トラブルシューター

私の修理・製作体験記(茨城・県西おもちゃ病院・JA7FJP/1)

LUXMANチューナー T-110パネル清浄で文字くっきり

2014-06-28 19:04:23 | オーディオ

   exjf3eqsさんがコメントをくれたので、早速分解して作業してみた。
まずは、パネル枠を上下2本づつのビスを外す。
ステレオインジケーターのLED配線を緩めないと外せないので、束線のバインドを切断する。
次に、モールドパネルを固定しているビス6本を内側から外す。狭いところなので、ロングドライバーを使用する。
クリヤー表面アクリルはセロテープで数ヶ所固定しているので、切断する。実は、モールドパネルを外さない状態でセロテープを取ろうとしたので、ブルーの拡散シールも剥がす結果になり、使えなくなってしまった)Img_7298_rImg_7288_rImg_7299_r紹介有ったとおり、無水アルコールで拭くと、地色(濃いグレー)が浮かび出て来た。

やはり、これが本来の姿の様だ。メーター指針が曲がりやすいので注意のこと。
どうも、ムラが出るので、ワックスを塗ったりしたが完全には復活せず、適当なところで良しとする。
Img_7303_rImg_7307_rImg_7308_rImg_7310_rパネルの照明色はオリジナルのグリーンがあまりしっくり来ないので(テープを剥がした負け惜しみもあるが)LUXMANらしく、電球色をそのまま使うことにして手持ちの無色拡散シートをU字型にしてランプに被せる。
Img_7306_r組み上げて、先日製作したLM386アンプと小型スピーカーで試聴してみる。
問題は無く、電球色もまんざらでは無い。

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aitendo製TDA2822(NJM2073)アンプを試作

2014-06-27 14:56:08 | オーディオ

 先日のLM386アンプに続き、TDA2822の基板とICが届いたので、早速製作してみた。
やはり、発振が心配なのでICソケットは8P-DIPを使わず、2.54mmピッチソケットヘッダにして、IC下のパターン削除もし易くした。
Cam00374_r案の定?、ボリュームを上げて行くと、L/R共綺麗?に発振した。
発振周波数は137.39kHzだった。
これも、例にもれず、ボリュームの回転方向が逆になっているので、改造が必要である。
Cam00373_rCam00372_r接近しているパターンを剥がして(IC下だけでは無く、電解コンデンサも外すことになった)ストラップ接続を行ったが、やはり発振する。
LM386よりゲインが10倍有る関係かも知れない。パスコンを入れても関係無し。
発振の止まるところを探していくと、入力ピン(6,7)と0V間ににコンデンサを入れると止まる。
発振が止まる、最低の容量を試して見ると1000PFだった。
Cam00371_r周波数特性が心配なところでは有るが、CR発振器でスイープすると、100kHzまでフラットである。但し、これはICにNJM2073を使用した場合で、TDA2822にすると15kHzあたりから下がっていく。ゲインもNJM2073が大きい(データーシートでは44/40dBの違い)。
外付け抵抗類によって、ゲインを落とせる(NJM2073のデーターシート参照)ので、後日確認してみたいと思う。
LM386と違って、パッケージに2CH分入っているので、音楽を連続で鳴らしていると、結構熱くなる。

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aitendo製LM386アンプのパターンによる発振検証

2014-06-25 16:09:53 | オーディオ

Cam00369_rCam00355_rCam00341_rCam00350_r このアンプ基板[P-LM386] (キットは [AKIT-386])は以前にも、製作したことがあり、発振に悩まされ、パターンの切り貼りで対処したが、もう1台製作したくて(GND共通のステレオアンプ)、再度オリジナルで組んで見た。
今回はGAIN調整用コンデンサ(C4,C5:10uF)は入れないで(GAIN調整用コンデンサ無しで増幅度20倍、10uFで200倍となる)確認したが、やはりボリュームを上げると発振し、電圧も3V以上にすると発振しやすい。発振には関係無いと思うが、Bypass端子(7)に10uFコンデンサを入れてもそれほど改善されない。片側のICを外すといくらかは改善される。(原因は2個のICの入出力パターンが接近している関係でお互いの間で複雑に回り込みをおこしている)
前回同様、小細工しても無理なので、部品実装前に信号回路のパターンは全てルーターで削って、ストラップ配線で接続した。黒いレジストなので、全くパターンが見えない。HPに有る基板図を見ながらの作業になり、少し厄介だ。
配線は、付属部品が少ないので、回路図を見ながら、割と簡単に出来た。
電源を入れると発振は無い。電源電圧を3Vから6Vに変更しても問題無い。出力が大きくなるので、3Vでは歪っぽい音も6Vでは歪が減り再生してくれている。6Vでの最大出力は325mW/CHだが、小型スピーカーでは十分だ。
(LM386の動作電圧は4~12V)
面白いことに、入力に指を触れるとAM放送の一番強い局(NHK第一放送)が聞こえて来る。

コメント (3)
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Windows8対応USBオシロスコープ

2014-06-24 15:23:28 | おもちゃ病院

 電子工作サークルで動作確認用としてaitendoより購入したUSBオシロスコープ(20MHz) [HANTEK6022BE](9980円でプローブ・税別) を使用していたら、生徒さんが、私も欲しいので購入お願いします、ということだったが、aitendoを見てみると在庫切れの状態になっている。Amazonでは入手可能だが、Windows8/8.1で使用出来なかったので、対応するのが出ていないか調査したところ同じ性能のものが見つかった。
SainSmart DDS120 USB Oscilloscope Digital Storage 20MHz Bandwidth 50MS/sAmazonで入手出来るので注文して、本日届いたので、早速使用してみた。プローブが2本添付されており\8,790は6022BEより安い。
Img_7285_rImg_7283_rImg_7284_rドライバーとアプリをインストール、Windows8.1のノートPCに接続すると、ちゃんと認識し、校正用標準信号が表示されたので、トリマを調整し矩形波になる様にする。FFT機能もある。
デザインは、アマチュアが製作した様な箱型でダサイが、機能は問題無いのでいいだろう。

Aaa画面上の、画面コピーボタンを押すと、左写真の様に画面そのものがコピーされる。
更に、性能が上のサインスマート DDS-140 40Mバンド幅 最大サンプルレート200MS/s オシロスコープ」¥15,390もある。
DDS140はオプションを付けると、信号発生器を追加したり、ロジックアナライザにもなる様だ。
更にセット売りも有って割安の様だ。

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LUXMAN高級チューナー T-110落札

2014-06-21 17:53:00 | オーディオ

 先日のブログで YAMAHA製CT-800の修理を紹介したが、実は同じ時期にもう一台をヤフオクで落札していた。結果的には落札価格8100円となった。
Img_7267_rImg_7276_rLUXMAN製T-110という、当時では最高級(当時価格96000円)のFM専用チューナーで、当時のオーディオ誌では評判の機器で、いつかは聴いてみたいと思っていた。 CT-800に比べると幅が広く、ラックに入らないので、縦置きで済みません。
全高調波歪率がmono:0.06%(1kHz)stereo:0.08%(1kHz)と、当時としては、かなり優秀な性能である。
●出品コメント
音響マニアのおじ様から一括で譲り受けた物です。
レトロ音響機器は専門外の為、簡易清掃のみ、整備などは行っておりません。
ノンクレームノンリターンでお願いいたします。 電源のみ確認
と有ったのですが、到着して動作確認したところ、全然問題ありませんでした。
中身はCT-800と異なりIC化されており、すっきりしている。5連バリコンのチューナー部はシールドケースで囲まれている。
Img_7274_rImg_7271_rImg_7273_r照明は好き嫌いがあるのですが、ランプ4個でのムラと、周波数表示が見にくいのが難です。
(製品の写真を見ると、文字のある部分の下地は黒っぽい塗装がされている感じで、ちゃんと見える。長年の外光で塗装が褪せてしまったのかも知れない)
Img_7296_rImg_7291_rImg_7297_rImg_7290_rImg_7294_rImg_7292_r売りである、ダイヤルエスカッションとメーターの一体構造で、ダイヤル指針は裏から赤色で点灯されており、周波数が同調したところで点滅から点灯に変わる。
CT-800と比べると、セパレーションが良いと感じました。

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あじさい祭りで臨時おもちゃ病院開院(6/21)

2014-06-21 14:33:00 | おもちゃ病院

 おもちゃ病院で利用している県西生涯学習センターで毎年開催されている「あじさい祭り」で、今回は「かえっこ」イベント(おもちゃ交換)があるというので、臨時でおもちゃ病院を開催しました。
これに関する、依頼は無く、3件と少なかったです。
でも珍しいおもちゃ等で楽しめました。
●西ドイツ製の本物の小型メトロノーム:油切れでした。
●アクリル製メリーゴーランド・オルゴールで3色LEDは幻想的に照明:馬が支柱にぶつかり回らないという症状で、原因はオルゴールの固定ねじ外れ紛失したために中心がずれていたためでした。LEDは単四×3本が容量低下の為、交換して正常に点灯する様になった。
●トイローヤルの知育おもちゃで、各所にスイッチが有り、それに応じたメロディが鳴るのだが、スイッチONで、いつも同じメロディが鳴るというもので、原因は1か所のスイッチ接点が少し変形して、ONしっぱなしになっていました。

いつにはなく、若い子供連れのファミリーがたくさん訪れ、見ていったので、知名度が上がり、次回からの来院者増が期待出来そうである。

センターの周囲はアジサイが綺麗に咲き誇っていた。

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YAMAHAチューナーCT-800修理

2014-06-20 15:57:00 | オーディオ

Img_7246_rImg_7247_rImg_7252_r CT-800は、現在、居間のメイン機となっており、気に入っている。
ということで、今更必要では無いのだが、ヤフオクで安く出品されており、修理出来れば、気に入っているので、誰か友人にでも譲れると考え入札した。幸い、本体1200円(発売当時の価格は68000円)と格安で落札出来た。
内心は、修理の楽しみが出来ればと考えていたが、電源を入れると、ちゃんと受信出来、固定出力は音も正常に出ている。その他には、シグナルメーターの照明が点かない。
Img_7253_rImg_7248_rImg_7263_r照明はランプが切れていたので、手持ちの12V麦球に交換してOKとなった。参考にLEDでも、いろいろと試したが、照光角度や色の関係で使えなかった。
固定出力側は正常な音なのに対し可変出力側はサチっており、音にならない。ガリオームかと思い、接点復活スプレーを塗布したが変わらないので、ボリュームの入出力波形を観測すると、ここでは正常である。
ネットでCT-800のブロックダイヤを見てみると、一般のチューナーと異なり、可変出力はボリュームの後にアンプが入っている。これの動作がおかしい様だ。
Img_7249_rImg_7251_rImg_7254_rトランジスタ(2SC458)4個使用されており、劣化で評判の悪い?日立製でリード線(銀メッキ?)も黒変していたので、取り敢えず手持ちのトランジスタ2SC3331に変更したところ、あれ!音が出ない。実は2SC458は裏側が表示だったのだ。逆電圧を掛けてしまって壊した可能性が有るので新品で交換したところ、ちゃんと音が出る様になった。
2SC458はこの他の回路にも多用されており、もう1つの高周波増幅用に使用されている2SC460も以前トリオ製トランシーバーで全数交換した実績が有るので、心配性の方は全数交換してみる必要もあるかも知れない。2SC458にこだわる方はヤフオクで入手出来る。
Img_7257_rImg_7262_rImg_7259_r2石アンプの様なので、特性が異なると動作が変わることを心配したが、ボリュームMaxでオシロの画面の様にP-P:7Vで+側がクリップする程度であり、少し下げると歪は無さそうだ。ついでに固定側のトランジスタも同じだったので交換した。2SC458で耐圧の高いタイプの2SC2308は現在でも入手可能(その後のYAMAHAチューナーが2SC2308になっている)なので、気にする方は、これに交換することをお勧めする。
Img_7255_rImg_7245_rImg_7279_rImg_7282_r_2 FM/AM-SGでセパレーションを見てみると、片CHにしても、反対CHに同じ位の信号が漏れており良くない。
手前のFM用基板の右端にあるオレンジコアのコイルを調整すると、大きく変わる。L/Rどちらも漏れが最小になる位置に調整する。その後BLUESS LaboratoryさんのアドバイスでVR103,104も交互に調整して、セパレーションが最大になる様に再調整した。
これで、実用的には楽しめそうだ。
追記
アルコールでパネルを清浄したらシルク文字が消えてしまった。この固体だけなのか分からないが注意を要する。

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2014/6県西おもちゃ病院

2014-06-07 16:00:00 | おもちゃ病院

 今月は依頼件数が多く、また、面白いおもちゃも修理することが出来て楽しめた。
●Fun Fun キーボード
Img_7240_rトイローヤル製Fun Fun キーボードの修理依頼が有った。
電源スイッチをONしても、全く動作しない(光、音が出ない)という症状。
Img_7237 TOBのICが使われており、クロック用として16.384MHzの水晶が使われているが、オシロで観測するとクロック信号が出ていない。
同一周波数の手持ちが無いので、近い14MHz帯の水晶に交換したら、動作した。
水晶が原因で治ったと思われたが、少し時間を置いてONすると、今度は動作しない。
リードに触ったりすると動作しだすこともある。
負荷コンデンサはチップだが27PF程度有り問題無さそうだ。
Img_7241_r_2Img_7242_r Img_7243_rそこで、手持ちの水晶発振器(12.8MHzおよび20MHzプログラマブル)を電源に接続し、出力を水晶の片側端子に接続してみると、100%動作する様になった。
当然、元の周波数より低い発振周波数だとテンポが遅くなり、高いと早くなる。
一応、同一周波数の水晶発振器がサトー電気で入手出来るので注文した。
今後は、また水晶に戻し、並列抵抗を入れたり、負荷コンデンサを変更してみて、動作するか再確認してみたい。
【6/17追実験】
負荷コンデンサ2個を22PFに交換したところ、動作したので、原因はこれだったかと思ったが、何度か電源をON/OFFしたところ、やはり動作しなくなった。
並列抵抗に1MΩを入れてみたが、やはり発振せず。
今日、注文した発振器が届いたので、やはり、これで動作させるしか無い様だ。
【6/20正式改造】
Img_7264_r_2 Img_7265_r_3 Img_7266_r_2 注文していた、水晶発振器(16MHz)が届いたので、正式改造する。
基板の空きスペースに4箇所穴あけし、裏面(基板としては表面)に発振器を取り付けて配線する。出力は100PFでC結合する。
これで、問題なく動作した。
追記
全面、塗料による塗装で、アルコールでも簡単に消えてしまうので使用厳禁である。
●パワーショベル
Cam00358_r Cam00359_r 操作のレバーが折れてしまったというもので、何で接合しようか考えたところ、レバーの中空穴にピッタリの電解コンデンサが有ったので、これを使用。うまく行ったかに見えたが、依頼された男の子に操作してもらったら、簡単に外れてしまった。見ると絶縁チューブだけが接着されていたためにそこが外れてしまったためだ。本体をチューブに接着して問題無くなった。
反省としては、絶縁チューブを剥がしてアルミケースを接着するということである。
●ディズニー英語学習教材
Cam00366_rCam00362_rCam00365_r本の黒い部分(■や●)をペンでなぞると、場所によって音とLEDが点滅するというものだが、これが全然動作しない。
ペンを分解してみると、接触部分の同軸構造部分の外部パイプの基板への半田付けが不完全で電気的に浮いていた。メッキを削り半田付けする。
Cam00363_rCam00364_r動作原理は簡単で、同軸のパイプと内部可動ピン間が導通すると、音と光が出るというもので、本の黒い部分が、カーボン印刷の有無で判定される。
電池もカバーとの隙間で完全に接触しないので、カバー裏側にスポンジを貼り付けした。

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マウスの動きが遅いのは軌跡表示のため

2014-06-07 07:02:00 | パソコン

 性能の低いPCなどで、妙にマウスの動きが遅かったり、ぎこちなかったりイライラすることが有り、ワイヤレスなので電池の消耗かと交換しても変わらない。
原因を調べると「軌跡の表示」をONにしていたせいだった。
【設定方法】
デスクトップを右クリックして「個人設定」をクリックする。
Mouse1左の「マウスポインターの変更」をクリックする。
Mouse2 マウスのプロパティ>ポインターオプション>表示>□ポインターの軌跡を表示する(D)
のチェックを外す。

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