トラブルシューターにとってアナログテスターは必携品であるが、精度はそれほど必要でないので、安価なカスタム製CX-02を使用していた。
数ヵ月前前に落下させて以来、針が途中で引っ掛かったりして、値がデタラメになってしまう。
ヤフオクで安価な国産メーカー中古品を物色しているが、それまでの間に代用品は欲しいので、40年以上前に購入して、今は壊れているサンワ製FETテスターEM-300のメーター部分だけ生きていれば、CX-02で駆動してやればいいかなと調べてみた。
メーターに電圧を印加してみると
CX-02 フルスケール150μV 内部抵抗800Ω位
EM-300 フルスケール50μV 内部抵抗720Ω位
とEM-300のが感度高いので、メーターに並列にトリムポットを接続してフルスケールを調整した。
電圧レンジ、抵抗レンジも指示値と合っているので使えそうだ。ただ高感度メーターなのでダンパーが効いていて指針の動きがゆっくりとなる。
最初はそのまま、不格好だが貼り合わせて使おうと思ったが、分解すると入りそうなのでEM-300のモールド部分をくり抜き、CX-02側はメーターと電池ボックス部を切り離しして、組みこんでみた。
図体はかなり大きくなり持ち運びには不便だが、代用にはなる。
貼り合わせた周囲は不格好なので、アルミ粘着テープで目隠しする予定です。
【抵抗表示がずれる】
その後、実際に測定してみるがと、落ちがありました。
抵抗値の表示が実際と異なっており、CX-02の目盛と見比べてみると、違っていました。
この目盛だと、実測と合っている様です。
抵抗以外は、実際と表示が合っていますが、抵抗値は固有の表示になることが分かりました。
正確な抵抗測定には使えないので、目安に使う程度ですね。