従兄弟の消防設備点検で、リニューアル交換で廃棄する古い受信機に使っていた黒送受話器が面白そうなのでもらってきた。
これをスマホに接続してモシモシしようというお遊びである。
600型用で、一般の黒電話用とは異なり、送話、受話ユニットがシリーズに接続されており、ジャックには2芯のみで接続となっている。
スマホ側は3.5mm4極ジャックでネットで接続検索するとCITA規格(日本では主流)とOMTP規格(2011年頃まで)の2種類あり、自分のスマホはまだ新しいのでCITA規格の様だ。
心線の色を調べると、L:緑、R:赤、G:金、MIC:青 になっている。
送話ユニットはカーボン式の様で無音時インピーダンス:400Ω、受話ユニットは電磁式でインピーダンス:100Ω(DCR:30Ω)
(インピーダンスはLCRメーター1kHzで測定)
断っておくが、私のスマホは右側が故障してしまいオープン状態なので、左側のみ使う様にした。
スマホはECM(エレクトレットコンデンサマイク)を使用しているのでMIC端子に電源供給しており、実測だと1.5Vだった。
送受話ユニットに接続するのだが(MICは念の為1uFで直流カット)、このままでは、差し込みしたという切り替えにならない。
色々とやってみたところ、何故かMIC端子とG間に1kΩを並列に入れると切り替わる。10kΩでも切り替わるが、受話音量が何故か低くなる。
イヤホーンコードが細いので中継基板を作って接続する。
これで、一応電話してみる。少し送話レベルは低そうだ。今後カット用のコンデンサを外して確認したいと思う
その後、CRを外し、送話器を直接マイク端子に直接してみたが、問題無かった。
カールコードは2芯で、1本不足するので、これは飾りだけにつかうことにし、イヤホーンコードをカールコード中央を通す。
これで秋葉原でも闊歩すれば大うけするかも。更にはBluetoothという手もあるが。