大田区議会議員 奈須りえ  フェアな民主主義を大田区から!

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選挙 雑感

2024年10月29日 | フェアな民主主義

今回の選挙は、投票率が上がったらいいと心から思う選挙でした。

よく言われてる、無党派が選挙に行けば、野党の票が伸びるから、ではなく、

投票率を延ばすことで、私たちは、政治に関心が無いわけではないことを示すべきだと思ったのです。

与党も野党も、一見、良いところ悪いところが混在していながら、

結果、グローバル資本の利益を優遇することになっていたので、

言っている事と、効果とが矛盾する、スローガンの羅列は、

見ていると嫌な気持ちになり、政治と選挙への関心を薄れさせるような気がしました。

 

そうなれば、民主主義が形骸化し、権力の思うつぼです。

選挙を通じ、感じたことをいくつか

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「無党派含めた固定票」を固める選挙

政治に関心の低い層へ、政治が呼びかけなくなっているように見えて怖かったです。

近年、街頭での政策の訴えが減っているように感じます。

ネット上で見る、抽象的な言い回しや、加工された画像や映像からは、政策の矛盾の熱量は、伝わってこないかもしれません。

政治に関心の無い層の心に届かなかった結果、投票率が低かったのかもしれません。


政策を見ると

 

物価を自ら上げていた与党が

 

物価高騰対策・所得拡大を掲げていました。



物価を自ら上げながら、政治が関与する所得増は

・事業者への給付
・低所得者への給付
・給食費負担軽減

など、給付で、厳密にいえば、所得増の政策はありません。
そういえば、手取りを増やすという、私が、一昨年から言っていることと

同じ言い回しをするようになっていますが

手取り=収入ー税や社会保険料


社会保険料による増税を決めた与党が
所得増を言うのも詭弁です。

 

政治が所得増を進めるなら
民営化を最公営化し、公務員賃金を民間指標とするため、過度な官民格差是正をやめることで
たとえば、ホワイトカラーの標準賃金を示すことです。

当然、派遣法などの規制緩和を戻さなければなりません。


なにより、今、政府が進めている、

低所得者賃金を「下支えすることになる」外国人労働者受け入れ規制緩和を戻すことで
日本人の建設工事現場等での賃金を上げる必要があります。

政府は、投資家利益を優先してきましたから、そこが言えないのでしょうか。

 

結局は、所得増と言いながら、

中高所得者層から集めた税金を、低所得者への給付や給食費などで、使うことになり

使った分は、
税や社会保険料に上乗せして徴収され、中高所得者層の手取りを減らすことになります。


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野党の言う、夫婦別姓は、憲法や民法上の権利である、婚姻や家族制度を基盤とした制度をどうするかが
無いため、

理念を言っているのか、政策として言っているのか、曖昧でした。


政策だとすれば、憲法を改正するのか否か、今ある、男女を前提とした婚姻に基づく、
相続や税控除など、をどうするか、まず、言うべきです。


とにかく、誰かと一緒に暮らせば、優遇されるというのは


裏を返せば、誰もが受けられる一律の制度化するということで、
今の優遇策は優遇でもなんでもなくなります。

 

それでは、一人で十分な賃金や社会保障制度が整っているかと言えば
そうはなっていません。


先に、個々人の優遇策を奪い
困窮化へ追い込み
最後は、ベーシックインカムへ誘導するのではないかと、心配です。

 

その前にすべきは、
一人当たりの賃金の低下をどうするかで

個人事業主や中小企業の経営者の低所得化、も根底には

「大資本優遇」
「大きくて力のあるものと小さくて弱いものを競争させる」

弱肉強食という、同じ問題があると思います。

「フェア」な競争になっていないですね。


*~*~*~*~

近年、街頭での政策の訴えが減っているように感じます。


ネット上で見る、抽象的な言い回しや、加工された画像や映像からは、
政治のパッション=熱量は、伝わってこないと思います。

 

政治に関心の無い層の心に届かなかった結果、投票率が低かったのかもしれません。



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