以前、修理してあげた方から下記の様に別の修理依頼があった。
今回、自社のセーフティーローダーのラジコンを野外に放置し昨夜の雨により浸かってしまいました。
ボタンを長押ししても電源が入らなくなってしまったのですが、修理は可能でしょうか!
ご判断よろしくお願いします。
送ってもらうと、以前複数修理した実績のあるラジコンに似ていて、新型らしい。
確かに、電源ボタンを押しても電源LEDが点灯しない。
分解してみると、パターンやスルーホールが腐食している。
電源のパターンに導通が無いので、スルーホールに銅細線を通して表裏接続し導通にはなったが、それでも動作せず。
電源をON/OFFしているらしきトランジスタは、ベース電圧がOFF時VCC,ON時0Vに変化するが、コレクタがON/OFF動作しない。このことからPNPトランジスタらしいのだが、チップタイプが無いので、手持ちの2SA1015に交換したところ、ONで過大電流が流れるので、ベース抵抗に10kΩを入れたところ正常動作する様になった。どうやら抵抗内蔵のトランジスタなのかもしれない。
OFF時の消費電流は10μAなので問題無さそうだ。
振動でパターンが剥がれない様にシリコン接着剤で固める。
電源ボタンを押すと電源LEDが点滅となり、各操作ボタンを押すと点灯となる。もう1度電源ボタンを押すとOFFになる。
電波は429MHz付近で、変調音が変化するので、動作している様だ。
今月の定例パソコン相談室は3名の相談が有り、全てWindows10絡みだった。
【相談内容】
1.娘さんが相談者のPCをWindows10にアップグレードしたのだが、操作方法が全然異なり、使えない。
2.Windows10の自動更新が始まってしまい、キャンセルが効かないので電源ボタンの長押しで強制終了させてしまったら、その後Windowsが起動しなくなった。
3.Windows10の更新をした結果、株取引の操作が出来なくなった。
【対応】
1.通常のWindows10画面と異なり、背景にタイルが表示されており、これが変更出来ない。
Windows10の設定<復元<Windows7に戻す というのがまだ有効でしたので、この操作により問題無くWindows7に戻った。
2.復元を試みたが、OSが壊れてしまっていてエラーになってしまう。
リカバリーディスクはリホームの際に行方不明とのことで、もう1度探してみるとのこと。見つからなければ、購入店にて有償で取り寄せ出来るかと思うので確認してもらうことにした。
HDDを取り出してUSB変換アダプタで、フォルダ・ファイルを見てみると個人ファイルは残っているので、パーテーションのもう片方にフリーソフトでクローンコピー(一般のファイルコピーより早くエラーも出ない)した。
あとは、HDDをPCに戻し、リカバリーディスクでCドライブに展開させることでWindows7が動作する様になるかと思う。
この様な作業はパソコン相談室対象外なので、有償で個人的に対応することにしている。
【6/30対応】
リカバリーディスクが有ったとのことで、届けてもらい対応することにした。
「トラブル解決ナビ&ソフトウェアディスク」で起動させるが、「サポートしていない区画構成のため本機能はご利用出来ません」や「ディスクにOSファイルが見つかりません」というエラーメッセージが出てしまう。
パソコン(FMV-BIBLO NF/G50)は32/62ビット用どちらにも対応しており、添付されている62ビットのディスクでもやはりエラーとなる。32ビット用のディスクは添付されておらず、購入者がリカバリー領域にあるファイルからDVDを作成する様になっているが、これは作成されておらず、起動しない状態では、この製作も不可能である。
そこで、体験版ダウンロードでインストールディスクを製作してクリーンインストールすることに切り替えて、ようやく問題無くインストール出来、各種デバイスドライバやソフトは「トラブル解決ナビ&ソフトウェアディスク」の中からsetupして無事起動した。あとはSP1にアップデートしたりして最新のソフトに整備した。
3.Windows10にアップグレードしてから1ヵ月以上経過しているのでWindows7に戻せないはずだが、復元のボタンは表示されているので、操作をやってもらうことにした。
金融機関、株取引、競馬の取引等、金銭を扱うサイトについては、Windows10に対応していないところがあり、この様なトラブルが発生する。
以上をまとめた、消費者庁のWindows 10 への無償アップグレードに関し、確認・留意が必要な事項についてが分かりやすいので参考にしてください。
先日のブログで50MHzユニットの修理記事を書いたが、運用していたら突然、全バンドが送受信不能となった。共通部の故障らしい。
まずは電源電圧をみてみるが正常だ。
次にVFOユニットの出力(約7.8~7.9MHzの100kHz可変)をオシロで見ると出ていない。
FT-726は予備機が有るので、このユニットを交換してみると、出力はちゃんと出ており、送受信も正常になった。
そこで不良のVFOユニット調査開始。いろんな周波数Mixをしており、回路が複雑になっている。
これにも、TC9122が使われており、交換してみたら、出力が低く安定しないものの出る様になった。
次に電解コンデンサをセラミックコンデンサに交換してもダメ。
各ICの半田付けを付け直してもかわらず。
SGの出力を受信してみると、VFOの切り替え部分で急に信号が無くなる。
TC9122をコントロールしているNEC製UPD4094BC(シフトレジスター)2個の何れかが壊れているかもしれないので同等品のTC4094BPを発注した。
そろそろ寿命かもしれないが、これで治ってくれれば良いのだが。
【原因はVCOの発振周波数ずれ】
その後、VCOの発振周波数を調整したところ、発振が停止することなく、受信出来る様になった。
PLLロックが、外れていた様だ。なので、UPD4094BCは問題無さそうだ。
ただ、原因不明な現象が出る。
VFOの可変範囲は100kHzなので、100kHzステップでの切り替えは各ユニット(50/144/430MHz)のPLLが対応している。
その100kHzを境にクリック雑音の様なノイズが発生する。10kHzステップでは発生しない(VFOの可変範囲内のため)。
交換した予備機用のは、この現象が発生しない。
【真の原因は発振コイルのルーコン】
その後、また不安定になってしまった。
TC4094BPが届いたので、交換してみるが変わらない。
VFOの出力波形がぶれる。
VCO(61.82~66.22MHz)の出力が、かなり変化する。
バリキャップ(SONY製1T25)を交換(手持ちの1SV101)してみたが、変わらない。
隣の空芯発振コイルを何気なく触ってみたら、発振が停止したりするので、裏面のシールド板を外して、コイルの半田を付け直したところ安定動作する様になった。
【7/6:予備機430MHzモジュールVCO不良】
予備機の動作確認をしていると、10kHz台の60~00kHzの送受信が出来ないことに気が付く。
先の経験も有り、モジュール内のPLLまたはVCOの不具合と狙いをつけ、IC交換(TC9122×2個とTC4094BP×1個)を行ったが変わらず。不動作周波数でVCOのトリマを回したら受信出来るポイントが有り、送信もOKになった。
【7/6:予備機SSB/CWの感度が極端に低い】
430MHzが治ったので、気を良くしていたら、FMは受信出来るのだが、SSB/CWが殆ど聞こえないのでSGで入力してやるとFMでは+20dBまでSメーターが振れるのにSSB/CWではS2程度しか振れない。
RXユニットのフィルターをジャンパーしても変わらず、ダイオードSWも電圧は正常、コネクタやリレーは接点グリスを塗布するが変わらずIFTの調整も合っている。
IF回路の部品不良の可能性があるが、絞り込むのに時間が掛かりそうである。
Panasonic製の電池式噴霧器で、電源は単一乾電池6本を使用いているが、乾電池では勿体無いので購入当時からNi-MH単一充電池を使い、充電は電極を自作し、実験用定電圧電源により定電流充電を行って使用していた。
ところが、屋外での使用で、また除草剤に使用しているので、内部の隙間からガスが回り込み電池電極が腐食しやすく充電のたびに磨く必要がある。
そこで、現在一般的で安価になったリチウムイオン充電池18650を2本直列にして使える様に電池ボックスを自作した。
プラ板を曲げて、アルミテープで補強し、シリコン接着剤で各部を接着する。
電極はユニバーサル基板を現状品に合わせてカットし、市販の電池+電極を半田付けして固定する。
しかし、本体内に入れてもモーターが回らない。
プラス側電極にはガードが有り、平らな電極では接触しないということが分かり、別なU字型電極を更に半田付けしたところ問題無く動作する様になった。
これだと、普段使用しないときはボックスごと外しておいて、充電は18650専用充電器で簡単に出来る。
50MHzユニットを取り外してPLLユニットの信号を見てみると、 50MHzのオプションが付いているトライバンド(50/144/430MHz)トランシーバーFT-726だが、50MHzのコンデションも上がって来そうなので、久々に受信してみたら、50~52MHzの間が雑音レベル低く、SGと接続してみると、受信出来ていない。また送信にしても出力が出ない。
50MHzユニットを取り外して局発回路の信号を見てみると、HIGH-SPEED BCD PROGRAMMABLE COUNTER(TC9122P)のところで、分周比制御信号(BCD)は変化しているが、52MHzを境にし、以下では入出力が出なくなる。52MHz以上では入力に正弦波(正常だと4~8MHz)、出力には100kHz一定のパルスが出る。と、この部分が影響している様だ。
TC9122Pが壊れている可能性が有るのでヤフオクで見つけて落札。
本日届いたので、ICソケットに付け替えてICを交換してみた。
最初はやはり入出力が出なかったので、別な原因かとガッカリしていたが、なぜか調べているうちに入出力に波形が出る様になった。
受信周波数 PLL入力周波数 PLL出力パルス幅(周波数は100kHzで一定)
50MHz 4MHz 1.3us
51MHz 5MHz 1.053us
52MHz 6MHz 0.88us
53MHz 7MHz 0,75us
54MHz 8MHz 0.69us
治った原因が良く分からないのでLPFのコンデンサ(0.047uF)とパスコン(0.01uF)を交換し、周辺のIC回りも半田を付け直した。
SGからの信号も、受信出来ており、送信出力も出る様になった。
今月は県西生涯学習センターで「アジサイ祭り」が有ったので2週連続の開院となった。
【6/11定例】
9件の受付が有り、全て修理完了。
1.本と合図
本の黒い部分にタッチペンを押し付けると正解(正解部分はカーボンが塗布されており導通により判定させている)の場合「コオロギ」らしい微かな音が出るものだが、ボタン電池を入れ替えたら音が出なくなったというもの。
2回目の修理となるが、電池ボックス部のプラス電極が弱く接触不良になっていたので内側に曲げて接触を良くした。
2.歌の絵本
音が出ない、電池接点が腐食しているとのこと。
接点を磨いてOKとなった。
3.プリキュアのキーボード
これも電池接点の腐食。
腐食がひどいので、市販品に全て(4個)交換してOKとなった。
4.犬の人形
スイッチを入れて話しかけると動作するのだが、首の部分が動かないとのこと。
モーターが回っている音はするので切開してみる。
モーターで球形のものが傾いた支柱で回る様になっており、ちゃんと回るがぬいぐるみを被せる内部で回っているだけでぬいぐるみは動かない。
頭部の内部にある綿を取ると、ちゃんと動作する様になったので、綿が上に上がらない様に固定することで正常に動作する様になった。
5.ラジコンカー(小)
時々動くという症状。
これは車体側の電源スイッチをONにすると、送信機に関係なく連続前進するもので、送信機のレバーを引くと逆転(バック)してスピンするという仕組みになっている。
送信機のケースを外すと、接点の半田付けが基板から剥がれており、ONしなかったもので、半田補強後接着固定しOKとなった。
6.ラジコンカー(大)
これも時々動くという症状。
TAMIYA製の本格的なラジコンカーで単三×8本使っている。
電池接点が少し錆びていたので、磨いてやると動作OKとなった。
7.トラック
はずみ車を利用したものだが、タイヤを押してやっても走らないという症状。
ボディを外してギアボックスを見ると、はずみ車を駆動しているピニオンギアが平歯車とかみ合っていない。
ボックスの壁に押し付けているブッシュが緩くなり、内側に動いてしまったためにかみ合わなかったもので、外側にずらして接着固定してOKとなった。
8.新幹線N700系
スイッチが入らないという症状。
電源用のオルタネイト式のスイッチが不良となっていたので交換し、動作する様になったがライト(緑色)が点灯しないというので調べると不良になっていたので手持ち品に交換することにしたがφ5の高輝度品が無いのでφ3高輝度品をホットボンドで固定した。
9.仮面ライダードライブ・マッハドライバー
動かなくなってしまったので、自分で分解してみたがスイッチが壊れていて修理不能ということで依頼された。
マイクロスイッチ構造だが、ズバリ品は無いので使えそうなものを取り付けて対応。本体モールド枠が合わないのでカットして元のねじ穴を利用して固定。さらに接着剤にで動かない様にし動作(音と光)OKとなった。
【6/11番外品】
お隣の桜川市から、ブログを見てユニックラジコン(RC-30R)を直接持ってこられた方がいた。
送信機の電源が入らないという症状で蓋を開けてすこし調べたが難しそうなので、持ち帰り調査することにした。
その後の調査で、電池のマイナス側から供給しているインダクタ(10uH程度)が焼損していたので交換する。消費電流もMax40mA程度なので問題無さそうだ。
後日、連絡して自宅まで引取に来てもらった。その後、動作は問題無いとのこと。
【6/18アジサイ祭り臨時病院】
アジサイには似合わないが、快晴となり来場者が多かった。
6/11より多い13件の依頼が有り、忙しかったが、修理不能品1点を除き、何とか修理完了となった。
1.トミカ・立体駐車場
円盤を回すと立体駐車場の上下エレベータが動き、右側のターンテーブルも回るはずが全然動作しないというもので、お父さんが挑戦したのだが原因が分からず修理のお願いに来た。
確かに、反対の状態(底を上)ではちゃんとギアが回るものの、正式に置くと動かないという不思議な現象で、これは平ギアを押しているスプリングが弱いのではと判断し手持ち品で近いものに交換したらOKとなった。
2.インディー(犬のぬいぐるみ)
前左足が折れてしまい、その部品も無くなってしまったとのこと。
折れた部分が支点に近いので、木製の丸棒(φ5mm程度)を切って繊維補強アルミテープで包みさらにクイックボンドで接着補強したところ、頑丈に固定されたので、ぬいぐるみを被せて、これで注意深く使ってもらうことにする。
3.レジ
お金のトレーが奥まで入らないという症状。
分解すると、ロックレバーの滑りが悪く先端形状も摩耗していたのでヤスリで成形して、シリコングリスを3ヶ所に塗布し、滑りを良くして動作OKとなった。
4.トーマス・有線リモコン
リモコンコードが根元で断線してしまったという症状。
接続し直して、根元部分をホットボンドで補強しOKとなった。
5.ディズニーの回るライト
回らない・光らないという症状。
電池ボックスをみると液漏れで接点が錆びていたので磨き直して動作OKとなった。
6.携帯型ゲーム?
全然動作しないという症状。
ボタン電池のプラス接点がへたって接触してないので起こす。
電源スイッチのばね接点が変形して押しても接触しないので曲げて調整し動作OKとなった。
7.プラレール・SL
全然動作しないとい症状。
電池ホルダーが破損しており、接触してなかったので修理してOKとなった。
8.アンパンマン
レバーを握ると手足が動くのだが、これが動かないという症状。
リンク部分が外れていたので戻すついでに全ての可動部にシリコングリスを塗布してスムーズに動作する様になった。連動のスイッチによる音声も問題無し。
9.ポポちゃん
右手がぶらぶらになってしまったという症状。
内部のフレキシブルのワイヤーが変形してへこんでしまっていたので引き出して縫い合わせ、OKとなった。
10.アンパンマンことばずかん
タッチペンを絵にさわると、そのもののアナウンスが出るというもので、高度な構造になっている。
ペン内部のLEDをデジカメで観測したが、光が出ていない様なので、修理不能と判断、あとはメーカーから単体で購入可能であることも伝えた。
11.ドキドキプリキュアフォン
時々動くという症状。
電池ボックス(単四×3本)を見ると、接点がかなり腐食しているので交換する(+側2個、-側3個)ことにする。aitendo製の接点と全く同一寸法である。
接点に接続されている配線も腐食で半田が付かないので全て交換する。
12.スマイルパクト
全然動かない(音と光)という症状。
これも電池ボックス(単四×2本)を見ると、接点がかなり腐食しているので交換する(+側2個、-側2個)ことにする。これもaitendo製の接点と全く同一寸法である。
接点に接続されている配線も腐食で黒1本が半田剥がれ、他も半田が付かないので全て交換する。
パフとは赤外線通信をしている様で、これの電池SR44×2も消耗していたので交換する。
大阪市の方から修理の相談メールがあった。
相談内容
ランゲージパルの修理先を探してこちらにたどり着きました。
まったく同じカードリーダーの修理をお願いしたいのですが、受けていただけますでしょうか?
娘の幼児期に使っていたもので、大事に保管していたつもりが、電池を取り忘れていた為、錆び?液漏れ?で使用できなく、どこが悪くなっているかも確認できない次第です。
ご検討のほど宜しくお願い致します。
よくある電池液漏れと見られ治せそうなので、送ってもらった。
大判フィルムカメラで有名な「マミヤカメラ」が作ってたものだ。
スプリング形状のマイナス電極が液漏れで折れていたので、市販品に交換するが、はめ込み部の寸法より、かなり小さいのでリン青銅板をスリットに合わせて切断し、市販接点を半田付けする。
これで動作確認したら、動作しない。これも先日ブログで紹介したラジコンと同じ現象で+電極が届いていなかったので湾曲させて、隙間に綿棒の棒部分を差し込み固定する。
この他には、ヘッドの消磁、ローラー・ベルトの清浄を実施する。
かにクレーンとは聞きなれない作業機械だが、検索して写真を見て納得!
大体4本足かな、カニの様に、この足を大きく広げることにより、しっかり接地し、モーメントの掛かる作業でも倒れず作業出来るというものらしい。
このラジコンについて、メールで下記内容の問い合わせが有った。
・件名
カニクレーンラジコン修理依頼
・本文
はじめまして。今回の修理依頼は、マエダ カニクレーンMC-205Cのラジコンが、冬の間ではよかったのですが、最近屋上で仕事で使っていたら突然つかえなくなり、電源が入らなくなってしまいました。電池を変えてみても動きません。なんとか直していただきたく連絡させていただきました。よろしくお願いいたします。
以前にも同機種の依頼が有り、対応したことが有ったのだが、このときは原因不明で修理不可だった。
今回は、電源が入らなくなったという内容で、割と原因が見つけ易いかと判断し引き受けた。
昨夜届き、今朝から調査開始。
確かにオルタネイト式の電源スイッチを押しても電源(緑色のLED点灯表示)が入らない。
単三×4本で動作させているが、電圧を測定すると単体では全て1.58V有り新品の様だ。
ところが、直列の出力電圧が出ていない。
段階を踏んで、電圧を測定していくと、どうやら+側接点の先に電圧が来ていない。
ホルダーを見ると+電極のガードモールドの高さが高くて、電池の+電極が接点に接触していない。
+側接点を湾曲させて接触させてやると正常に電源が入る様になった。
電波もモニターしてみたが、正常に出ている。一般的なタダノやユニックのラジコンと異なり、電源スイッチを入れた状態で電波は出っ放しとなり、各操作により信号が変わる様になっている。シール表示から周波数は260.55MHzの様だ。
このままでは、接点がまた塑性変形で元に戻ってしまうので、モールドと接点の間に絶縁シートを潜り込ませて戻らない様にした。
この不具合はおもちゃの電池ボックスでも体験していたので、ピン!ときた。
電池の寸法は規格で決まっているが、全長と+電極の寸法範囲はラフで、電池の容量アップに伴い、本体長さが長くなる傾向にあり、その結果+電極の高さが低くなり、古い機種などでは、この様な現象が起こる場合がある。
県西生涯学習センター職員の方から、自家用車に搭載されているPanasonicカーナビStrada(CN-HW830D)の地デジ番組表が古いまま(1週間ほど前)で更新されないので、更新する方法を教えてくれないかというので、診てみた。
画面を一通り探してみたが見つからないので、説明書を見たが、強制的に更新するボタンは無さそうなので、Panasonicのサービスセンターに電話してみたところ、バグが有り、電波の悪い状態が続くと更新されない場合があるので最新プログラムインストールしていただきたいとのことだった。
地デジプログラムデータ Ver.1.020からダウンロードできる。
MicroSDに保存する必要が有るのだが、身近に有るのはスマホのしかなく、他のデータが有っても問題無いかサービスに確認したら問題無いというので保存して、カーナビに差し込んで(トレイを開けてSDスロットの下側の蓋している部分に差し込むと自動的に更新が開始する)みたが認識しない。再度サービスに問い合わせたがわからないとのことだった。
あらためてMicroSDのフォーマット形式を確認するとExFAT32となっている。
FATとexFATの違い
これが読み込めない原因かも知れないと、ネットでCPの良い8GB品(FAT32)を購入してプログラムデーターを書き込んでみる。
これをスロットに入れると、自動で更新が始まり、結果、最新の番組表になった。
メーカーに確認しないとわからないというのは問題だと思う。(購入した車屋さんに聞いても知らなかったとのこと)
ワンセグRX DVB-T+DAB+FM R820T高性能受信機 [R820T]をSDRとしてPCで使うこと(ソフトはフリー)は以前のブログで紹介したが、検索すると、Androidで使える有料(1199円)のアプリ「SDR Touch Key」が見つかった。
同じ機能の「SDR Touch - Live offline radio」という無料版もあり、問題無く受信出来るが、スペクトラム表示が、電源ON後1回・1周波数で消える様だ。
RTL2832U driverインストールが必要。
PCと違って、driverとアプリをインストールするだけで、設定不要で簡単に動作する。
Androidのタブレットに接続(Micro-USBコネクタ)して、早速、先日改造したトイラジコンの電波をモニターしてみた。27MHz/315MHz切り替え。モードはAMとする。
受信周波数をセットするとスペクトラムが表示され、変調音が聞こえてきた。
規格上は42~1002MHzまでが受信可能範囲とあるが、27MHzでも、ちゃんと受信出来た。100kHzおきにスプリアスらしい波形が見えるが。
これだと、高価なスペアナが無くても電波がモニター出来るので、おもちゃドクターに紹介しようと思う。
業務用ラジコンの現地調査にも、これだけの構成で出来るので、便利である。
試しにキーレスエントリーを操作したところ、私のキーの場合312.20MHzだった(電波は短時間の発射)。
消費電流が大きいので、長時間の使用には注意が必要で、またUSBコネクタを抜かないと電源が切れないので、これも注意が必要。(電源ONは本体の青色LEDの点灯で確認出来る)
以前から調子の悪かった愛車(エンジンがかかりにくかったり、スローが800rpmと低すぎて、エンストを起こしたり、エアコンON時不安定)だが、ISCバルブが悪いのだろうとAmazon中古品を購入(5500円)し、交換作業を行った。新品だと4万円前後する様だ。
パーツ№13400-65H50
(以前にバルブの洗浄は実施したのだが、改善は見られなくて、バルブコントロール系電気部品かセンサーに問題が有るのではということで)
ボルト4本で固定されているだけだが、冷却水のパイプ脱着やボルトを外すのが非常に大変だった。
1時間以上を要した。
何とか交換して運転してみる。
スローは1200rpm程度まで上がってくれて、エアコンを入れても、安定にアイドリングコントロール出来ている様なので、実走行で様子を見たいと思う。
【解決せずエンジンコンピュータを変更してみるが変わらず】
良くなったに思えたが、一旦エンジンをOFFにし、掛けなおすとスローが下がってしまう。
次に考えられるのはエンジンコンピュータで、ヤフオクを見ると中古品は思っていたより安く、ダメだったとしても、それほどダメージは大きく無いので落札して交換してみた。
エンジンコンピュータは運転席の下側でエアクリーナーとシャーシーの間にあり、エアクリーナーを外す必要がある。
エアクリーナー部のパイプを外し、本体はボルト3本で外す。
エンジンコンピュータは2本のボルトで外れるが、ケーブルの余長が無いのでこれのホルダーを抜く必要が有る。
コンピューターとは2個のコネクタで接続されており、まずこの状態で入れ替えてみるが状況は変わらないのでコンピューターは問題無かった様だ。
取り敢えず、これに交換して組み立て直す。
スローを1200rpm程度に上げてみるが、エアコンを入れると300rpmとの間を繰り返しエンストしそうになる。これは、諦めて手動操作(走行時ON)することにする。
その後、外したエンジンコンピューターを開けてみる。はめ込み式になっているが、ロックの爪が経年劣化で全て折れてしまった。
外観を見る限りには、問題個所は見つからなかった。
庭木の雑木を剪定するのに手鋸では大変なのでRYOBI製電気のこぎり(ASK-1000)をホームセンターで購入。
宅地内であれば、一緒に購入した延長ケーブル10mで届くと思っていたのだが、上さんに言われて思い出した。
以前、道路を挟んだところにある畑に植わっている梅の木を切ってほしいと言われていたことを。
公道を挟んでいるのでコードを渡すことは出来ないし、近所から電源をお借りするのもはばかられる。
そこで名案?が浮かんだ。
以前購入して東日本大震災の時にも活躍してくれたDC12V/AC100Vインバータだ。
容量は300Wで、電気のこぎりは150Wなので使えそうである。
実際にコンセントに差し込んで動作させるが、問題無く作動した。
自家用車を道路脇に停めて、エンジンアイドリング状態で電源供給してやれば目的を達成出来そうだ。
鉄鋼用のブレードも付いており、別売りでジグソー刃もあるので、工作にも応用範囲が広がりそうだ。
電流を表示させるのはGND(ローサイド)側にシリーズ抵抗(0.1Ωとか)を入れて、電流により生ずる電位差をOP-AMPで増幅させてデジタル電圧計で表示させる回路が簡単だがOP-AMPのオフセットなどで少し複雑になる。
また、ハイサイド電流センス・アンプICLT6106CS5を使うことで、正確な変換をしてくれるが、動作電圧が2.7V以上なので、それより低い出力電圧には、それなりの工夫が必要になる。
第三の方法として、ホール素子を使ったものが有るが、部品単体では精度が出ない。
最近、ホール素子を使ったセンサーACS712が安価に入手出来る様になったのを知り、早速入手してみた。
中国からの平行輸入品で、基板に実装済みのHiLetgo 20A範囲電流センサーモジュール ACS712がAmazonで339円(送料も無料)なので10個購入。
動作電圧は5Vで、±20A(AC/DC)まで測定可能。
従って、0A(無電流)の時、出力は1/2VCCとなる。
出力電圧は100mV/Aとなる。
少ない電流での誤差が心配(データーシートでは直線性が良いので問題無さそうだが)だったので、実験用電源で電流を可変してみる。
0.1A~2Aまで可変してみたが、Δ0.01V~0.2Vの出力となり、実用になりそうだ。
当然、電流方向を逆にすると、電圧変化がマイナス方向になる。
(但し、電流による磁界を検出しているので、磁界から遠ざける必要がある。あとは温度特性が有るので、精密さが必要な場合はサーミスタ等で温度補償が必要だ)
aitendoの3桁電圧表示器[ST-VM036R]に表示させるには値を10倍して、2.5Vをオフセットする必要が有る。
これには減算(差動増幅)回路で簡単に実現出来、完成品のSWITCHSCIENCE製ACS712電流センサモジュール(高感度タイプ)があるが、1492円と高価?なため、回路をデッドコピーして自作することにする。
電流センス部分は絶縁(2.1kV-RMS)されているので、出力電圧に依存せず、入力電源から5Vの動作電圧を得れば良い。
HiLetgo販売品を全て見てみると、安価で面白い部品が多く楽しみだ。
【6/5ユニバーサル基板で製作】
午後、電子工作サークルがあるので、午前中にユニバーサル基板に組んでみた。
OP-AMPには出力フルスイング特性が良いNJU7032Dを使用したが、その後、単電源汎用のLM358Nに交換してみたところ、問題無いので、これを採用することにした。
OP-AMPは10倍の固定抵抗としたが、やはりセンサーのバラツキ等があり、各電流での誤差が出たので、オリジナル通り、可変抵抗に変更する予定。
サークルでは、電源と負荷を接続して皆さんに公開。
メンバーの一員が製作していたシリーズレギュレータ式可変電源が配線完了したので、動作確認したところ、電圧可変ボリュームを回しても、出力電圧が5V固定のままになっている。
原因はダイオードの極性逆と接続漏れ2ヵ所で、これを修正したところ、問題無く0V~21V可変する様になった。
この電源装置にも、上記の電流センサ回路を使いたいというので、部品と図面を提供した。
【6/6.SEPIC電源の電流検出基板と交換】
以前製作した実験用電源の電流検出部回路基板を今回の基板に交換してみた。
(基板の大きさが違うので不格好になってしまったが)
またOP-AMPの増幅度可変用の半固定抵抗を追加して調査した。
これにより、各電流が殆ど誤差無くリニアに表示される様になった。
デジタル表示器AD変換分解能の関係で、小数点以下2桁部の中間値で、表示の相違が出る。
ふれあいアジサイ祭りは毎年恒例となり、年々来場者も増えており人気がある。
今年も6月18日(土)10時~15時に開催され、おもちゃ病院も恒例どおり開院することにした。
アジサイも、もう咲きだしている。梅雨入りも間近と思われる。
アジサイを楽しみながら、おもちゃ病院もお立ち寄りください。