トラブルシューター

私の修理・製作体験記(茨城・県西おもちゃ病院・JA7FJP/1)

PS3の冷却ファンは強力で何かに使えそう

2018-05-11 11:29:48 | 電子工作

 先日、壊れて分解したSony-PS3だが、電子工作マニアには使えそうな部品があり、処分は勿体ない。
電源モジュールはDC12V/18Aの能力がある。
高性能ゲーム機のCPU/GPUは或る意味パソコンより電力消費が大きいので、これらの放熱フィン(強制空冷)はすごい能力がありそうだ。
5WパワーLED×複数個のスポットライトを作ろうかとファン(Nidec:日本電産製)にDC12V電源供給してみたが、一瞬回るだけで止まってしまう。

3線式で黒線:0V、茶線:DC12V、灰線:コントロール端子らしい。

コントロール端子をDC12Vに接続したら勢いよく回り出した。かなりうるさいほど強烈な風量だ。
消費電流は0.9A弱も流れる。

この電圧を変化させることで、回転数(風量)をコントロール出来そうなので、今後、電圧を可変したり、PWMコントロールを試したいと思う。
ヒートパイプで、少し離れた放熱器にも熱伝導させている。

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Amazonの安価なBluetoothレシーバーはモノラルだった

2018-05-09 11:48:30 | オーディオ

 Smilemall Bluetooth 4.1車用mp3音楽プレーヤー 受信機 3.5mm AUX端子が安価(300円以下)だったので購入してみたが、モノラルの様だった。
(カスタマーQ&Aやレビューに書かれていたが、気が付かなかった)

PA TONE(Pro Audio Tone Generator)というandroidアプリが便利だ。

分解してみると、3.5mmステレオジャックのL/Rはパターンで接続されていた。
オシロスコープでステレオ出力出ている端子が無いか当たってみたが、結局は無い様だ。
ICのデーターシート(AC1751?)も見つからなかった。
分かったのはBTL出力で13ピンがコモン、14ピンがL/R出力。GMDに対する直流電圧は1/2VCCとなっている。4ピンが1/2VCCになっている。

クロック用水晶は24.0/12.7Mと表示されており、オシロで出力を見ると24MHzが出ていた。


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テクトロ・オシロスコープ用プローブ互換

2018-05-03 15:31:13 | 測定器

 テクトロ製TDS684Cで使用しているプローブは、一般用なので、×10のプローブを付けてもレンジは切り替わらない10Vまでは頭で1/10に読み替えれば良いのだが、入力電圧がそれより大きい場合には表示のレンジオーバーとなり、測定不可能となる。
専用プローブだとヤフオクでも結構な値段なので、探していると岩通製プローブが出品されており、写真だとレンジ検出用のピンも見えるので、もしかして使えるかもと2本セット(帯域350と400MHz)を落札してみた。

届いて、セットしてみるとレンジ切り替えも互換性あり。標準信号での波形調整も出来たので、今後活躍してくれるだろう。

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ダッフィーサンタ・オルゴール修理

2018-05-02 15:18:53 | おもちゃ病院

 今月のおもちゃ病院でダッフィーサンタ(東京ディズニーリゾート25周年)の修理依頼が有った。

オルゴールのねじを巻いても空回りして巻けないという症状である。
分解してみると、ドラム (メロディをプログラムした部分)に動力を伝達する部分のベベルギアが擦り減って噛み合わなかったのが原因の様だ。
修理不能で返却するのが本来なのだが、記念モデルということで、生かす方法を考えてみた。
Amazonで安価なオルゴールが販売されているので、これとギアが同一であれば交換で生きる可能性がある。
日本おもちゃ病院協会の会員であれば、協会から純正品が購入出来ます。
中国からの発送の様で2週間後に届いたので比べてみる。

ギアを含めたドラム一体部品が同一寸法なので、軸受け(ねじの様な形状でアルミダイキャストで鉸めている)を回しながら外す。金属ドラムのみを入れ替え。
追記:振動板(櫛歯)もオリジナルと入れ替えました。
オリジナルは人形の頭を動かすシャフトがドラムと同心になっているので、これを圧入する。
軸受けは微調整が必要で、丁度良い位置でダイキャスト爪を締める。
さらにはゆるみ止めの為、接着したのが良い(少しでも緩むと空回りする)。

シャフトに頭部を動かすモールド品をセットする。

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埋め込み型LED照明器具ジャンクの電源交換

2018-05-02 15:01:33 | 家電修理

 点灯しなくなって交換したので、不要となった天井埋め込み型LED照明器具を治せれば使おうかと貰ってきた。
Panasonic製NNF45510LX9で100~242V/70W調光機能付き。
と一般家庭では明るすぎる仕様だ。

分解してみる。
電源ユニットはスイッチング方式の様で、定格出力電圧:0.35A、最高出力電圧:DC280Vと表示されている。

これの出力電圧が出ていない(最後に思い返すと、LEDオープン等で負荷が無いと、これを検出して出ない回路かもしれないので、後日調査したい)。
制御IC等の部品は裏面に実装されていると思われるが放熱レジンが充填されており分解が困難なので修理は諦める。

LEDユニットは8個あり、4個をシリーズにして2系統を電源出力に接続してある。
LEDユニット単体で電圧を可変してみると約DC24Vで0.35A流れる。
DC24V出力電源モジュールの手持ち品は無いがDC16V出力品があるので、これを分解(電取法?に違反するので自己責任で)して電圧を上げられないか調べたがチップ部品でICのデーターもわからないのであきらめて、昇圧型DC/DC-CONVを使うことにした。
aitendo製大電流出力昇圧モジュール(150W)[1232-1235-150W]を使用した。
(もっと電流の小さい物でも良かったのだが、実験でことごとく壊れてしまったので)
サイドスペースに接着固定する。
LEDユニットを8個パラ接続に変更する。

点灯させてみると、1個だけ点灯しないので分解して調べてみる。
LEDチップが9個パラ接続し、これを8個シリーズに接続している様だ。

個々に点灯させて(約3V)いくと、1回路だけ断線(チップ破損?)しており、これが原因で点灯しない。
点灯しているユニットでも、LEDチップの不良が結構ある。

設備には使えないので、暗い「おもちゃ病院」スペースの天井に吊るして照らすので使用予定です。

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