昨晩帰ってまいりました。
4日間もうろついていたので、ぼちぼちと書こうと思います。
しばしおつきあいくださいませ。
ついでに画像とテンプレートをちょっぴり変えてみました。
さて。
この地味な写真は分かりづらいのですが、二条城です。
かつて天守閣があったところから見下ろしています。
地下鉄を降りて、ぼーっと歩くとお城に着きました。
することもなかったので神泉苑まで足を伸ばし、
時計を見て、しまったと京都市役所前までとんぼ返り。
櫛を買うためでした。
ちょっと飛びますが、
「二十三や」というお店が四条の先斗町近くにあるのですが、
ここは文政五年、1822年から続いている柘植櫛の本舗なのです。
柘植の櫛。
こう、油をつけた日本髪をツヤツヤに梳く例のアレです。
人に堂々と誇れるものが黒髪ストレートしか無いなめくじうさぎには
憧れのアイテムです。梳くだけでつやっつや、しかも静電気なし、
入れ物がかわいい、木の香がいい、手触りがいい、それから(落ち着け
お店の前でしばらく「怪しい人」をやり、決意して店に。
ちっちゃいお店のガラスケースに、櫛がいっぱいに並べられています。
ケースをはさんで、中年の女性と対峙。
店:「何にします(語尾↑)?」
なめ:「手がちっちゃいので、小さめの櫛ください」
じゃあ、といくつかの種類を出してもらいました。
で、出してもらったものは、
よく時代劇で街娘が前髪に刺しているような小さ目の、半円の櫛と、
コーム型の四角いの、それから長めの半円の櫛の三種類でした。
そして「二十三や」値段は3300円から始まります。
高いです。
これが京都パワーでしょうか。古都観光地名物ぼっ○くりでしょうか(うーむ
しかし触らせていただいたモノは職人が一人ひとり作ったという
フレーズにぴったりの、つやつやした木がまだかおる品物でした。
なめ:「梳かせてください」
店:「あ~、それはねぇ、ダメなんですよ(苦笑)」
売り物だからムリに決まっているだろう、なめくじうさぎよ。
形を指先でまさぐりながら考えます。迷惑な客です。
でも手触りがよすぎるのが悪いんです(おい
結局、右手ずうっと後方に、清水の舞台を思いながら4100円の品を
買いました。
その晩はフワフワ浮きながら、ホテルの部屋でシャンプー後、
乾いた髪をずっととかしていました。
さいこうでした。
――世の中の 心のもつれとけよとぞ 御さばきたまえ 神のつげぐし――
紀貫之
4日間もうろついていたので、ぼちぼちと書こうと思います。
しばしおつきあいくださいませ。
ついでに画像とテンプレートをちょっぴり変えてみました。
さて。
この地味な写真は分かりづらいのですが、二条城です。
かつて天守閣があったところから見下ろしています。
地下鉄を降りて、ぼーっと歩くとお城に着きました。
することもなかったので神泉苑まで足を伸ばし、
時計を見て、しまったと京都市役所前までとんぼ返り。
櫛を買うためでした。
ちょっと飛びますが、
「二十三や」というお店が四条の先斗町近くにあるのですが、
ここは文政五年、1822年から続いている柘植櫛の本舗なのです。
柘植の櫛。
こう、油をつけた日本髪をツヤツヤに梳く例のアレです。
人に堂々と誇れるものが黒髪ストレートしか無いなめくじうさぎには
憧れのアイテムです。梳くだけでつやっつや、しかも静電気なし、
入れ物がかわいい、木の香がいい、手触りがいい、それから(落ち着け
お店の前でしばらく「怪しい人」をやり、決意して店に。
ちっちゃいお店のガラスケースに、櫛がいっぱいに並べられています。
ケースをはさんで、中年の女性と対峙。
店:「何にします(語尾↑)?」
なめ:「手がちっちゃいので、小さめの櫛ください」
じゃあ、といくつかの種類を出してもらいました。
で、出してもらったものは、
よく時代劇で街娘が前髪に刺しているような小さ目の、半円の櫛と、
コーム型の四角いの、それから長めの半円の櫛の三種類でした。
そして「二十三や」値段は3300円から始まります。
高いです。
これが京都パワーでしょうか。古都観光地名物ぼっ○くりでしょうか(うーむ
しかし触らせていただいたモノは職人が一人ひとり作ったという
フレーズにぴったりの、つやつやした木がまだかおる品物でした。
なめ:「梳かせてください」
店:「あ~、それはねぇ、ダメなんですよ(苦笑)」
売り物だからムリに決まっているだろう、なめくじうさぎよ。
形を指先でまさぐりながら考えます。迷惑な客です。
でも手触りがよすぎるのが悪いんです(おい
結局、右手ずうっと後方に、清水の舞台を思いながら4100円の品を
買いました。
その晩はフワフワ浮きながら、ホテルの部屋でシャンプー後、
乾いた髪をずっととかしていました。
さいこうでした。
――世の中の 心のもつれとけよとぞ 御さばきたまえ 神のつげぐし――
紀貫之