負傷しながらも愛用していたYAMAHA製CA-1000Ⅱ(意外と壊れやすく、CA-800Ⅱも含めこれで3代目なのだが)をお休みいただいて、B-70ヤドカリアンプに代わってもらったので、療養中キズの手当てをしようと調査開始した。
パワーアンプ部分は正常に動作しているが、プリアンプ部分がおかしい。ファンクション切り換えスイッチの接触不良であることは判っており、スライド式ロータリースイッチを以前にも分解してメンテしたのだが、やはり接触不良を起こしている様なので、いっそ機械的接点は止めてアナログスイッチに交換しようと回路を調べて見た。このスイッチは古くなると接触不良を起こしやすい様だ。
オーディオファンにすれば、当然アナログスイッチによる歪の増加等が考えられ、お勧め出来る改造では無いと思うが、ここは実験教材として目を瞑ってやってみることにする。
検討によればTC74HC4066(アナログスイッチ4回路入り)がL/R各4個で出来そうだ。
ICの動作電源がMax12Vなので3端子レギュレータが必要となる。ユニバーサル基板に組み、ヘッダーコネクタで接続予定である。 アナログスイッチを切り換えるロータリースイッチは、一般の丸型を使用、現在の金具に固定し、配線接続とする。
このHC4066だが、以前ソフトウェアラジオで使ったことを思い出した。
74HC4053系列なら負電源も使えるので、ロジックはTTL(CMOS)でコントロールし、信号は+/-の交流がそのまま通せます。
コメント有難う御座います。
4066については知識が無くて、試して見ようと思っていました。
とすると、4066でもバイアスを掛けると使えるかな?
VCC+12Vとした場合、入力交流信号に+6V程度のバイアスを加えれば使えるのでしょうかね。
今後は4053系を入手して試して見ます。
ファンクションが不良を起こしている
=スイッチ部品がおかしい、ではない。
人間が直し方を間違えているとすると、部品が悪いわけじゃないですからね。
同じスイッチでも、製造ロットでも違うでしょうし、信号レベルの低いところに使用している場合が接触抵抗の上昇が致命的です。CA-1000は何台も修理してますが、決まって、このスライドスイッチの不良が多いです。洗浄するのが良いのですが、パターンが弱く、2次不良になるのでやめてます。高級接点復活材で対応してます。一応、通信機器メーカーの技術部におりましたので、単純な不良でないことは、私でも判断できます。アナログスイッチ回路も試してみたかったので。