、また不安定になってしまった。
TC4094BPが届いたので、交換してみるが変わらない。
VFOの出力波形がぶれる。
VCO(61.82~66.22MHz)の出力が、かなり変化する。
バリキャップ(SONY製1T25)を交換(手持ちの1SV101)してみたが、変わらない。
隣の空芯発振コイルを何気なく触ってみたら、発振が停止したりするので、裏面のシールド板を外して、コイルの半田を付け直したところ安定動作する様になった。
【7/6:予備機430MHzモジュールVCO不良】
予備機の動作確認をしていると、10kHz台の60~00kHzの送受信が出来ないことに気が付く。
先の経験も有り、モジュール内のPLLまたはVCOの不具合と狙いをつけ、IC交換(TC9122×2個とTC4094BP×1個)を行ったが変わらず。不動作周波数でVCOのトリマを回したら受信出来るポイントが有り、送信もOKになった。
【7/6:予備機SSB/CWの感度が極端に低い】
430MHzが治ったので、気を良くしていたら、FMは受信出来るのだが、SSB/CWが殆ど聞こえないのでSGで入力してやるとFMでは+20dBまでSメーターが振れるのにSSB/CWではS2程度しか振れない。
RXユニットのフィルターをジャンパーしても変わらず、ダイオードSWも電圧は正常、コネクタやリレーは接点グリスを塗布するが変わらずIFTの調整も合っている。
IF回路の部品不良の可能性があるが、絞り込むのに時間が掛かりそうである。
50MHzユニットを取り外してPLLユニットの信号を見てみると、 50MHzのオプションが付いているトライバンド(50/144/430MHz)トランシーバーFT-726だが、50MHzのコンデションも上がって来そうなので、久々に受信してみたら、50~52MHzの間が雑音レベル低く、SGと接続してみると、受信出来ていない。また送信にしても出力が出ない。
50MHzユニットを取り外して局発回路の信号を見てみると、HIGH-SPEED BCD PROGRAMMABLE COUNTER(TC9122P)のところで、分周比制御信号(BCD)は変化しているが、52MHzを境にし、以下では入出力が出なくなる。52MHz以上では入力に正弦波(正常だと4~8MHz)、出力には100kHz一定のパルスが出る。と、この部分が影響している様だ。
TC9122Pが壊れている可能性が有るのでヤフオクで見つけて落札。
本日届いたので、ICソケットに付け替えてICを交換してみた。
最初はやはり入出力が出なかったので、別な原因かとガッカリしていたが、なぜか調べているうちに入出力に波形が出る様になった。
受信周波数 PLL入力周波数 PLL出力パルス幅(周波数は100kHzで一定)
50MHz 4MHz 1.3us
51MHz 5MHz 1.053us
52MHz 6MHz 0.88us
53MHz 7MHz 0,75us
54MHz 8MHz 0.69us
治った原因が良く分からないのでLPFのコンデンサ(0.047uF)とパスコン(0.01uF)を交換し、周辺のIC回りも半田を付け直した。
SGからの信号も、受信出来ており、送信出力も出る様になった。