リニア中央新幹線の非常口の掘削工事で、地下水がわき出たため、工事が去年12月から中断しているそうです。
大田区東雪谷でも非常口の工事が始まろうとしています。
近くには洗足池もあり、掘削することで、地下水が湧き出たり、洗足池の水への影響がないかなど、これまでも心配で指摘してきました。
今回の工事中断は、工事が予定通りにいかないことや、JR東海の環境影響への事前調査が不十分だったことが露呈(ろてい)した形で、さらに心配です。
法令に従い適切に行うという言葉だけの環境影響評価では、環境への影響を予測することも、また、抑止することも不可能だということです。
報道によれば、JR東海は地盤沈下など周辺への影響はないとして、この秋にも工事を再開するようですが、なぜ想定外の水がでたのか、明らかにすべきです。
https://www2.ctv.co.jp/news/2019/03/18/44777/
報道によれば、掘削作業を中断しているのは名古屋市中区に新設するリニア中央新幹線「名城非常口」の工事現場。
非常口は直径約40メートル、深さ約90メートルの立て坑になる計画。
深さ約50メートルまで掘り進めた地点で地下水がわき出たということで、昨年12月下旬から工事が止まっています。(2016年11月着工)
JR東海は地盤沈下など周辺への影響はないとしていて、この秋にも掘削作業を再開する見通しです。工事は2021年4月までを予定していて、2027年の名古屋ー東京・品川間の開業に影響はないとしています。
工事は大林組、戸田建設、JR東海のグループ会社によるジョイントベンチャー(JV)で進められています。