先日、電車に乗って帰る気力がなくなり、蒲田からタクシーで帰りました。
区議会だよりの奈須りえに与えられた紙面が、他議員より、極端に狭いことに、気づいたからです。
議会事務局から、ずーっとこの方法だといわれ、初当選から20年を過ぎたのに、気づかなかった自分のお人よしに、すっかり力が抜けてしまいました。
各議会、議員一人10分。年4回の定例会で一人40分。
この質問時間に応じた行数は、確保されているものだとばかり思ってきたからです。
ところが、20分質問して16行だった区議会だよりの紙面が、30分質問したのに、18行でした。
2行しか増えなくて、おかしいと思って調べて、そもそもの配分に問題があることがわかりました。
議会事務局の説明では、紙面は、その議会で質問するしない、に関わらず、
会派ごとに、人数に応じて割り当てられているそうです。
第二回定例会で、自民党は、3人質問しましたが、会派の人数が15人なので、15人分の行数が割り当てられ、それを質問した3人で分けているそうです。
公明党は、質問者は2人ですが、11人分の紙面が割り当てられます。
自民無所属 3人(15人)
公明 2人(11人)
共産 1人(5人)
維新 2人(5人)
つばさ 1人(4人)
フォーラム 2人(4人)
立憲 2人(4人)
フェア民 1人
れいわ 1人
会派の人数が多いほど、与えられる紙面が大きかったのです。
交渉会派は、紙面も大きく、そのうえ、質問内容に合わせた写真が掲載されていたり、質問文中の用語解説のスペースも与えられています。
大田区の条例にも規則にもなっていないのに、コロナのワクチン接種証明やPCR検査を受けず、夕張市の(個人)視察に行った、という理由で、議会で問責決議。夕張市から、何か求められたわけでもありません。
そういう時には、区議会だよりの1面と最終面に、私の名前を掲載し、でかでかと制裁を加えるスペースは、「臨機応変」に確保しますが、一人会派の質問時間に応じた紙面確保は、されていません。
区民に、奈須りえの議会での発言は、明らかに、届きにくくなっています。
こういう状況は、誰が、誰のために、作ったのでしょうか。
普通選挙の議会制民主主義のしくみも、非公式に多数決で決めると、こういうこともできるのです。
これをフェアな民主主義といえるでしょうか。
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今日、どういう考え方で、紙面の割り振りをしているか、説明を受けましたが、
話を聞いて想ったのは、
たとえば、今回、私が区議会だよりに説明を求めたことで、掲載ルールを変更したようですが
その変更後でも、不公平は残ります。
年4回の議会で、各議会、1000行ずつ質問への紙面が確保されていると説明を受けましたので、年に4000行の紙面が割り当てられます。
これを各議会会派の全人数で割り振るからです。
単純に計算すれば、
50人の議員は、4000行÷50人=一人80行の紙面を割り当てられることになります。
細かい質問時間と行数は、
もう少し丁寧に見ていきたいと思いますが、
今回は、会派が有利な、紙面構成になっているということに気づいたご報告です。
多数で、しかも会派を組んでいると有利な、この議会だよりの紙面の割り振りは
誰が、誰のために、決めたのでしょうか。議員ですか?議会事務局ですか?区長ですか?それとも、、、