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トラブルシューター

私の修理・製作体験記(茨城・県西おもちゃ病院・JA7FJP/1)

デジタルアンプの電源電圧を昇圧してみる

2017-10-19 17:49:13 | スイッチ

 先日のブログで紹介したTDA7498のD級デジタルアンプだが、電源電圧19Vでは、出力が小さいので、手持ちのaitendo製大電流出力昇圧モジュール(150W) [1232-1235-150W] を使って動作するか確認してみた。
出力電圧を32Vに調整する。

問題無く動作し、電圧変動も無さそうだ。
ちなみに出力16V/2.8Aのノートブック用ACアダプタに交換すると24Vまでしか出ず、音声出力による変動も見られた。

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1Hz発振回路を試す

2017-10-19 16:17:28 | 電子工作

 電子工作サークルで、生徒さんがロジックICでデジタルタイマーを製作(回路は私がネット検索して紹介したもの)したのだが、動作しないという。
クロックにはLMC555(タイマーIC)を使用し1Hzを出力。
標準の回路で、配線も間違い無い様だが、出力が出ない。
そこで、私がその回路だけ作ってみることにした。結果的には2種類。

1.LMC555によるデューティ比50%自励発振回路
微調整出来る様に多回転可変抵抗を使用する。
計算では10uFと75kΩで出るはずで、抵抗を可変することで1Hzに調整出来た。
やはり、電源変動に弱いので、安定化は必要である。

2.RTC(リアルタイムクロック)の1Hzクロック
以前、秋月から購入してあった「32kHzシリアル出力リアルタイムクロック(RTC)RTC-4543SA」
があったので変換基板でDIPにして実験してみた。
FSEL端子をHにするとFOUT出力が1Hzになる。
FOE端子をHにするとFOUT出力が出る。
これは約32kHzの内蔵水晶を使っているので安定し正確な周波数が出る。

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県西おもちゃ病院(2017/10)

2017-10-14 15:42:51 | おもちゃ病院

 今月は臨時おもちゃ病院があったせいか7件と少なかった。
「新おふろの知育」を残して修理完了した。
このおもちゃは、初めて見るもので、本体容器に水を貯めて、内部ポンプでシャワーを出すというものだが、全て水没するので電気部品には厳しい。注意書き通り逆さにして水を切り、乾燥させないと、またこの様になるので引き渡し時に説明したいと思う。

モーター回らず、スイッチ動作せず、電池ボックス液漏れということで、普通は修理困難ということで、お断りしているのだが、ダメ元で見てみた。
ポンプ、電池ボックス、スイッチが全て接着なのでこれらを分解するのが大仕事である。
カッターを合わせ目に差し込みカットしていく。全体で2時間以上要した。
モーターはシャフトが固着していたので、これは分解して潤滑油塗布により動作した。RE140と同形状だが、定格の3Vを加えると、このオリジナルのが回転数が早い(消費電流も、その分多いが)ので、ローターはそのまま使用することにしてRE140に組み込む。

電池ボックスは液漏れでマイナスのばね電極が腐食で無くなっている。
同じものは無いので、この電極を磨いて、手持ちの電極を半田付けする。

スイッチは給水栓のレバーを倒すことでONになるのだが、このスイッチ接点が腐食していて接触不良になっていたので、磨いて対応。今後のためにマイクロスイッチで対応しようとしたのだが、レバー(内部カム)との調整がシビアなので止めた。
防水に関しては、シリコン接着剤を必要以上に盛り付けた。

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ドローンで瓦屋根の破損調査

2017-10-12 18:01:40 | ラジコン

 従弟が1ヵ月ほど前に高性能なドローンを購入したというので、自宅で気になっていた瓦屋根の状況を撮影してもらうことにした。
ローターとアームは折り畳み式なので、持ち運びは本当にコンパクトになる。

動画でも4Kの解像度で、ジンバルによりブレも無く撮れるというもの。
1mまでは接近出来(それ以上も可能だが、センサーが接近注意のアラームを送ってくれる)かなり期待出来る。
撮影はリアルタイムで送信機側で見られる(実はスマホを送信機にセットし、スマホ画面に映る。これで高度な操縦等が可能)ので、見ながら撮影してもらう。

瓦屋根の上には三角形のかけらが2ヵ所有った。
割れたものか、新築の際に瓦屋さんが切りくずを置き忘れたのかもしれない。

自宅近くのも空撮してくれた。

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YAMAHAパワーアンプB-70ケース活用(2nd)

2017-10-11 11:36:43 | オーディオ

 以前は音楽の友+luxmanの付録デジタルアンプを組み込んだ時があったが、やはりパワーが欲しいのでaitendo製のパワーアンプ(100W) [AMP7293-A] に交換してみることにした。(モノラルなので2個使用)
Amazonでは同一品と思われるものが更に安価な388円で購入出来る。
元々のB-70アンプ電源は壊れていたが、スイッチング方式の特殊回路で修理困難なので、随分前にヤフオクで落札したパワーアンプ用電源トランスを使用することにした。
気休めだが、AC入力にはATX電源の入力フィルタ部を切り取り追加した。

TDA7293は±50Vまで動作可能で、トランスの整流出力は実測で43Vだったので使えそうだ。
電解コンデンサは18000uF×2(正負電源)をそのまま使用する。
aitendo製はAC入力仕様で、ブリッジダイオード内蔵なので、取り外してジャンパーする。
(DC入力の場合、そのままでも使えるのだがVf×2の電圧ロスが生じるので)
TDA7498デジタルアンプ用には同巻き線の中間タップを使って約33Vを出力している。
同居させたデジタルアンプとの切替もしたかったので、切替リレー回路を組む。

表面にA/Bスピーカー切替ボタンが有るので、Bの時にリレーが動作する様にする。
BにしたときはMUTE/STBY回路が動作する様に部品を切り離し(完成品ではVCCに接続されている)リレー接点に接続する。
出力ターミナルの切替は面倒(アナログアンプはG中点だが、デジタルアンプはBTL回路で1/2-VCCとなるので両極の切替が必要)なので、アンプ出力を直接ターミナル(A:アナログアンプ、B:デジタルアンプ)に出す。
リレー電源(12V)とメーター回路のLED電圧+14Vが必要なので、手抜きしてスイッチング電源モジュールを組み込んで14Vに調整する。リレーにとってはオーバーなのだが使用時間は短いので、そのまま使用することにする。
動作OKとなったが、スピーカーに耳を付けるとハム音(100Hz)が気になるので、アース接続をカットアンドトライしてみる。

入力ボリュームのアースを外すことで、見事にハム音が消えた。
プリアンプのC-22(真空管)と組み合わせ聴いてみたが、トランジスタパワーアンプMC2505と比べると輪郭がくっきりした感じに聞こえる。

発熱もフルパワーで使うことは無いので、フィンがほんのり温かくなる位で電源トランスのが温かい位だ。
無信号時の電流がTyp30mAと非常に少ないからだ。
スマホも接続してみるが、音量が小さいので、以前組み立てた真空管プリアンプキット(6J1シングル×2)を入れて楽しむ。

【デジタルアンプを試す】
Amazonの「WINGONEER TDA7498 2X100Wデュアルチャンネルデジタルステレオパワーアンプモジュール」が安価なので注文して試してみる。

BTL接続(バランス)なので、このままでは、B-70のメーター回路に接続出来ず、aitendoから入手した1:1のオーディオトランスを入れる。

でも、やはりデジタルアンプの300kHz帯のスイッチングノイズをそのまま検出してしまうので、以前のデジタルアンプで使用したLPFを入れるとこれが消えた。

最初はMuteで動作が止まると思ったが、出力が絞られるだけなので電源で切り替える様にした。
ところが、電源切替リレー(無接点のP-CH-MOS-FETも試したが同じ)を通したら、切替時にプチッと音と煙が出て来た。

放熱フィンを外してみたら、ICの電源接続ピンが焼損していた。別のタイプアンプも入手して試したが同じ様に壊れたので、お預けで再入手後単体確認して原因を探りたいと思う。

IPOTCH アンプ  デジタル  ハイパワー デュアル D級 高音質
TDA7498を使用したデジタルアンプで一番安価でMUTE/STBYの端子が出ているのが見つかったので購入。
MUTEとSTBYの動作を確認してみた。
MUTEは消費電流が正常時とほとんど変わらず、約100mAでスイッチング出力も出ている。
STBYは消費電流が約10mAとなり、スイッチングノイズも出なくなるので、これが使えそうだ。
先日のB70に組み込んで確認する。切替はこのSTBYを使用する。
壊れた反省から、取り敢えず変換トランスをコンデンサで直流カットした。
これで接続してみたら、今度は壊れずに動作している様だ。
周波数特性を見ると、デジタルアンプの特徴?通り、やはり20kHz以上はカットされ、20kHz以下に盛り上がりがみられる。
このことから、ハイレゾ等には使えないので、B70への組み込みはしないことにし、単体でプリアンプと接続してモニターしてみる。電源には525円落札のNEC製ノートブック用ACアダプタ(19V/6.3A)を使用した。

面白いことに、トランジスターラジオを接近させるとAMの偶数倍の高調波になる600kHz(2nd)と1200kHz(4th)付近で、スピーカー出力と同じ音声が聞こえてくるのだ。不思議と奇数倍は低い様だ。

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業務用ラジコン、久々に修理

2017-10-09 10:35:42 | ラジコン

 タダノ2セットの修理依頼が別々の方からあり見てみることにした。
1.タダノRCS-MM2/4
送信機の起伏スイッチが動作しなくなったので、自分でも導通等確認したが分からないので、見てほしいとのことだった。
届いて電波を確認したがこの動作だけ出ていない。分解してみると、中点(コモン)に電圧(正常では3.3V)が掛かっていない。
隣のスイッチはご自身で交換した様で、この際にパターンを切ってしまった様だ。
配線接続して動作OKとなった。

2.タダノRCS-250
送信機が全然動作しない(電源ボタンを押しても電源LEDが点かない)という症状で、見てみる。
レギュレーターの電圧は2種類共に3.3Vが正常に出ている。
取り敢えず、問題の多い電解コンデンサを全て交換したら、電源が正常に入る様になり、電波も出ているので確認してもらうことにした。

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LUXKIT真空管パワーアンプKMQ60電解コン追加でハム低減

2017-10-08 12:58:38 | オーディオ

 真空管アンプの欠点は、経年で電解コンデンサが劣化することだ。
長年(40年以上)使用していたKMQ60も、最近ハム音が目立つ様になって来たので電解コンデンサを変更または追加することにした。

ブロックコンデンサは殆どが製造中止になっているので、やはりプレミアム価格になっている。
チューブラーコンデンサがヤフオクで安価だったので落札した。
47uF/500V×15個セットである。
現物を見ると、以外と大きいので入れるスペースがギリギリ(4本必要)である。
入らないのは出力トランス裏のスペースに入れてリード線を延長接続する。
バイアス電圧は90V以下なので手持ちの100uF/100V×2個を付けた。
ついでに整流ダイオードもブリッジダイオードに交換した。

結果は、綺麗にハム音が消えてくれた。
これでまた、私の寿命以上に動作してくれるかもしれない。

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生涯学習フェスティバル2017で臨時おもちゃ病院開院

2017-10-01 15:37:29 | おもちゃ病院

 毎年恒例のフェスティバルが今年も開催された。
今年は相撲巡業と重なるので1週間早い日程(9/30・10/1)となった。
天候にも恵まれ、沢山の方が来ていた。
病院は、いつもの1Fエントランスから2F学習室になったので、来てくれない方が多くなるのではと心配したが、今年はセンターで「ラリースタンプ」を企画してくれたので、子供連れの方はほとんど来てくれた様だ。
結果、9/30は13件、10/1は14件の依頼があった。

仁平、深谷、八田、吉本、田中の4ドクターが対応した。
部屋(3団体)だったので、レコードプレーヤーでBGMを流す様にしたが、レコードの大変なのは、片面(20~30分)毎に交換する必要があることだ。
毎回故障する「綿あめ機」も案の定加熱しなくなったとお昼頃呼ばれた。
回転するヒーターに電圧を供給するブラシがやはり接触不良となっていた。
前回は応急修理としたが、今回はセンターの職員にも手伝ってもらってオーバーホールした。
綿が出るメッシュ部は職員のアドバイスで熱湯につけたところ、こびり付いたザラメが綺麗に溶けた。
難しかったり、面白かったおもちゃの修理を紹介する。
1.ミッキーのIcan!おしゃべりEinglish
本の絵をタッチしても音が出ないという症状で、分解するとスピーカーのマグネットが外れていた。
先端キャップは内側の突起にはまっており、これを外すのが大変である。

Φ27のスピーカーだが一般的な物より薄いので、手持ちの薄型スピーカーを使うことにし、ワッシャーを曲げて押さえる様にし、正常に音が聞こえる様になった。センサー部の故障でなくてよかった。

2.タイヤが水平になるラジコンカー
動かないというもので、原因はスライドスイッチの接触不良でON/OFFを入れ替えて動作OKとなったが、タイヤが水平になる(デロリアンみたい)スイッチもあり、どの様に遊ぶかは分からないが面白かった。

3.KOMATSUのショベルカー
修理依頼の多いおもちゃで心配(内部ギアのボス強度不足で折れるケースのが多く治すのが大変)したが、症状は違っていて、電池を入れると、スイッチを操作しなくても動作してしまうという症状。
スイッチ部を分解してみると、接点(ニッケルメッキ)が塑性変形で接触したままになっていて、これを戻すと折れてしまった。
以前の会社では設計をしていたが、バネ材料をニッケルメッキすると水素脆性?で固くなってしまうのでこのメッキは使えないというのが決まりだった。
他のスイッチに変えるのも全部になり大変なので、部品リード線を渡し半田で両側固定することで折れを防止する。
これで当面は良さそうだ。

4.アンパンマンのドライブ?
全然動作しないという症状で、原因は電源のスライドスイッチ(音量低/OFF/音量大)の不良とサウンド/おしゃべりボタン(導電ゴム)の接触不良で、スライドスイッチは手持ち品に、押し釦はタクトスイッチに交換したが、それでも左のサウンドボタンは動作するものの、右のおしゃべりボタンは動作しない。スイッチはちゃんと動作している。
テスターの電圧レンジで当たってみると動作することがあるので、抵抗(1kΩ)でプルダウンしてみたら確実に動作する様になった。消費電流も測定したが、OFF時は流れないので問題無さそうだ。

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