知り合いから、FRP-Txの電源が入らないので、治らなくても仕方ないが診てもらえないかと依頼された。
分解してみると、電池に近い側のパターンの腐食がかなりひどい。
清浄して、ステンレス用フラックスで何とか半田を載せるが、動作しない。
電源ON/OFFは押し釦による電子的なオルタネイト式なので、どこか動作出来る点が無いかプルアップ/ダウンしてみると、その箇所が見つかった。制御トランジスタのベース回路である。シリーズチップ抵抗の交換と腐食パターン接続をしてみると正常に動作する様になった。
当初4.4V未満だと動作しない(単四×3本/4.5V)ので、問題だったが、なぜかシリコン接着剤でコーティングしたら3.4V以上で動作する様になった。
正常動作している場合は、電源をONしたとき左側のLEDが点灯、各操作ボタンを押した時はLEDが緑色に切り替わる。
業務用ラジコンを修理してあげた方から、絶縁抵抗計も修理出来ないかと相談があった。
被測定物を短絡しても、全てのレンジでメーターが殆ど振れないという症状。BATT-CHECKではOK
測定器なので、修理出来たとしても測定値は保証出来ないがと返信したが、それは問題無いので、取り敢えず診てもらえないかとのことで、送ってもらうことにした。
KYORITSU製MODEL:3311というもので、絶縁抵抗は100/250/500/1000Vの4レンジとAC600Vの電圧測定レンジがある。
分解してみたが、DC/DC-CONVの高圧発生部分の電圧が出ていない。
後で気が付いたのだが、プローブを差し込まないと電圧が出ない回路になっている。(プローブが4ピンになっており、+-の他にジャンパーピンで回路をON/OFFしている)
ドライブ用のトランジスタを交換してみたが、不良にはなっていない。
昇圧トランスの二次側抵抗を測定すると無限大で断線している様だ。
諦めかけて、返送する連絡をしたが、トランスの端子リード接続部絶縁を剥がしてテスターで測定すると、導通する部分があるので、これと端子をリード線で中継してやると、高圧電圧が出る様になった。
スイッチング周波数は約20kHzだった。
1000Vレンジだけはすこしオーバーするが100/250/500Vレンジは0Ωと一致したので使えそうだ。
シリコン接着剤で接続部を固定する。
1.恐竜
以前にも顎が折れてしまって修理したものだが、この時は分解が大変で、外皮も剥がさなければならないので、見える部分にシャフトを埋め込んで接着したのだが、やはり弱かったせいか同じ部分でまた折れてしまったというので、完全に分解して、接合・接着を行った。
2.アンパンマン消防車
運転席内アンパンマンが動かないのと、消防ホースが戻らなくなってしまったという症状。
運転席内はギア関係のグリスアップをしたら動作する様になった。
ホースは、まずロック解除用のカムが折れていたので、リン青銅で接続。
巻き付けのゼンマイ機構のシャフトと内部ギア接合部ローレットがガタガタになりスリップしていた。ローレットを切り直したり、接着も試みたが強度が持たず諦めようとしたが、数年前に部品取り用にメーカーから貰った同機があり、この部分は生きていたので付け替えてOKとなった。
このゼンマイ機構ロック機構の付いた特注品で、自分が持っていた各種ゼンマイ機構は使えなかった。
3.スマホ感知カンガルー
モーターが回らなかったのは、電池液漏れによる接点腐食で、磨いて動作する様になった。
面白いのは、ギアボックスから短いアンテナ線が出ており、携帯が受信したときに応答の送信周波が出るのを検波してモーター回路を起動していることだ。
電源が入らないという症状。
タクトスイッチの接触不良が原因で、一応全て同等品に交換し、表面に防水用にとウレタンシートを貼り付け。





2.RCーMM2
送信機は電源安定化用三端子レギュレータが1個不良のため、デスクリート品で代用。


差動トランスに供給している交流信号を測定してみた。20kHzだった。




3.RCーM01
5Ω抵抗2本が焼損

電解コン液漏れによるパターン腐食等で補修・交換。









4.FCS-FT1
通信エラーになるという症状。
この機種は受信機とやり取りしている様で、動作確認が難しい。
設定モードでは動作している感じだが、電波が弱い。
知っている方に聞いてみると、送信モジュールが壊れるケースが多いとのことなので、これ以上は修理不能とし、メーカーに修理依頼してもらうことにした。



