或る日と書いたが、電子回路の実験が始まると、いつも、こんな状態である(まだ、マシな方かも知れない)。
部屋は、寝床にもなるので、最低限、寝袋の広さだけのスペースは空いている。(実験中/実験後)
ご覧の様に散らかっており、見せられるものでは無い(でも、ここに公開してしまった)ので、部外者立ち入り禁止?状態です。このスペースに小さな折畳みの座卓を置き、オシロ等を載せ(これが半分位を占領)。前半分は半田付け等の作業スペースになるので、完成後の動作確認は、スペースが無く写真の様に床に置いてやる場合が多い。
ネットブックも、半導体のデーターシート(USBメモリに保存)を見るのに、便利なので傍に置いてある。
この日の実験は、遅くなってしまったが、今度サークルで製作予定の実験用可変電源装置(使わなくなった携帯電話のACアダプタ5Vを使って1.5V~24Vまでを可変する)である。
MC34063Aを使ったDC/DC回路で、5Vを30V位まで昇圧する。
IC単体では、どうしても25V程度までしか上がらず、ドライブのトランジスタを付ける。
廃却品のパワーMOS-FET(2SK975)が有ったので、付けてみると、50V位まで上げられうまくいった。
ところがデーターシートで推奨のPNPトランジスタにしてみると動作しない。メンバーも、やはり動作しなかったと聞いている。もう少し調査する必要があるが、今回はFETを使うことにする。波形も、修理完了したばかりオシロTDS360Pで見て、プリントアウトした。
紙フィードが不安定なので、奥の手を使った。
出力された紙の先にピンチを挟み、糸半田巻きの重しを付けて、引っ張ろうというもので、うまくいく。
これを以前作っていた、秋月のHRD12003E(300円)を使った低電圧から可変可能なDC/DC-CONVに接続してみた。
私の場合、完成体として綺麗に作ることはまず無い(時間も無いし、ものぐさな性格)ので、この様に、以前作った基板を引っ張り出してきて、ミノムシコードで接続して行っている。
サークルの皆さんには申し訳無いが、実験の結果で図面を作成して、いわば、教材で確認を行って貰っていることになる。
電圧は予定の1V~24Vまで可変が出来てOKだったが、電解コンデンサが熱くなっていた(12V用に作ったので、耐圧16Vのを使っていたのを忘れていた)。
急いで電源を切ろうとした、その時、パンクしてしまった。
コンデンサを交換したものの、出力が出ない。どうやらHRD12003Eまで壊れた様だ。
実際、サークルで作るものは、HRD12003Eは使わず、MC34063Aをもう1回路作り、5V以下時、切り換えて使おうかと考えている 。